保存版|料理人が作る、夏の冷やし茶漬け8選
鮭、梅、鯖、薬味まで。暑い日にさらっと食べられる冷たい和ごはん
夏の食欲がない日に、冷たい出汁をご飯にかける

夏は、食べることそのものが少し重く感じる日があります。
暑くて台所に長く立ちたくない。
白ご飯はあるけれど、普通に食べる気分ではない。
そうめんばかりでは物足りない。
でも、揚げ物や炒め物を作る元気もない。
そんな時に使いやすいのが、冷やし茶漬けです。
茶漬けというと、熱いお茶や出汁をかける印象があります。
けれど夏は、冷たい出汁を使うだけで、食べやすさがぐっと変わります。
大切なのは、出汁を薄くしすぎないこと。
冷たい料理は、温かい料理よりも味を感じにくくなります。
だからといって濃くしすぎると、後味が重くなる。
出汁の香り、少しの塩気、具材の旨み。
この三つが整うと、冷たい茶漬けは夏の食卓にとても合います。
今回は、家庭でも作りやすい冷やし茶漬けを8種類まとめました。
冷やし茶漬けの基本出汁

基本の冷やし出汁
出汁 400ml
薄口醤油 小さじ1〜2
塩 少々
出汁は冷蔵庫でしっかり冷やしておきます。
味は濃くしすぎず、具材の塩気を考えて整えます。
ご飯は、熱々よりも少し粗熱を取ったものが食べやすいです。
冷水で洗うとさらっとしますが、米の甘みは少し抜けます。
家庭では、温かいご飯を少し冷まして使うくらいでも十分です。
1. 梅しそ冷やし茶漬け

味つけ目安
冷やし出汁 180ml:梅肉 小さじ1:薄口醤油 少々
具材
ご飯
梅肉
大葉
白ごま
刻み海苔
すだち少々
作り方
ご飯を器に盛り、梅肉、大葉、白ごま、刻み海苔をのせます。
冷やした出汁を静かに注ぎます。
好みですだちを少し搾ります。
料理人目線のポイント
梅は酸っぱくするためではなく、後味を軽くするために使います。
梅干しによって塩分が違うので、最初から入れすぎないことが大切です。
2. 焼き鮭冷やし茶漬け

味つけ目安
冷やし出汁 180ml:薄口醤油 小さじ1:塩少々
具材
ご飯
焼き鮭
白ごま
刻み海苔
大葉
わさび少々
作り方
鮭は焼いて、骨と皮を取り、粗くほぐします。
ご飯に鮭、白ごま、刻み海苔をのせます。
冷やした出汁をかけ、好みでわさびを添えます。
料理人目線のポイント
鮭は細かくしすぎないことです。
少し身の存在感を残すと、冷たい出汁をかけても旨みがぼやけません。
3. 鯖缶生姜冷やし茶漬け

味つけ目安
冷やし出汁 180ml:鯖缶 1/3缶:醤油少々
具材
ご飯
鯖水煮缶
生姜
白ごま
刻み海苔
葱少々
作り方
鯖缶は汁気を軽く切り、身を粗くほぐします。
ご飯に鯖、生姜、白ごま、刻み海苔をのせます。
冷やした出汁を注ぎ、醤油を少し加えて整えます。
料理人目線のポイント
鯖缶の汁を入れすぎないことです。
旨みはありますが、多すぎると魚の香りが強くなります。
生姜を加えると、後味が軽くなります。
4. しらす薬味冷やし茶漬け

味つけ目安
冷やし出汁 180ml:薄口醤油 少々:塩少々
具材
ご飯
しらす
大葉
茗荷
白ごま
すだち少々
作り方
ご飯にしらす、大葉、茗荷、白ごまをのせます。
冷やした出汁を注ぎます。
仕上げにすだちを少し搾ります。
料理人目線のポイント
しらすに塩気があるので、出汁の味は控えめにします。
薬味は多すぎるとご飯より香りが前に出るので、少量をふんわりのせるくらいが合います。
5. 鯛風ごまだれ冷やし茶漬け

味つけ目安
練りごま:出汁:薄口醤油:みりん=1:3:0.5:0.5
具材
ご飯
鯛の刺身、または白身魚
白ごま
大葉
刻み海苔
わさび少々
作り方
練りごまに薄口醤油、みりんを合わせ、出汁で少しずつのばします。
ご飯に鯛、白ごま、大葉、刻み海苔をのせます。
冷たいごまだれ出汁をかけます。
料理人目線のポイント
練りごまに出汁を一気に入れないことです。
少しずつのばすと、なめらかに仕上がります。
ごまだれは濃くしすぎず、白身魚の味を残すくらいが上品です。
6. トマト出汁冷やし茶漬け

味つけ目安
冷やし出汁 180ml:薄口醤油 小さじ1:刻みトマト 大さじ2
具材
ご飯
トマト
大葉
白ごま
すだち
黒胡椒少々
作り方
トマトは細かく刻みます。
ご飯にトマト、大葉、白ごまをのせます。
薄口醤油で整えた冷やし出汁を注ぎます。
好みで黒胡椒を少し振ります。
料理人目線のポイント
トマトは出汁と相性が良い食材です。
細かく刻むと出汁となじみ、酸味がやわらかくなります。
薄口醤油を使うと、夏らしい明るい仕上がりになります。
7. オクラ梅おかか冷やし茶漬け

味つけ目安
冷やし出汁 180ml:梅肉 小さじ1:かつお節 少々
具材
ご飯
オクラ
梅肉
かつお節
白ごま
刻み海苔
作り方
オクラはさっと茹でて小口切りにします。
水気をしっかり切ります。
ご飯にオクラ、梅肉、かつお節、白ごまをのせます。
冷やした出汁を注ぎます。
料理人目線のポイント
オクラの水気を切ることが大切です。
水分が多いと出汁が薄まり、味がぼやけます。
梅とかつお節を合わせると、さっぱりしながら旨みも出ます。
8. 塩昆布わさび冷やし茶漬け

味つけ目安
冷やし出汁 180ml:塩昆布 5g:わさび少々
具材
ご飯
塩昆布
わさび
白ごま
刻み海苔
三つ葉少々
作り方
ご飯に塩昆布、白ごま、刻み海苔をのせます。
冷やした出汁を注ぎます。
仕上げにわさびを少し添えます。
料理人目線のポイント
塩昆布は旨みも塩気も強いので、入れすぎないことです。
わさびは混ぜ込まず、少しずつ溶かしながら食べると香りが立ちます。
冷たい出汁があると、夏のご飯は少し楽になる

冷やし茶漬けは、難しい料理ではありません。
ご飯に具材をのせる。
冷たい出汁をかける。
薬味やごまを少し添える。
それだけでも、夏の食卓に合う一杯になります。
大切なのは、具材の水気を切ること。
出汁を冷やしておくこと。
味を濃くしすぎないこと。
薬味を入れすぎないこと。
このあたりを少し意識するだけで、家庭の冷やし茶漬けはかなり食べやすくなります。

梅で軽く。
鮭で旨みを足す。
鯖缶で満足感を出す。
しらすでやさしく。
ごまだれで少し濃厚に。
トマトで夏らしく。
オクラでとろみを足す。
塩昆布とわさびでさらっと締める。
暑い日、食欲が落ちた日、白ご飯が少し余った日。
冷たい出汁を用意しておくと、夏のご飯は少し楽になります。

