愛とは信じること|読書記録
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愛したのが家族だった
/岸田奈美
ドラマ化されると聞きずっと気になっていた本。
この本は、岸田さんの家族のことを書いたエッセイです。
読んでみてまず思ったのは、
岸田さんの行動力の凄さ
高校生で大きな決断をしなければならなかったこと。そしてその決断が、母を苦しめたのかもしれないと責任を負おうとする姿。
自分が今できることは何なのか
そのことを常に考え、それに向かって一生懸命に行動する姿にとにかく心惹かれた作品。
なんだかすごい物語を読んだような気がする。深い。とにかく深い。
そしてやっぱり私は家族についてのエッセイを読むのが好きみたい。
楽しくやらない方が、損だ。
人と同じようにできない自分を、迷惑をかけている自分を、恥ずかしく思ったり、情けなく思ったりしていたのは誰でもない、自分だった。
他人じゃない。全部を自分のせいだと決めつけて、勝手に落ち込んでいたのも、自分だった。でも良太を見てみろ。当たり前のことをうまくやれなくたって、彼の人生うまくいっている。
楽しくやれている。楽しくやらない方が、損なのだ。
うわーっと思った。
そう、何でも自分次第なんだなと。
何でも楽しむ気持ちを忘れたくない。
忘れるから、書く
愛しいなぁ、と思った。そして気がついた。
わたしは忘れるから、書こうとするのだ。
後から、情景も、感動もにおいすらも思い出せるように。つらいことがあったら、心置きなく、忘れてもいいように。
父のときみたいに、もう忘れたりしないように。どうせ後から読み直すなら苦しくないよう、少しばかりおもしろい文で書こうかと。
無意識にわたしは、選択していたのだと思う。
書く人たちの多くは、忘れたくないから書いている。私もその1人だなと思いました。
育児のことも、些細な日常の出来事も。
何でもないことでも後から読み返すと、ああ、こんなこともあったなと温かい気持ちになったり、逆にこんなことも乗り越えたなと思うきっかけになったり。
忘れたくないから私はnoteを書いてるんだと改めて感じました。
愛とは、ただ信じること
愛とは、期待せず見返りも求めずただ信じることだと、わたしは思う。
これは本当にそうだと思う。
特に子育てをしていると感じることが多い。
信じられる=見守ることができる
に繋がると私は思う。
日々口出ししたくなることってたくさんあって。
手助けしたくなることもたくさん。
夫と子どものやりとりに、こうだよ〜と言いたくなることもたくさん。
でも口出さない、黙って見守る。
それで何か新しいことが生まれるかもしれない。
そして、私が信じることと同じぐらい本当に大切だと思うのは見返りを求めないこと。
特に1番近くにいる家族だからこそ、見返りを求めない。
やってあげたんだからという気持ちが少しでもあれば、きっとそれって相手にも伝わってしまう。
そうなると、じゃあこれもしてよ、あれもしてよ。と自分本位になりがち。
だからこそ大切なのは見返りを求めずただ信じること。
でもこれってそう簡単にできることじゃない。
だからこそ、愛がないとできないんじゃないかと私は思います。
好きな自分でいるから、他人に優しくできる
思い返してみれば、好きな自分でいられるときほど、他人に優しくできている。好きな自分でいられるというのは、行動や考えに確固に自信をもっていて、見返りがなくとも愛をわけあたえられる状態だ。自分が幸せでなければ、他人の幸せなんて考えられない。
もうこれも本当にそう。
自分が母になってすぐの頃は、自分を見失いかけて。とにかく子ども。子どもが最優先の日々。
母や妻としてばかり生きていて、なんだか心の突っ掛かりがあって。
そんな時に母でも妻でもない自分としっかり向き合って、何でもない“自分”でいる時間があるからこそ自分を大切にできて、好きな自分でいられる。
そうして初めて自分以外の人を大切にできる。
その時、実際に私もそう感じていました。
だからこそ自分の機嫌は自分でとって自分を好きでいることが大事だなと思っています。
岸田さんは自分が好き?
著者である岸田奈美さんは、自分が好きなんでしょうか?
いつでも好きな自分でいられたんでしょうか?
本当のところはわかりませんが、私は思うんです。
この本を読んでいると、岸田さんはしっかり自分の意思を持って色んな決断をしてきています。それが“自分”を感じられる瞬間なのでは?と。
そうやって自分をしっかり感じられるからこそ、好きな自分でいられるのではないかと思いました。
この本を読んで、すっかりファンになりました。
岸田さんもはじめはnoteを書いていたようですね。
本当にすごいなと思います。
他の本も読んでみたいな〜と思いました!
