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乳がんと診断されて(アマゾネスのように愛される)

約1年ぶりに画面越しに再会したお客様が、ポツリポツリと語ってくれたある出来事に、私は激しく心を揺さぶられた。 彼女自身が「宝物」と呼ぶその体験は、あまりにも純度の高い愛に満ちていた。こうしてシェアさせていただくことを快く承諾してくださった。

彼女はかつて、私のセッションを通じて自分の内側を整え、喜びの循環の中に身を置く感覚を掴みかけていた。そんな人生の転機とも言えるタイミングで、健康診断のブースから、乳がんという予期せぬ現実を突きつけられた。

当然、世界は一瞬で色を失った。深い不安と恐怖の底で、どれほど苦しい夏を過ごしたことだろう。 命に関わる大きな選択。乳房を全摘するのか、あるいは部分切除で済ませるのか。過酷な問いを突きつけられながらも、彼女は必死に自分の中心へと意識を戻し、静かに現実と向き合い続けていた。その強さに、私はただ深い敬意を抱く。

けれど、現実に立ち向かう彼女の隣には、圧倒的な安心感で彼女を包み込むパートナーの存在があった。

乳房を失うかもしれないという恐怖に震える彼女に、ご主人は静かにこう語りかけたという。

「アマゾネスの女性戦士を知っているかい? ギリシャ神話の戦士たちは、弓を射やすくするために、自ら右の乳房を切り落として戦ったと言われている。 もしそうなったとしても、それは君が勇敢に人生と闘っている証なんだよ」

その言葉は、形が変わろうとも揺らぐことのない、文字通りの「無条件の愛」だった。どんな姿になろうとも、さらに深い敬意を持ってあなたを愛し続けるという、魂の約束。

私はこの話を聞いたとき、胸の奥から熱いものが溢れて止まらなかった。

誤解してほしくないのは、これは単に「素晴らしい旦那様に出会えて良かったね」という美談ではないということだ。この優しい世界を創り出したのは、他の誰でもない、彼女自身である。彼らが二人で紡ぎ、共創してきた世界の現れなのだ。

幸いなことに、彼女は早期発見だったため全摘手術を免れた。 けれど、この試練のプロセスを通じて彼女が手に入れたのは、単なる病状の安心だけではない。何があっても揺るがない「真実の愛」という、人生の何にも代えがたい宝物だった。

不安の波に呑まれそうになりながらも、必死に愛と調和の意識に踏みとどまり続けた彼女だからこそ、この最高密度の愛をそのまま受け取ることができたのだと思う。

私たちは、理想の相手を引き寄せて終わりではない。 そこからどんな世界を一緒に創り上げていくか。その想像力の尊さと愛の底力を、彼女の物語が教えてくれた。



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