フランク・キンズロー博士に聞いた、集中できないときの処方箋①
日本でたくさんの邦訳本を出されている、キンズロー博士。
私も長年愛読してきた。
今日、ついにそのご本人とお会いする日がやってきた。
サイン会に行ったのだが、想像していたような慌ただしいものではなくて。 通された先には椅子が二つ並んでいて、博士の隣にふわりと腰かけることになった。
「何か質問はある? 癒やしが必要なところは?」
まさか、こんなに近くで二人きりの対話が始まるなんて。 不意打ちの贅沢な時間に、用意していた質問はどこかへ飛んでいってしまった。
彼が教えているのは、一瞬で心が整うヒーリング。 QE(クォンタム・エントレインメント)と呼ばれるそれは、ただ「純粋に気づくこと」から始まる、静かな喜びの体験。 意識の深い源にそっと触れる感覚を、私も自分なりに大切にしてきた。そして彼のテクニックをも、自己流でやってきた。
大きな悩みがあるわけじゃないけれど、ふと、最近の自分について聞いてみたくなった。 「あの『気づきのワーク』が大好きなんです。でも、最近どうしても集中できなくて。どうすればいいでしょうか?」
博士は、間髪入れずにこう答えた。
「集中しようとしないことです」
その瞬間、私は苦笑いしながら崩れ落ちてしまった。
昭和風に言えば、ずっこけた。
なんだ、もう!
そんなの分かってる。
頭では、痛いくらい知っていたはずだった。 エイブラムも、他のどんな哲学でも偉人たちの教えでも、みんな同じことを言っている。 自分でブログに翻訳して、なんなら誰かに伝えたりもしてきた。
それなのに、いざ自分のこととなると、すっかり忘れて「どうすれば?」なんて聞いてしまった。
「気づこう、集中しよう」という力みそのものが、一番遠いところに自分を連れて行っていたのにね。
後日、彼のインタビュー動画を見たら、まさにこの点を言っていた。思考を止めようとやっきになってもうまくいかないのが、まさにこの例。
本の中にもあるが、
When you trying to do nothing, you are doing something.
何かをやめようとするために、何かをしている状態、である。
そして彼は、私にそのセッションをミニ体験版として施術してくれることになった。私は忘れていたのだが、これはただのサイン会ではなく、有料オプションがついていて、私は詳細を気にせず料金を払っていたのだけど。
つづく
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