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インド占星術と西洋占星術の違い

LINEで質問が来たので、まとめておきます。

インド占星術(ヴェーダ占星術)と西洋占星術は、同じ天体を扱いながらも、理論体系と目的・・・つまり、考え方と基準が異なります。

① サインの基準が違う

西洋占星術
→ トロピカル方式(春分点基準)
季節の始まりを基準にサインを決めます。

これは季節の始まり(春分点)を牡羊座0度とする体系で、地球から見た太陽の運行を基準にしています。

インド占星術
→ サイデリアル方式(恒星基準)
実際の星座位置を基準にします。

実際の恒星の位置を基準にするため、現在では約23〜24度のアヤナムシャ(歳差の補正)が生じます。

そのため、同じ出生データでもサインが変わることがあります。


多くの人が雑誌やテレビの占いで、西洋占星術の太陽星座を基準に
「自分は〇〇座だから、こういう性質」
と、思い込んで長く過ごしてきているため、今さらインド占星術で違う太陽星座を、あなたの星座と言われても、ピンとこない場合が多いと思います。

さらに、ずれは少しなので、サインがずれる場合、だいたい前の星座になります。
牡羊座が魚座になってしまうんです。
乙女座が獅子座になる・・・・・かなりイメージ変りますよね。


② ハウス体系

インド占星術では基本的に
Whole Sign House(全サイン1ハウス制)を使用します。
ラーシチャート(D1)は、サイン=ハウスとして扱われ、支配星の関係性が非常に重要になります。

西洋占星術では、プラシーダスなど複数のハウスシステムが存在し、心理的分析が重視される傾向があります。
そして、サインとハウスは合致しませんよね。
1つのハウスに2つのサインがまたがっていたりします。

しかし、Whole Sign House(全サイン1ハウス制)は、1つの星座まるごとが1ハウス。度数で区切らないのです。

例:ラグナ射手座なら
1ハウス=射手座(支配星:木星)
2ハウス=山羊座(支配星:土星)
3ハウス=水瓶座(支配星:土星)
4室ハウス=魚座(支配星:木星)

…と順番に続き、途中から切られません。丸ごと1部屋。
「サイン=ハウス」になるってことです。
それで、重要なのは「その支配星がどこにいるか」・・・って読みます。

③ 読み方の目的が違う

西洋占星術
・心理分析
・個性や内面の傾向
・自己理解

インド占星術
・人生の流れ
・時期予測(ダシャー)
・カルマ的テーマ

西洋は「自分を知る」方向、
インドは「人生の設計図を読む」方向に強みがあります。

④ 使用する天体が違う

西洋占星術では
天王星・海王星・冥王星なども使用しますが、

伝統的なインド占星術では
肉眼で見える7天体+ラーフ・ケートゥ(ノード)のみを使用します。

 まとめ

西洋占星術は「心理の地図」、
インド占星術は「運命の設計図」。

どちらが正しいというより、見る角度が異なる占星術体系です。

実は、いろいろな占いを「占い」というより学問的な視点で勉強していた(というより調べていた)時、この違いに大きな違和感があったのです。
さきほどの
太陽星座が牡羊座というのはわたしです。
それがインド占星術だと魚座になってしまう。
西洋占星術の太陽星座に慣れ親しんでいただけだった当時は、全然違うやん!って思って、インド占星術への興味が薄れてしまったということもあります。

でも、さらにいろいろ勉強していく(というより知っていく)と、わたしは月は蟹座なんですね。
蟹座と魚座はエネルギーが似ています。

そして、西洋占星術とインド占星術では見る方向が違うから・・・

牡羊座太陽は「人生のスタートエンジン」
魚座太陽は「魂の最終目的地」

みたいな関係かもしれないって考えています。

西洋(トロピカル)は春分から始まる「地球目線の物語」

だから牡羊座は「始まり」「自我の確立」「私はこう生きる」というような人生のエンジン。

インド(サイデリアル)は恒星基準の「魂目線の物語」

魚座は、「溶解」「境界の消失」「個を越える」という、十二サインの終点。

だから、牡羊座 → 魚座 って始まりと終わりで、真逆に見えて、円環の両端だったんです。

・・・って、自分のことは納得でき、その違いが2つの占星術の質の違いであることも、実体験として感じることができました。

でも、乙女座が獅子座になっちゃう人ってどう考えればいいのでしょうか。

西洋:乙女座太陽
・分析的
・調整役
・細部を見る
・「正しくやろう」とする
・目立つより整える

社会的には「ちゃんとしてる人」に見られやすい傾向にあります。

インド(ヴェーダ):獅子座太陽
王様気質
・プライド
・創造性
・表現欲
・中心に立つ

これは真逆に見えます。

でも、乙女座は獅子座の次のサイン。

つまり、獅子座の“自己表現”を乙女が“現実化・整備”するという流れがあります。
だからこのズレの人によくある構造は、
外向き(西洋)では「私は裏方です」「私は調整役です」と生きていても、
魂レベル(ヴェーダ)では「本当は私が主役になりたい」ってケース。

ノード(ドラゴンヘッド/ラーフ)が変わるのをどう考えるか

ヴェーダはサイデリアル方式。西洋はトロピカル方式。
約23〜24度の差がある・・・ってことは覚えたかと思います。

ノードも同じ黄道上にあるから、太陽や月と同じように約23度ずれます。
だからサインが変わることも普通にあります。

でも大事なのはここ!

ノードは常に
☊ ヘッド
☋ テイル
で 180度反対。
だから軸自体はそのまま。「人生テーマの方向性」は変わりません。

ただ
・表現の仕方
・サインの色味
が変わるだけです。

例えば

西洋で
ヘッド:牡羊座
テイル:天秤座

だった人が、

ヴェーダで
ヘッド:魚座
テイル:乙女座

になる場合。

テーマは
「自己確立 vs 他者調整」
から
「感覚・信頼 vs 分析・完璧主義」
に表現が変わる。

でも本質は「 自立軸の課題」という流れの中。

だから「私の魂の方向、変わった!?」って感じるけれど、軸のテーマは似たものを持っていることが多いです。

インド占星術を見るときは・・・

インド占星術(ヴェーダ)では、実は太陽よりラグナ(アセンダント)のほうが重要です。

ラグナ(Lagna)とは?

= アセンダント(ASC)
= 生まれた瞬間に東の地平線に昇っていたサイン

ヴェーダではここが

  • 人生の土台

  • 現実世界での自分

  • 体・気質・環境

のスタート地点。

じゃあ太陽は?というと、西洋では太陽が主役だけど、ヴェーダでは

太陽=魂の光・権威・父・社会的立場

であって、「自分そのもの」ではないという立ち位置です。

ヴェーダでは

1位:ラグナ
2位:月
3位:太陽

くらいの感覚です。特に月は重要。

なぜならヴェーダはダシャー(時期運)を月から読むから。

1️⃣ まずラグナ
2️⃣ ラグナロード(支配星)
3️⃣ 月の位置
4️⃣ ラーフ・ケートゥ軸
を押さえるのが基本です。


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