【保存版】「外枠有利」の嘘を見抜く。私が3つの視点(馬番・逆馬番・外枠率)を使う理由
競馬データを見ていると、よく「このコースは外枠有利!」という言葉を目にします。
しかし、ちょっと待っていただきたい。
「枠順(馬番)」というファクターを分析する場合は、レースによって出走頭数が異なるため、内枠/外枠の分け方を工夫する必要があります。
例えば、馬番=8番の馬は、18頭立てのレースでは内枠ですが、8頭立てのレースでは大外枠になってしまいます。
私はデータの精度を高めるために、3つの異なる視点(メジャー)を使って枠順の有利不利を判定しています。
今後の分析記事の「前提知識」として、この手法を解説します。
① 通常の馬番(絶対位置)
これは誰もが使う、普通の馬番(1番、2番...)です。
内ラチ(コースの内側の柵)からの物理的な距離を表します。
メリット: 「1番(最内)」がどれだけ窮屈か、あるいは距離ロスなく走れるかなど、「インコースの有利不利」を見るのに適しています。
デメリット: 頭数によって「外枠」の馬番が変わるため、外側のデータがボヤけてしまいます(10番が大外のレースもあれば、真ん中のレースもある)。
▼ データ例(2020-2024 全ダート)

これを見ると、確かに内枠(1番)の数値が低いことは分かりますが、外側はバラつきがあり、少し傾向が掴みづらいです。
② 逆馬番(外からの相対位置)
これが、私の分析における最強の武器です。
「大外」を「1番」として、外から内へ向かってカウントする方法です。

この手法を使うと、頭数が何頭であっても、「一番外側の馬(自分より外に馬がいない馬)」を「逆1番」として抽出できます。
特にダート戦では、砂を被りたくない馬にとって「外に馬がいない」ことは最大のメリットになります。
▼ データ例(2020-2024 全ダート)

ご覧ください。
「逆1番(大外)」の成績が、頭一つ抜けて優秀であることが一目瞭然です。
逆に「逆16番(最内)」は壊滅的です。
「外枠有利」の正体は、実は「大外(逆1番)が有利」だったのです。この事実は、通常の馬番集計では見えてきません。
③ 外枠率(相対エリア)
最後に、全体をざっくり把握するための指標です。
(馬番 ÷ 頭数) で計算し、馬群の中での「割合(%)」で位置を定義します。
内枠: ~33% (内側の1/3)
中枠: 34%~66% (真ん中の1/3)
外枠: 67%~ (外側の1/3)

▼ データ例(2020-2024 全ダート)

①や②の手法では、頭数によって位置が変わる「真ん中の枠(中枠)」の評価が難しくなります。 この「外枠率」を使うことで、内・中・外を公平に3分割して、コース全体のバイアス(傾斜)を正しく把握できるようになります。
結論
私のデータ分析記事では、これら3つの視点をすべてチェックしています。
「通常馬番」で、最内の死角がないか見る。
「逆馬番」で、大外のボーナスがあるか見る。
「外枠率」で、全体的なバイアスを見る。
これらすべてで傾向に矛盾がない時、初めて自信を持って「この条件は外枠だ!」と断言できるのです。
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