夏休みの自由研究、小学生は1日で終わります。学年別のやり方【元小学校教師16年】
『……自由研究、どうしよう』
……毎年、これですよね^^;
ネットで調べると、立派なものばかり出てくる。
準備に何日もかかりそう。
そして、そもそも何をすればいいか分からない。
「何がやりたい?」
「べつに、ない」
「じゃあ、これでいい?」
そして、
8月20日を過ぎているんですよね😢
わたしは、自由研究を16年見てきました
わたしは元小学校教師です。
16年間、担任をしていました。
⭐ 2学期の最初に、自由研究が並びます。
そして、それを評価する側でした。
⚠️ ここで、はっきり書いておきます。
学校は、立派さを見ていません✨️
今日は、評価する側から書きます。
ズバリ、実験は1日で終わります
まず、いちばん大事なところです。
⚠️ 自由研究が終わらない理由は、実験ではありません。
⭐ 「まとめ」で止まっています。
理由を書きます。
・実験そのもの … 30分〜2時間で終わるものが大半
・まとめ … 書く量が多く、何を書くか分からない
⚠️ そして、小学生にとって「書く」は、いちばん重い作業です。
⭐ だから、実験を選ぶ前に、まとめの型を決めてください。
⚠️ 順番が、逆になっています💡
大丈夫です。
型は、決まっています☺️
まとめの型は、これだけです
⭐ どの学年でも、この5つで通ります。
① しらべたこと(タイトル)
② やってみたきっかけ
③ やりかた
④ けっか
⑤ わかったこと
⚠️ これ以上、増やさないでください。
「考察」「反省」「参考文献」は、小学生には要りません。
(高学年で、学校から指定があれば別です)
⭕ そして、いちばん大事なのは②です。
⚠️ 「なぜやろうと思ったか」
ここが書けていると、評価する側は、ちゃんと読みます。
逆に、②がないと、
どんなに立派な実験でも「調べただけ」に見えます💡
⭕ ②は、こんな一言で十分です。
・「おふろで、あわがきえるのが気になったから」
・「おかあさんが、りょうりでつかっていたから」
・「ずっと、ふしぎだったから」
これで、通ります✨️
学年別「これでいい」の目安
評価する側から見た、現実的な目安です。
小1〜小2
・観察が中心でいい(自由研究がない学校もあります)
・写真を貼って、一言書く形でOK
・画用紙1枚で十分
例:氷はどこで早くとける/かげは動くか/虫の絵
「実験」でなくて、まったく大丈夫です。
小3〜小4
・比べるものを2つにする
・結果を、表か絵で見せる
・模造紙半分〜1枚
例:紙コップで水はどれだけもつか/2種類の水でうく・しずむ
「比べる」が入ると、それだけで自由研究になります。
小5〜小6
・条件を1つだけ変える
・結果を、数字で書く
・「なぜそうなったか」を1文でいい
例:温度を変えて溶け方を比べる/時間を変えて調べる
条件を2つ以上変えないでください。
何が原因か分からなくなります💡
家でやること、3つです
✅ 1. 「1日で終わるもの」だけを候補にする
何日もかかるものを、選ばないでください。
とくに、これは避けてください。
❌ 植物を育てて観察(1か月かかります)
❌ 毎日記録する系(抜けた日で止まります)
❌ 遠くまで行かないとできないもの
⭕ 家にあるもので、その日にできるものを選ぶ。
・水、氷、塩、砂糖、油
・紙、アルミホイル、輪ゴム
・かげ、音、じしゃく
台所と、玄関の外だけで足ります✨️
✅ 2. 写真を、先に撮る
実験のあとに「写真がない」で止まる家が、いちばん多いです。
⭕ だから、始める前に決めてください。
・準備したもの(並べて1枚)
・やっているところ(1枚)
・結果(1枚)
3枚でいいです。
そして、その日のうちに印刷してください。
「あとで」にすると、8月31日になります💡
✅ 3. まとめは、親が「聞き役」をやる
書かせようとしないでください。
小学生は、白紙を前にすると止まります。
⭕ 代わりに、5つを口で答えさせてください。
親「何を調べたの?」→ ①
親「なんで、やろうと思ったの?」→ ②
親「どうやった?」→ ③
親「どうなった?」→ ④
親「それで、何が分かった?」→ ⑤
答えたことを、そのまま書かせる。
親が代わりに書かないでください。
でも、聞いて引き出すのは、親の仕事です✨️
(同じやり方を、絵日記の記事にも書きました)
学校は、どこを見ているか
正直に書きます。
学校は、こういう順番で見ています。
① 本人がやったか
② なぜやろうと思ったか(②の一言)
③ 結果が、正直に書いてあるか
④ 見た目
④は、いちばん最後です。
そして、③が意外と大事です。
「うまくいかなかった」も、りっぱな結果です。
むしろ、そう書いてある研究のほうが、評価は高くなります。
(予想どおりにならなかった理由を書けていれば、なおいいです)
だから、失敗しても、そのまま出してください💡
「親がやった」が分かる理由
ここも、正直に書いておきます。
評価する側には、たいてい分かります。
・字が、その子のものではない
・言葉づかいが、大人のもの
・「〜と考えられる」など、使わない表現が入っている
・写真に、その子が写っていない
でも、それで評価を下げることは、ほとんどありませんでした。
理由は、事情が分かるからです。
共働きで、時間がない。
8月31日で、間に合わない。
それは、こちらも知っています。
⭕ ただ、1つだけ。
全部やってしまうより、
②(きっかけ)と⑤(分かったこと)だけは、
本人の言葉にしてください。
そこだけで、まったく違って見えます☺️
元担任として、正直に書いておきます
自由研究を並べていて、
いちばん記憶に残っているのは、立派なものではありません。
画用紙1枚でした。
「アリは、あまいものがすきか」
結果は、こう書いてありました。
「すきだった。でも、ぬれたティッシュにも来た。
なんでかは、わからない」
分からないまま、終わっていました。
わたしは、それがいちばんよかったと思いました。
その子は、本当に見たこと以外、書かなかったんです。
そして、分からないことを、分からないと書いた。
それは、研究そのものです。
一方で、
模造紙3枚の、きれいな研究もありました。
でも、そこには「なぜやったか」がありませんでした。
だから、あまり覚えていません。
あくまでも私の考えですが、
自由研究で大事なのは
立派さではありません。
その子が、何かを不思議に思ったかどうかです。
そして、それは1日で足ります☺️
決まらなくて大丈夫です。
8月20日を過ぎていても大丈夫です。
わたしなんて、16年自由研究を見てきたのに、
自分は毎年「ペットボトルロケット」でしたから^^;
今日、1つだけ聞いてみましょう。
「最近、なんか不思議だなって思ったこと、ある?」
テーマは、そこからで大丈夫です☺️
今日はここまでです☺️✨️
【CTA・1つだけ】
それでもテーマが決まらないときは、選び方に問題があります。
テーマ選びで9割決まる、という話を書きました👇
自由研究が終わらない。テーマ選びで9割決まります(無料)
https://note.com/kish_bansou/n/n24311e2901f8
