小1は、夏休み明けがいちばん危ない。9月に起きること【元小学校教師16年】
『……9月、大丈夫かな』
……この不安、当たっています^^;
4月は、なんとか乗り切った。
1学期は、楽しく通えた。
「夏休み、楽しかったもんね」
「9月からも、大丈夫でしょ」
そして、
始業式の朝に、動かなくなるんですよね😢
わたしは、9月の教室を16年見てきました
わたしは元小学校教師です。
16年間、担任をしていました。
⭐ そして、はっきり書きます。
小1でいちばん心配なのは、4月ではありません。
⚠️ 9月です。
⭐ 4月は、全員が同じスタートです。
⚠️ 全員が不安で、全員が初めて。
⭐ でも、9月は違います✨️
今日は、その理由から書きます。
「小1の壁」は、9月にもう一度きます
⭐ 「小1の壁」は、4月で終わりだと思われがちです。
⚠️ でも、実際にいちばん多いのは、9月の相談でした。
・4月の壁 … 全員が初めて。周りも同じ
・9月の壁 … 40日離れて、1人で戻ることになる
そして、9月のほうが、親も油断しています。
⚠️ 「4月を乗り切ったから、大丈夫」と思うのでです💡
(小1の壁の全体像は、こちらに書きました
https://note.com/kish_bansou/n/n9a1ade2259d9 )
ズバリ、40日は「忘れる」には十分な長さです
まず、いちばん大事なところです。
⚠️ 小1にとって、40日は非常に長いです。
何を忘れるか、具体的に書きます。
・学校の生活リズム(45分すわる、時間で動く)
・友達との距離感(誰と遊んでいたか)
・教室での自分の位置
・「学校は楽しかった」という感覚そのもの
⚠️ とくに、4つ目です。
1学期の楽しさは、40日で薄れます。
代わりに残るのは、しんどかったことのほうです😢
(人は、いやだったことのほうを覚えています)
つまり——
9月は「初めて」ではなく「戻る」んです。
そして、戻るほうが難しいことがあります。
大丈夫です。
先に知っておけば、手が打てます☺️
9月に、教室で実際に起きること
毎年、同じことが起きていました。
・始業式の日に、休む子が出る
・9月の第1週に、泣く子が増える
・給食が食べられなくなる子がいる
・友達関係が、組み替わっている
4つ目が、いちばん見落とされます。
40日で、友達関係は変わります。
・夏休みに、別の子と遊んだ
・習い事で、新しい友達ができた
・引っ越しで、いなくなった子がいる
7月に仲がよかった子と、9月に離れることは、普通にあります。
そして、小1はそれを言葉にできません。
「学校、行きたくない」としか言えないんです💡
家でやること、3つです
✅ 1. 8月20日から、朝を戻す
これが、いちばん確実です。
9月1日から戻そうとしないでください。
間に合いません。
⭕ 8月20日ごろから、少しずつ。
・起きる時間を、毎日10分ずつ早める
・朝、カーテンを開ける
・朝ごはんを、学校の日と同じ時間に
寝る時間からではなく、起きる時間からです。
朝が戻れば、夜は勝手についてきます✨️
(生活リズムの戻し方は、別記事に書きました)
✅ 2. 「9月にやること」を、1つだけ楽しみにする
不安を消そうとしないでください。
「大丈夫だよ」は、効きません。
⭕ 代わりに、9月に楽しみなことを1つ作ってください。
・新しい水とう
・9月から使う、新しいえんぴつ
・「運動会、何やるんだろうね」
・「◯◯くんに、これ見せる?」
4つ目が、いちばん効きます。
「誰に会うか」を、思い出させる。
学校は、場所ではなく人です💡
✅ 3. 始業式の朝を、いちばん軽くする
9月1日の朝に、予定を詰めないでください。
⭕ その日だけ、こうしてください。
・いつもより、15分早く起こす
・朝ごはんは、好きなものにする
・持ち物は、前の日に全部そろえておく
・そして、送り出したあと、こちらも気にしすぎない
4つ目です。
親が心配そうな顔をしていると、その子は気づきます。
「いってらっしゃい」を、いつもより軽く言う。
これだけで、変わります✨️
「行きたくない」と言われたときの、9月の対応
9月は、少しだけ対応を変えてください。
理由は、40日離れたあとだからです。
⭕ 具体的には、こうです。
・4月 … 「みんな同じだよ」が効く
・9月 … 効かない(周りは戻っているように見えるので)
だから、9月はこう言ってください。
> 「久しぶりだから、しんどいよね」
「久しぶり」を、認める。
「4月はできてたじゃない」は、絶対に言わないでください。
その子は、できていた自分と比べて、さらにつらくなります😢
⭕ そして、こう足してください。
> 「1週間だけ、がんばってみよう。
> 1週間たったら、また話そう」
期限を、区切る。
「毎日行きなさい」だと、終わりが見えません💡
様子を見ないほうがいい場合
ここは、はっきり書きます。
次の場合は、9月中に学校へ連絡してください。
・朝の腹痛・頭痛が、1週間以上続いている
・夜、眠れない日が続いている
・「学校の話をしないで」と言う
・特定の子の名前が出て、行きたがらない
・食欲が、明らかに落ちている
「9月だから、そのうち慣れる」で、様子を見すぎないでください。
9月に長引くと、10月・11月まで続くことがあります。
早いほうが、確実に軽く済みます。
⭕ 担任には、こう言えば十分です。
> 「夏休み明けから、行きしぶりがあります。
> 教室での様子を、見ていただけますか」
これだけで、担任は見ます☺️
(学校への伝え方は、別記事にまとめました)
元担任として、正直に書いておきます
9月1日の朝、
教室で子どもたちを待っていると、毎年思うことがありました。
4月より、緊張しました。
4月は、全員が初めてです。
だから、こちらも全力で迎えられます。
でも、9月は違います。
「もう慣れているはず」という空気があります。
学校にも、家にも、です。
そして、そこで戻れない子は、誰にも言えなくなります。
あるとき、
9月に休みがちになった子がいました。
理由を聞いても、言いませんでした。
10月になって、やっと話してくれました。
「なつやすみに、みんなであそんでたのに、
ぼくだけよばれなかった」
学校の話では、ありませんでした。
夏休み中に起きたことでした。
そして、それは学校では見えません。
そのとき、思いました。
9月の「行きたくない」の原因が、
学校の中にあるとは限らない。
それから、
9月の最初の1週間は、必ず全員と1回は話すようにしました。
内容は、なんでもいいんです。
「夏休み、どこか行った?」だけ。
そこで、出てくることがありました💡
あくまでも私の考えですが、
9月の小1に必要なのは
がんばらせることではありません。
「久しぶりだから、しんどい」と、認めてもらうことです☺️
不安で大丈夫です。
9月に休んでしまっても大丈夫です。
わたしなんて、16年9月を迎えてきたのに、
始業式の前の日はいつも眠れませんでしたから^^;
今日、1つだけやってみましょう。
起きる時間を、10分だけ早くする。
寝る時間からではなく、朝から。それだけです☺️
今日はここまでです☺️✨️
【CTA・1つだけ】
実際に「行きたくない」と言われた朝は、順番があります。
朝の30分の手順と、休ませる基準を書きました👇
朝、学校に行きたがらない日の対応(¥500)
https://note.com/kish_bansou/n/n9e25c527625f
