「書くことがない…」の正体は、ただの“引き出し空っぽ”かも?
「書くことがないんだよなぁ…」と、パソコンの前でため息をつく午前10時。お昼になっても進まない。夕方になっても白紙のまま。
「えっ、もしかして私って才能なかった?」って不安になったそこのあなた。それ、ただの“インプット不足”かもしれません。
書けないときって、ネタがないんじゃなくて、
引き出しの中が空っぽなだけ。
冷蔵庫に何も入ってないのに「今日の晩ごはん何にしよう…」って悩んでるのと似てます。冷蔵庫、閉めよ?
というわけで今回は、
「なんで書けないんだろう?」と思ったときにまず見直したい、
インプットについて私桐生の思うところをお話していきましょう。
書けないのは才能のせいじゃない

「書けない=才能がない」って、ついつい思いがち。
でもね、安心してください。それ、間違ってますよ!
実際、書けない時期があるのは当たり前。
むしろ順調すぎるほうがちょっと怖い。
なぜなら、書くって出す作業だから。ずっと出してたら、そりゃ中身なくなるよねって話。
例えば、毎日弁当作ってる人がいるとして。
冷蔵庫の中に何も入ってないのに「今日もおかず3品ね!」って言われたら、もはや怒りがわいてきませんか笑?
ライターも一緒です。
書くためには、まず入れる。
心と頭に燃料を仕込まないと、毎日は回りません。
「私は書く人だから、読む暇なんてない!」って思ってるあなた。
かつての私です。
読まずに書こうとして、完全に干からびた経験があります。
枯れた言葉は読者にすぐバレるし、自分でも「あれ、なんか薄っぺら…」って気づいちゃうんですよね。
それにね、面白いことに、書けないときって「何を書けばいいか分からない」状態でもあるんです。
つまり、書きたいテーマや言葉に対する興味や熱が今はちょっと弱まってる。それを無理に引き出そうとしても、ぬるいお茶しか出てこないわけです。
だからこそ、書けない日は「才能のなさ」じゃなく「補給不足」のアラート。
体調崩す前に栄養補給するのと同じで、心の栄養もちゃんと足してあげましょう。
あとこれは大事なことなんですが、「書けないからダメな人間」って自分にレッテル貼らないこと。
書けない時期って、表には見えないだけで、実は内側で何かを育てている時期だったりします。
土の中で根っこが伸びてる時って、外から見たら何も起きてないように見えるけど、実はめっちゃ重要な工程なんですよ。
書くことも同じ。
沈黙の時間や、モヤモヤしてる時間って、実は助走中なんです。
だから、書けないことに焦らず、「あ、今は貯めてる時期なんだな」って思えたら、ちょっとだけ気がラクになるかもしれません。
アウトプットばかりしてると干からびる

「毎日書かなきゃ」ってプレッシャーで、出すばかりになってませんか?
私たちって、つい書くことだけに集中しがちだけど、ずっと出してばかりいると、いつかは中身が空っぽになります。
アイデアも、言葉も、どこかから持ってこなきゃいけないのに、それを忘れてしまう。
私も経験があります。
調子のいいときに毎日更新を続けてたら、ある日急に何を書けばいいのか分からなくなった。
「書けると思ってたのに」
「昨日まではスラスラだったのに」って焦る。
でもそれ、当然なんですよね。
文章って、頭の中にある「感情」「気づき」「知識」「記憶」みたいなものを素材にしてできてる。
その素材が減ってきてるのに、それに気づかず書き続けていたら、そりゃ空回りもするよねって話です。
怖いのは、そういう状態でもなんとなく形になってしまうところです。
言い回しや構成のパターンだけで文章をまとめようと思えば、それなりに読めるものは作れちゃう。
でも、自分でもどこか物足りなさを感じるし、読んでる人にも伝わっちゃう。「あれ?最近なんか浅いかも」って。
それって、自分の中の言葉の源泉がちょっと枯れてきてるサインなんですよね。
じゃあどうするか。
補給するしかない。
ここで大事なのが、「書けない=ダメ」じゃなく、「書けない=一度立ち止まるタイミング」って切り替えること。
休むのって怖いです。走り続ける人を見て「私も止まっちゃいけない」って思っちゃう。
でも、止まることにも意味がある。止まることで、自分の中の空っぽに気づけるし、何を入れたいのかを考える時間ができる。
それって、次に進むための大事なプロセスだと思います。
だからこそ、「最近ちょっと書いてて乾いてるな…」って思ったら、思いきって書く手を止めてみる。
読む・見る・聞く・話す、それを意識的にやって、自分の中に言葉の素をもう一度溜め直す。
それだけで、また書くのがちょっと楽しみになります。
インプットって何すればいいの?

「インプット大事!」って言われても、いざやろうとすると「で、具体的に何したらいいの…?」ってなる人、多いと思います。私もそうでした。
とりあえず本を読めばいいのか?映画?YouTube?インスタ?
それとも本屋で立ち読みしてる人の後ろ姿を観察とか?(これはちょっと怪しい)
というわけで、私がよくやっている、かつ効果があると感じているインプットの方法をいくつか紹介してみます。
知らないジャンルの本や記事を読む
「絶対自分では選ばないやつ」がおすすめ。
ふだん自己啓発本しか読まないなら、料理エッセイとか、サメの生態図鑑とか、逆方向に振ってみる。
そうすると、思考の回路がいつもと違うスイッチを踏んでくれて、新しい言葉が引っかかりやすくなるんですよね。
ちなみに私は以前、輸送コンテナの歴史というめちゃニッチな本からネタが生まれました。
どこに宝が埋まってるか分からないもんです。
会話、雑談、雑談、そして雑談
とにかく、人としゃべる。これが思ってる以上に効果的です。
特におすすめは、自分とは全然ジャンルの違う人。
専門職の友達とか、業界が全く違う人とか。
例えば「ねえ、最近面白かったことって何?」って聞くだけで、予想外の話が飛び出してきたりします。
以前、美容師さんに「最近お客さんってどんな会話してる?」って聞いたら、推しの誕生日にケーキを2つ焼く文化の話を教えてくれて、「え、それについてkwsk!」ってなりました。
会話って、ネタの宝庫なんですよね。特に、自分がへぇ!って思った瞬間があれば、それは書くチャンスです。
まちを歩く、コンビニに行く、耳をすます
散歩しながら、街の看板とか、すれ違う人の会話とか、気にしてみる。
「そんなところからネタ出てくる?」って思うかもだけど、意外と出てきます。
コンビニの張り紙とか、期間限定商品の名前とか、お惣菜コーナーで「これ絶対ネーミング負けしてる…」ってやつとか。
こういうなんかちょっと気になるの積み重ねが、後々の種になります。
インプットって、なにも難しいことじゃなくて、ただ「いつもとちょっと違う」ものに触れてみるだけでいいんです。
しかもそのちょっとが、意外と効く。
書けなかった日が、ネタ帳いっぱいになる日になったりする。
だから、「今日は書けないな…」って思った日は、無理して書くより、仕入れの日にしちゃいましょう。
しかもそれ、けっこう楽しいです。
書けない自分を責める前に、まず補給

「今日、全然書けなかった…」
その一言だけで、自己嫌悪ループが発動する人、挙手!はい、以前の私です。そりゃもう自己嫌悪選手権、4大会連続金メダルなみに自己嫌悪がひどかったんです。
書けない日は、まるでダメな人間認定されたような気持ちになるけど、それ、本当にそうかな?って立ち止まってみてほしい。
そもそも、毎日なにかしら書いてる人って、もうそれだけで偉いんです。
書こうとしてるだけでも充分にエライ。
しかも、「書けないな…」ってちゃんと感じてるってことは、自分の言葉にちゃんと向き合ってる証拠です。
でね、その「書けない」状態って、ネガティブなものじゃなくて、ただ今、在庫切れ中なだけです。
冷蔵庫の中に入ってるものを点検するように、自分の頭の中の引き出しを開けてみる。
・最近、感情が動いた出来事ってあったっけ?
・びっくりしたこと、誰かに話したいと思ったことって?
・あ、そもそもちゃんと寝てた?(これ、地味に大事)
書けないときって、単純に脳が疲れてたり、心がパンクしてたり、集中力が低下してたり。
いわば「今日は炊飯器のスイッチ入ってません」みたいな状態なんです。
そんな日は、「今日は入れる日!」と決めちゃって、のんびり仕入れモードにシフトしましょう。
おもしろかった記事をブクマして読み返すでもいいし、昔の自分のnoteをこっそり見直すのもアリ。
「えっ、私こんなこと書いてたの?」って笑える日もあります(だいたいある)。
あと大事なのは、「今日は書かない」と決める勇気を持つこと。
これ、意外と難しいんですよね。
罪悪感とか、「あの人は毎日投稿してるのに…」って比較モンスターが出てきたり。
でもね、書かない日があるからこそ、書ける日が生まれます。
呼吸と一緒。吸って吐いて。ずっと吐いてたら、倒れちゃうじゃないですか。
だから吸いましょう。深呼吸。脳内に酸素(とネタ)を取り込みましょう。
「今日は書けなかった」じゃなくて、「今日は補給した!」って言い換えるだけで、気持ちちょっと軽くなりますよ。
しかも、お菓子食べてゴロゴロしながらの補給なら最高です(言い訳じゃない)。
書けない日も、ちゃんと進んでる

「書けない日」は、「書かなくてもいい日」。
無理に言葉をひねり出すより、今日はおもしろい何かを取り込む日にしよう。頭の中にちょっとだけ余白をつくって、そこに何が入ってくるかを楽しむ。
そういう日が、あとでちゃんと効いてきます。
まあ、甘いものでもつまみながらね。インプットも血糖値も大事。
お菓子で満たすのも心の栄養ってことにしておきましょ。
書けない自分を責めないで。書けない日は、次にもっと良いものを書くための大切な準備期間なのですから
