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アオサノリ培養チャレンジ

現在二次募集中です。
通常は1か月〜1か月半を目処に、水と培養液を入れ替える必要があるそうなので、一次募集で参加した方も続き分、ご購入(実費のみ)いただけます。

>>LINEからご連絡ください


きらら舎では一年を通じて、ウニの受精発生実験を行っています。

昔は、発生の実験は、ただ、受精のメカニズムと卵割から孵化の状態を観察することが目的でした。だから多分、ウニのプルテウス幼生(つまりは孵化後の赤ちゃん)の飼育は目的から外れていて、プルテウスに餌を与えるということはなかったようです。
しかし、最近になって教育機関では発生実験後、お茶の水大学が始めたポケット飼育によって、生徒たちは自分のプルテウスを育てるようになりました。

きらら舎には生物部もあり、ここに参加しているメンバーは発生も重要ですが、それと同じくらいにプルテウスを飼育し、稚ウニに変態させ、稚ウニを数ミリまで育てて水槽デビューさせることが目的だったりします。

稚ウニに変態させるには、波板という石灰藻がついたものがベストではありますが、これを作るには一定の環境(濾過海水のかけ流し等)が必要となり、個人で作るのは現実的ではありません。しかし、きちんと飼育していれば、波板がなくても変態します。
どうしてもきっかけ(トリガー)が欲しい場合は、ライブロックで代用ができます。
ただし「ライブ」なのでいろいろな生物が付着している可能性があるため、ライブロックで変態させた場合は、ウニキラーが発生しないように頻繁な水替えが必要になります。

このライブロックや波板は、稚ウニの餌としても有効です。しかし、アオサも食べます。ただしアオサが採れるシーズンが限られているので、代用としては乾燥ワカメやアオサを水で戻したものとなります・・・が、これを稚ウニはあまり食べないのです。
アナアオサも大きく育ったものはあまり食べないようです。

前置きが長くなりましたが、アオサ(ヒトエグサ)の培養に挑戦しようと思います。

アオサ(本名:ヒトエグサ)

海の生物を室内で飼育しようとした場合、濾過海水か人工海水を使います。キートセラス(浮遊珪藻)は人工海水を利用した培地でも十分に培養できるのですが、多くの藻類は、天然の海水に含まれるミネラルが整っていないと正しく育つことができません。

特にアオサ類では、いろいろな培地で使われている必須ミネラルを添加しても人工海水中では単細胞の状態から成長できないにも関わらず、未滅菌の天然海水や、褐藻や紅藻の抽出液を加えた滅菌海水を培地に用いると葉状体へと分化することがわかっていました。

しかし、そこに関与している物質は特定できないでいました。これを、徳島文理大学の山本教授たちが特定し、さらに、それを人工的に製造することに成功したんです。
この話は文末に書いておきます。

とりあえず、この物質はサルーシンといいます。

「葉状体」 としての意味をもつthallusと、「導く」 を意味するinduceを合わせて作られたそうです。

実際に、いくつかの企業が陸上でのアオサ栽培を行っているというニュースを見て、一般人にも販売してもらえないかと問合せたのが昨年。

しかし、サルーシンの扱いが難しいことと、いろいろな事情によって、それは叶いませんでしたが、山本教授がきらら舎で受精させたウニを育てているキッズたちの教育支援として、アオサ培養キットを作ってくださいました。

まずは2名だけ()、責任をもってこのプロジェクトに参加してくれる人を募集し、一緒にチャレンジしようと思います。
お子様だけじゃなくって、保護者の方の協力も必要です。

営利目的ではないので、実費だけシェアしていただく感じになります。
藻類培養専用の三角フラスコが高いのですが。

※現在は二次募集中です。二次募集ではフラスコはセットせず安価でチャレンジできる仕様にしました。
フラスコが必要な方があれば三次募集で対応します。


培養セット手順(マリンフラスコ付き)

  1. マリンフラスコ(藻類培養専用の三角フラスコ)に海水を900~1000ml入れる

  2. 海藻の種を1本分入れる

  3. 培養液を1本分入れる

  4. 室温23~30度、明暗12時間周期の場所に置いて通気培養(エアレーション)。エアーは1秒に4~5泡くらい。

  5. ライトは白色光(8000~15000lux)

培養セット手順(マリンフラスコなし)

  1. 1L三角フラスコに海水を900~1000ml入れる

  2. エアチューブ(ストーンなし)の先にストローやアクリルパイプをつなげてフラスコの底までさす。
    動くようであれば、キスゴムで固定する。

  3. コンタミをふせぐためにフラスコの口にティッシュを詰める(メラミンスポンジを加工したりするのもいいかも)。

  4. 海藻の種を1本分入れる

  5. 培養液を1本分入れる

  6. 室温23~30度、明暗12時間周期の場所に置いて通気培養(エアレーション)。エアーは1秒に1泡くらい。

  7. ライトは白色光(8000~15000lux)


二次募集ではフラスコはついていません。
1Lの三角フラスコに、ストローかアクリルパイプを先に付けたチューブを底まで挿入し、動いてしまうようであればキスゴムで固定してください。
口はティッシュや、メラミンスポンジをうまく整形して詰めてください。さらにアルミホイルでふたをしておくと安心です。

やってみたい方

温度管理のできる場所、ライトを準備できたらLINEから応募してください。
一応、海水を扱ったことのある方とします。飼育している(したことのある)海水生物について書いてください。

培養中はレポート(時々撮影して、培養日記みたいなものを記録してLINEから報告)を時々でいいので、提出してください。
海洋教育の一環の非営利を条件に譲っていただいているため、きらら舎では利益を載せていませんが、実費はご負担いただきます。
マリンフラスコが高いんですが、これは今後もずっと使っていただけます。
二次募集の分はフラスコがついていません。必要な方へは三次募集で対応します。

約4週間で5mm~1cmの葉状体に成長するそうです。
4週間経過し、大きくなったら水槽に移してさらに培養してみてください。

定期的に種と培養液は購入していく予定です。


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