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復縁よりも大切なもの

去年、恋愛で大きな傷を負ったことを話してくださった方がいた。 どう考えても相手に非があり、別れは避けられなかった。そのとき私は、「きっとまた相手から連絡が来るはず」とお伝えした。 数日前、「年末に、本当に連絡があったんです」と、その方からメールが届いた。別れてから、ちょうど半年後のことだった。

別れたあとで相手から連絡が来るパターンを、自分の体験や周囲の話から知るようになった。その共通点を押さえると、復縁そのものは、思われているほど難しいものではない。 とはいえ、連絡が来ることと、復縁すること、幸せになることはまったく別。

そんなことを考えていた矢先、私のもとにも、かつての恋人からメッセージが届いた。 20代の頃、北欧でひどい別れ方をした相手。長く罪悪感を抱えていたけれど、数年前に「あのときはごめんね」と連絡が来たとき、自分がとっくに許されていたと知って涙がこぼれた。 そこできれいさっぱり清算できたのは、感謝と赦しの意識が強まってきていたタイミング。

ただ、その後も毎年連絡は来たけれど、少し重く感じるようになってしまった。昨日届いたメッセージも、もう開くこともないと思う。

元恋人たちからの連絡は、いつも理由が分からない。もし今の私が孤独で、過去にしがみつきたくなる状態だったら、返事をしてしまったかもしれない。 互いのタイミングが重なれば、それが「運命」に見えることもある。 でも「本当の幸せはそこにない」という声が聞こえるなら、そちらを信じる強さが欲しい。その選択ひとつで、これからの現実は大きく変わる。

過去の私はそこで悩み、まわり道をした。 迷子になって泣いた世界も、今振り返れば愛おしくはあるけれど。

復縁というテーマが目の前に現れたとき、どちらを選択するのか。 譲れる部分とそうでない部分だけを見ていると、ピュアな愛からは分離していく。自分との境界線を引くことも、また同じくらい、自分を愛するための大切な決断。



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