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【馬券データ分析】関西馬/関東馬 徹底比較 2026 ~西高東低の真実と、関東馬の「狙い目」~

2025年シーズンも終わりを迎えました。 今回は毎年恒例、関西馬(栗東)と関東馬(美浦)の成績比較を行い、1年の振り返りや今後の傾向について考察していきます。

中央競馬では昔から「西高東低(関西馬の方が強い)」と言われますが、2025年のデータを紐解くと、その傾向は終わるどころか、さらに加速していることが判明しました。

しかし、詳細に分析を進めると、ある特定の条件でのみ「関東馬が逆転している」という、馬券データ分析として非常に興味深い事実も見つかりました。

今回は、そのデータの裏付けと、明日から使える評価のポイントについて解説します。



結論:2025年は「関西馬の圧勝」だった

まずは結論からお話しします。 2025年の中央競馬は、例年以上に「関西馬の強さ」が際立った1年となりました。

全体の回収率を見ても、G1レースでの馬券圏内率を見ても、基本的には「迷ったら関西馬の評価を上げる」というのが、「回収率の壁」を超えるための正攻法と言えます。

ただし、「ダートのハンデ戦」と「2歳戦」においては関東馬が健闘しており、ここが回収率を上げるための隠れた狙い目となっています。

それぞれのデータを詳しく見ていきましょう。


【年別データ】止まらない西高東低

まずはこちらのデータをご覧ください。 直近10年間の関西馬/関東馬の単複回収率を年別に集計したものです。

昨年の記事では、「関東の環境改善(坂路改修など)により、関東馬が関西馬を上回る年も近いかもしれない」と書かせていただきました。

しかし蓋を開けてみれば、2025年は関西馬の強さがより色濃く出た年となりました。😅

  • 関西馬(栗東): 単勝回収率 74.8% / 複勝回収率 74.4%

  • 関東馬(美浦): 単勝回収率 68.7% / 複勝回収率 67.1%

回収率ベースで5〜6%の差というのは、馬券収支としては非常に大きな差です。やはり「ベースは関西馬」という認識は、2026年も持ち続ける必要がありそうです。


【G1成績】上位独占する関西馬と、孤軍奮闘の関東馬

この傾向は、最高峰の舞台であるG1レースでも顕著です。 2025年の平地G1クラスで3着以内に来た馬を振り返ってみます。

  • 関西馬: 53頭

  • 関東馬: 18頭

ダブルスコアどころか、トリプルスコアに近い大差です。

G1の馬券圏内の約75%を関西馬が占めています。G1予想においては、「関東馬である」というだけで、少し評価を割り引いて考える必要があるかもしれません。

そんな逆風の中でひときわ輝いたのが、関東の星「マスカレードボール」です!

皐月賞3着、日本ダービー2着、天皇賞(秋)1着、ジャパンC2着。

この馬の活躍がなければ、関東馬の成績はもっと悲惨なことになっていたでしょう。データ分析の観点からは「例外的な存在」として扱うべきかもしれませんが、今後の海外挑戦も含めて応援したい一頭です!


【遠征】京都・阪神の関東馬は「評価を下げる」べき

次に、私が「遠征」と呼んでいる、競馬場ごとの相性データです。 これは移動距離や気候の変化による影響を見るものですが、ここにも明確な傾向が出ています。

2016年以降の10年分のデータを使って、競馬場ごとに関西馬・関東馬の複勝回収率を集計した結果が下の表になります。

結果としては、すべての競馬場で関西馬が関東馬を上回っていますが、その差を細かく見ていくと、函館競馬場と札幌競馬場では比較的結果が拮抗しています。

これは、関西馬のほうが函館・札幌への移動距離が長いことから、移動の疲れによって他の競馬場に比べて関西馬が実力を発揮しにくい状況になっていると考えています。

また、同じ条件で年別に集計しなおしたものが下の表です。

  • 中京・中山・東京: 直近10年、関東馬が回収率で勝った年は一度もありません。

  • 京都・阪神: さらに関東馬にとって鬼門です。出走数自体が少なく、回収率も低迷しています。

関西馬が関東(東京・中山)へ遠征しても結果を出せるのに対し、関東馬が関西(京都・阪神)へ遠征するのは、データ的にかなり厳しい戦いを強いられています。

「京都・阪神での関東馬は、人気馬でも疑う(評価を下げる)」。これだけで、回収率を上げられます。


【要チェック】関東馬が輝く「狙い目」はここ

では、関東馬はもう狙えないのか? というと、そうでもありません。 データを掘り下げると、関東馬が関西馬を逆転しているポイントがいくつかあります。

① ダートのハンデ戦

2025年の重量種別(斤量の決め方)ごとの回収率を見てみましょう。

  • ダート・ハンデ戦

    • 関西馬:単回74.2% / 複回71.1%

    • 関東馬:単回76.4% / 複回71.6%

他の条件では関西馬に負け越している関東馬ですが、「ダートのハンデ戦」においてのみ、単複回収率で上回っています。

これは「関西馬=強い」というイメージが先行してハンデ戦でも過剰人気しやすい一方、関東馬は実力以上に人気を落としやすく、ハンデキャッパーの評価(斤量の調整)によって着順が拮抗した結果、関東馬の回収率が押し上げられているのではないかと考えています。

今後も同じような傾向が表れるか注目です。

② 2歳戦

2025年の馬齢別のデータにも注目です。

「サラブレッド系2歳」において、関東馬の単勝回収率は68.8%と、関西馬(58.4%)を大きく上回っています。 また、複勝回収率も同程度です。

2025年は、早い時期から動ける関東馬が多かった年と言えます。現在続いている「3歳戦」シーズンでも、この傾向が続くか注目です。


まとめ:傾向と対策

今回の分析結果を、明日からの予想に落とし込むと以下の通りです。

  1. 基本戦略: 迷ったら「関西馬」。特にG1や重賞では、人気薄の関西馬を紐に入れるだけで回収率の底上げが期待できる。

  2. 注意点: 「京都・阪神」の関東馬。ここはデータ的に苦戦必至なので、評価を大きく下げるのが無難。

  3. 狙い目: 「ダートのハンデ戦」の関東馬。ここは世間の評価(オッズ)と実力の歪みが起きやすいポイント。

やはり2025年も「西高東低」の壁は厚かったです。美浦トレセンの施設改修の効果が完全に浸透するにはもう少し時間がかかるのかもしれません。😅

今後、この巨大なトレンドがどう変化していくのか。引き続きデータを監視し、変化の兆しがあれば発信していきます。

この記事が、あなたの予想の「根拠」の一つになれば幸いです。


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