ラクしながら愛される人になる、という選択
今回の日本帰国も、いつものように細かいスケジュールは立てずに出発した。
母に会うことが一番の目的だけれど、義父の介護の状況もあるのでガチガチに予定は組まない。「その時のタイミングを信じて受け取る旅」にしてみようと思ったのだ。
結果は……まさに「宇宙にゆだねて大正解!」の連続。
ふらりと母を訪ねると、奇跡的にヘルパーさんが現れて一緒に外出できたり、急な予約がすんなり取れたり。友人と会う日はなぜか決まって快晴で、一人で過ごしたい静かな時間もしっかり守られた。
子どもが小さかった頃の里帰りは、「明日はどこへ連れて行こう?」と毎日がプランニングの連続だった。あの頃は“お母さん”としての時間を精一杯楽しんでいたけれど、今の私は「ノープランで流れに乗る旅」がすっかりお気に入りだ。
本当は、旅だけでなくパートナーシップも同じなのかもしれない。
つい最近、友人から「せっかく念入りに旅行の計画を立てたのに、旦那さんに『詰め込みすぎだ』と怒られて落ち込んだ」という話を聞いた。良かれと思って頑張ったのに報われないなんて、切ないなぁと思う。
実は私も、今の夫と付き合い始めた頃は、価値観の違いに戸惑ったり「本当に大切にされているのかな?」と不安になった時期があった。
けれど、相手をコントロールしようとしたり、「私ばっかり頑張っている!」と無理をするのをやめてみたのだ。旅の予定をぎゅうぎゅうに詰め込むのをやめたように、パートナーシップでも「自分を心地よく整えて、あとは相手の愛を信頼して委ねる」という選択をしてみた。
すると、彼の中にあった優しさや愛情が、私好みの形でどんどん引き出されていったのだから面白い。
旅行も、パートナーシップも。 「なんとかしなきゃ!」と力むのをやめて、流れと相手のポテンシャルを信じて任せてみると、驚くほど楽で、スムーズで、もっと楽しくなる。不満や違和感に飲み込まれそうになったら、ただ“今ここ”の自分の心地よさに戻ること。
何かをコントロールしようと必死になるより、ラクに、軽やかに流れに乗るほうが、人生はずっと愛おしい世界を見せてくれる気がしている。
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