いじめのサインは、聞いても出てきません。家で気づける4つ【元小学校教師16年】
『……もしかして』
……この不安は、しんどいです^^;
学校の話をしなくなった。
持ち物が、なくなる。
朝、おなかが痛いと言う。
「学校で、なんかあった?」
「いじめられてない?」
「言いなさい、力になるから」
そして、
「べつに」で終わるんですよね😢
わたしは、教室でいじめを見つける側でした
わたしは元小学校教師です。
16年間、担任をしていました。
そして、正直に書きます。
担任は、全部は見えていません。
35人を、1人で見ています。
⭐ そして、いじめは、大人がいないところで起きます。
・休み時間の、教室のすみ
・登下校の途中
・トイレ
・オンラインのやりとり
⚠️ とくに、最後です。
担任には、まったく見えません。
つまり——
家のほうが、先に気づけることがあります💡
今日は、そこから書きます。
ズバリ、聞いても出てきません
まず、いちばん大事なところです。
「いじめられてない?」と聞いても、
たいてい「べつに」と返ってきます。
⭐ 理由は、3つあります。
① 親を心配させたくない
② 言ったら、大ごとになると思っている
③ 自分にも悪いところがあると思っている
⚠️ ③が、いちばん多いです。
「言い返せなかった自分が悪い」
「怒らせるようなことをした自分が悪い」
そう思っている子は、言いません。
そして——
「いじめ」という言葉自体が、重すぎます。
⭐ 本人は、そこまでの言葉だと思っていないことも多いです。
だから——
言葉で聞くのではなく、様子で見てください☺️
家で気づける4つ
教室で見てきたことから、書きます。
① 持ち物
いちばん、はっきり出ます。
・ものが、なくなる(1回ではなく、続く)
・こわれて帰ってくる
・くつ・上ばきが、汚れている
・体操服が、しわくちゃで返ってくる
⚠️ 「続く」がポイントです。
1回なら、事故です。
⭐ 何度も続くなら、確認してください。
② お金・持ち出し
⚠️ これは、緊急度が高いです。
・家のお金が、少しずつなくなる
・「なくした」と言うことが増える
・お菓子・カードなどを、やたら持っていく
⭐ このサインが出たときは、様子を見ないでください。
その日のうちに、学校に連絡してください💡
③ 体と、朝
・朝、おなか・頭が痛いと言う(休日は元気)
・寝つきが悪い
・夜中に起きる
・食欲が落ちた
⭐ 「休日は元気」がポイントです。
⚠️ これは、行きしぶりの入り口でもあります。
(別記事に書きました)
④ 言葉と、話題
・学校の話を、まったくしなくなった
・特定の子の名前が、急に出なくなった
・逆に、特定の子の名前だけ何度も出る
・「べつに」「もういい」が増えた
⭐ 3つ目です。
「◯◯くんが」と何度も出るのに、
その内容がいつも不快そうなら、確認してください。
家でやること、3つです
✅ 1. 「いじめ」という言葉を、使わずに聞く
⭕ 聞き方を、変えてください。
❌ 「いじめられてない?」
⭕ 「いま、クラスでいちばんいやなの、なに?」
⭕ 「休み時間、誰といる?」
⭕ 「学校で、いちばん行きたくない時間はどこ?」
⭐ 事実を聞く。
⭐ そして、答えを評価しない。
「そっか」だけでいいです。
⚠️ ここで「それ、いじめじゃない!」と言わないでください。
その瞬間、その子は話すのをやめます😢
✅ 2. 「あなたは悪くない」を、先に言う
これが、いちばん大事かもしれません。
多くの子は、自分にも原因があると思っています。
⭕ だから、話が出てきたら、まずこれを言ってください。
> 「それは、あなたが悪いんじゃない」
⭐ 原因を分析する前に、これを先に言う。
⚠️ そして、これは絶対に言わないでください。
❌ 「あなたにも、悪いところがあったんじゃない?」
❌ 「言い返せばいいのに」
❌ 「気にしなければいいよ」
❌ 「そんなの、よくあることだよ」
⭐ この4つは、
「話しても意味がない」と教えてしまいます💡
✅ 3. 記録を、その日のうちに残す
⚠️ これは、実務の話です。
⭕ 聞いた日に、書いてください。
・いつ(日付)
・誰が
・何をした(見たまま。解釈は書かない)
・本人が、なんと言ったか(そのままの言葉で)
⭐ スマホのメモで十分です。
理由は2つあります。
・時間がたつと、記憶が曖昧になる
・学校に伝えるとき、事実があるほうが必ず動きやすい
⚠️ 「たぶん」「〜っぽい」は、書かないでください。
⭐ 事実だけです。
これが、あとで効きます✨️
学校に伝えるときの、大事な1点
⭕ 伝え方は、こうしてください。
> 「事実を伝えたいので、聞いてもらえますか」
⭐ そして、こう続けてください。
> 「相手の子を責めたいわけではありません。
> うちの子が、いま学校に行くのがつらいので、
> 様子を見ていただけますか」
⚠️ 最初から「いじめです、指導してください」と言うと、
学校は事実確認から入ります。
⭐ 時間がかかります。
⭕ 「様子を見てほしい」なら、その日から動けます。
⚠️ そして、これは必ず伝えてください。
> 「本人には、親から言ったと分からない形にしてほしい」
⭐ ここを言わないと、
その子が「チクった」ことになる場合があります。
⭐ 担任は、必ず配慮します。
でも、言われないと分かりません💡
(学校への伝え方は、別記事にまとめました)
⚠️ ここから先は、学校だけでは足りません
はっきり書いておきます。
わたしは、教員です。
そして、学校でできることには限界があります。
⭕ 次の場合は、学校と同時に、外の窓口も使ってください。
・体に、けが・あざがある
・お金・ものを取られている
・SNS・オンラインでのやりとりが関わっている
・学校に相談したが、動いてもらえていない
・本人が「消えたい」「いなくなりたい」と言った
⚠️ いちばん下は、最優先です。
様子を見ないでください。
その日のうちに、専門の窓口に連絡してください。
相談先(すべて無料)
・24時間子供SOSダイヤル(文部科学省)
0120-0-78310 / 24時間・年中無休・無料
・チャイルドライン
0120-99-7777 / 毎日16時〜21時・18歳まで・無料
(年末年始は休み)
・こどもの人権110番(法務省)
0120-007-110 / 平日8時30分〜17時15分・無料
(大人からの相談もできます)
・自治体の教育委員会/子ども相談窓口
・学校のスクールカウンセラー
⭐ 24時間つながるのは、いちばん上だけです。
夜間・休日は、そこにかけてください。
⭐ 教育委員会に相談することは、
「大ごとにすること」ではありません。
⭐ 学校が動きやすくなる場合もあります☺️
元担任として、正直に書いておきます
いじめを見つけたとき、
わたしはいつも、遅れていました。
⭐ 気づくのは、たいてい始まってからしばらくたってからです。
そして、あるとき——
保護者から連絡をもらって、初めて知ったことがありました。
わたしは、まったく気づいていませんでした。
毎日、同じ教室にいたのにです。
そのとき、その保護者は、こう言いました。
「言うかどうか、1か月迷いました」
⭐ あの1か月が、いちばん苦しかったと思います。
そして、言ってもらえて、本当に助かりました。
わたしには、見えていなかったので。
それから、
保護者会で、必ず言うようにしました。
「小さいことでいいので、連絡してください。
わたしには、見えていないことがあります」
あくまでも私の考えですが、
親が持っている情報は
担任より価値があることがあります。
⭐ 家でしか出ない顔があるからです。
迷ったら、連絡してください。
「たいしたことじゃないかも」で、いいんです☺️
不安で大丈夫です。
「いじめられてない?」と聞いてしまっても大丈夫です。
わたしなんて、16年教室にいたのに、
気づけなかったことがありますから。
今日、1つだけ聞いてみましょう。
「休み時間、誰といる?」
「いじめ」という言葉は、使わない。それだけです☺️
今日はここまでです☺️✨️
【CTA・1つだけ】
学校に伝えると決めたときは、伝え方でその後が変わります。
そのまま使える文例をつけて書きました👇
学校に連絡を入れるとき、角が立たない伝え方(¥500)
https://note.com/kish_bansou/n/n9ebefa55de6a
