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批評家絶賛のユ・テオ主演の韓国映画『Past Lives』を観て思い出した。復縁なんて本当は簡単!





近所の映画館で話題の韓国映画『Past Lives』が上映されていた。つきあいで観に行ってきた。セリーヌ・ソン初監督作品。
子どものころに深い絆でつながれていた韓国の男女が、家族の国外移住によって離れ離れになった後、大人になり再会する物語を描いたロマンス映画、だそうだ。メタクリティックのスコアは94点、ロッテン・トマトは97%。と、ものすごく評価が高い。

観終わった後の率直な感想は、俳優のユ・テオがとってもキュートでファンになりそう。


子どものころの初恋の相手と、大人になって再会する。

とてもシンプルな設定だけれど、きっとこの映画を観た人の多くが、どこかの場面で“自分の記憶”に重ねて、思わずキュンとするんじゃないかな。

かつて好きだった人。言葉にはしなかった想い。届かなかった気持ち。心の奥にそっとしまっていた記憶。それらがふとよみがえるような、感覚。



昔の恋人との再会

今の時代、ネットやSNSを駆使すれば、初恋の人や、かつて付き合っていた人、一方的に好きだった人さえも、探し当てることは不可能でなくなってきている。

もちろん、難しい場合もあるけれど、少なくとも数百年前のように、
「手紙が途中で紛失して連絡が途絶えた。居場所が分からない」という時代に比べたら、【再会のチャンス】は現実的なものだし、そういう話もしょっちゅう聞く。

私も再会したことがある。私のパートナーも、つい数カ月前に単独でスキー旅行に行ったとき、昔の恋人と再会したそうだ。30年近く前につきあっていたという彼女の話は聞いていた。彼女にはすでに孫がいるし、幸せな家族を築き、ビジネスでも大成功しているとのこと。互いにハッピーな場所にいるからこそ、楽しい再会ができる。だから、よかったね!と心から思った。

もちろん、“愛されてる実感”や“信頼”が十分にあるからこそ、そう感じられたたこともあると思うけど。
私自身も20年以上前につきあっていた元彼からSNSを通じて連絡を貰うことがある。興味も未練もないので再会することはないけれど、初めて連絡を貰ったときは感動した。一方的な別れで傷つけたので、相当恨まれていると思ってたからだ。


 



実は復縁なんて簡単


自分や他人を見てつくづく思うのは、別れたあとに未練タラタラになるのって、圧倒的に男性のほう。ということ。映画やドラマでもそんなシーンが多いかもしれない。「女性は上書き保存、男性はフォルダ保存」という言葉を見たときには、思わず「それ!」と声が出そうになった。

だからこそ、もしあなたが女性だったら、復縁なんて、本当に簡単。
私もそれが裏目に出て、同じ人と何度も復縁したことがある。そのたびに辛い思いをして別れてしまったけれど、周囲を見ても同じことをしてる人たちが多かった。

ただし、復縁が簡単に叶いやすいのは、相手が重たくなかった場合。

別れたあとに執着を手放して、自分で自分を満たすことができる人ほど、自分を去った相手から声をかけられることが多い気がする。


幸せな思い出に浸ると老けない!?


あなたは、過去を思い出すのが好き?人生の中で「一番幸せだった時期」が
どこか過去にあるような気がして、そこに戻りたい…と思ったことはありますか?

楽しかった学生時代を懐かしんで、昔の友達と連絡を取ったり、思い出話で盛り上がるのが好き、という方も多いかもしれない。私は過去を振り返らない性格なので、卒業アルバムも開いたことがほとんどないし、母が断捨離してしまった。しかもここ数年は特に、「今を大切にしながら、望む未来にフォーカスする」という意識で生きているので、過去の振り返りは減ってきている。

そんな中で目にしたのが、【昔話ばかりする人が、実は「老けない」という衝撃】という、衝撃的なコラム。それによると、懐かしい写真や、昔使っていた馴染み深いものなどに触れながら、そのときの経験や思い出を語り合うことで精神的な安定感が得られる。その結果、認知機能に良い影響を与えるんだそうだ。

もちろん、映画の主人公たちは若いので、認知症の話題とは無縁といえ、
過去ばかり見て前進できないことが、時間を無駄にしてるわけでもない。ということに、改めて気づけた文だった。

過去の幸せな時間を眺めて純粋な喜びを感じるって、確かに心が温かくなる。


 

この映画で泣く人の特徴


私のもとにもこれまでに何度か、海外に住むかつての恋人や、昔のデート相手からSNSを通じてメッセージをもらうことがあった。と書いたけど、そのことで感情が揺れたことは確かにあった。再び連絡を取り合えたことに“縁”のようなものを感じたり。再会というものについて、考えたときもあった。40代の頃だったけど。

でも、そういう気持ちになるときは、人生が少しうまくいっていなかったり、心のどこかが不安定になっているときだった。少なくとも私の場合。

だからこそ、復縁や再会って、タイミングでもあると思う。

この映画を観て、心が動かされたなら、【今】に満ち足りなさを感じている時期なんじゃないかな、と思うのだけど、どうだろう?

私も、ある場面で少し涙ぐんでしまったけど、それは「今の私が共感した」からではなく、過去の私が共感していた記憶を思い出したから。

当時の私の切なさが、ふと胸に広がってきた。そういう意味でこの作品は、
いろんな時代、いろんな経験を持つ人が、それぞれの角度から感情を重ねることができる映画だと思った。


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