妄想日報 4月5日「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」
8:46出勤。
次長は昨日の失敗をまだ引きずっている。
というのは「考えてみたらさ、私ふだん人のことあんまりちゃんと見てないなあと思って」と頻りに反省するから。
ついには「それでね、今更だけど庶務のアヌビスさんって犬なの?」と出し抜けに言い出す始末。「なんか急に疑問になっちゃって」
「え?たしかに顔は犬ですけど…」とこちらも自信がなくなる。
すると、にやにやしたテルさんが
「じゃあさ、『サージェントペパーズ』聴いてもらおうよ」と提案する。
ビートルズのこのアルバムには、最後に犬にしか聴こえない音が収録されているらしい。
悪ノリもあって、お昼に二人でアヌビスさんのところへ行った。そこでノリの良いアヌビスさんと三人で「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」から最後までを聴き「カッコいい!」「やっぱりすごい曲!」「たまに聴きたくなるね」などと口々に言い合った。
デスクに帰ると次長が「どう?犬だった?」と聞くので「わかりませんでした」と返事した。
