フランスのカフェは大好きだけど。。。
フランスのカフェ文化が好きな人は多いと思う。
私もその一人。
でも、今回の滞在で、ひとつだけ強烈に引っかかったことがあった。
小さなカルチャーショックと、忘れられない“空気の記憶”。
フランスでは、一日に二度はカフェに座ってエスプレッソを飲んでいた。
入る前に店内をのぞき、エスプレッソマシンがあるかを確認する。
それを怠ると、「ごめんなさい、エスプレッソはないんです」と言われることがある。コーヒーの味は、私たちの口に合わないことも多い。
でも、ホイップクリームが山盛りだったりして、それはそれで楽しかった。

ヨーロッパのカフェが好きなのは、小さな丸テーブルで横並びに座り、道行く人を眺めて過ごす時間を誰もが大切にしているから。
日本やアメリカでは、店内でパソコンを開いて仕事をしている人が多く、
ここはオフィスか?と思うことも少なくない。ヨーロッパでは、みんなただ喋り、眺め、時間を味わっている。
フランスのカフェのテーブルには、たいてい灰皿が置かれている。それ自体は、どこか懐かしいし、匂いもそこまで気にしない。
でも衝撃だったのは、喫煙者が手にしているタバコのパッケージ。
黒くて、グロテスクな写真。ヨーロッパの警告表示が強烈なのは知っていたけれど、ここまでとは思わなかった。ドイツでもイタリアでもここまでホラーなのは見たことがない気がする。赤と白のマルボロが、ここでは黒くてグロい写真つき。国民はもう慣れっこになってるのかもしれないけれど、見ちゃった私のテンションが落ちた。
もし私が喫煙者だったら、間違いなくシガレットケースを使っていたと思う。
喫煙しない私だけど、20代の頃は日本でも海外でも、周囲のタバコの煙の中で生きていた。気にならなかったわけじゃない。でも、選択肢がなかった。
アメリカに来て、特にフロリダで暮らすようになって、私はタバコの匂いから解放された。空気が美味しいというのは、こういうことかと、あとから気づいた。
私は20代のころ、日本でも海外でも、周りの人たちのタバコの煙を吸って生きてきた。気にしないと言えばウソになるけど、当時は、それしか選択肢がなかった。
でも、時代の変化もあったのか、アメリカに来たタイミングで、私はタバコの匂いから解放された。特にフロリダは、空気がとても美味しい。禁煙エリアが徹底されていて、周囲で吸う人もほとんどいない。考えてみれば、それってすごくありがたいことなんだなあ、としみじみ思う。
旅の途中で知ったのだけれど、フランスでは7月1日から、ビーチや公園、学校周辺などが禁煙になるらしい。ただし、カフェの外席は除外。それはそうだろう、と少し笑った。
そしてもうひとつ。
今回、数えきれないほどのカフェやレストランに入ったが、なぜかBGMはアメリカの80年代ポップスばかりだった。
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