小1の夏休み、勉強はどこまでやる?1学期の復習で見るのは2つだけ【元小学校教師16年】
『……宿題以外、何かやらせたほうがいい?』
……迷いますよね^^;
書店には、夏休み用のドリルが山ほど。
周りは、通信教育を始めたらしい。
でも、本人はやりたがらない。
「せっかくの40日だし」
「2学期で困らないように」
「でも、何をやればいいの?」
そして、
買っただけで終わるんですよね😢
わたしは、9月の子どもたちを見ていました
わたしは元小学校教師です。
16年間、担任をしていました。
⭐ 2学期の最初に、必ずやることがあります。
⚠️ 1学期の内容が、どれだけ残っているかを見るんです。
そして、毎年はっきり分かれました。
・7月と、ほぼ同じ子
・明らかに、落ちている子
⭐ そして、その差は、勉強した量ではありませんでした✨️
今日は、そこから書きます。
これも「小1の壁」の一部です
⭐ 「小1の壁」というと、預け先の話だと思われがちです。
⚠️ でも、家庭学習を初めて親が管理するのも、小1の壁です。
・幼稚園・保育園には、宿題がなかった
・どこまでやればいいか、基準がない
・そして、周りの家庭が見えない
⚠️ この「基準がない」が、いちばんしんどいんです💡
(小1の壁の全体像は、こちらに書きました
https://note.com/kish_bansou/n/n9a1ade2259d9 )
ズバリ、見るのは2つだけです
まず、いちばん大事なところです。
⚠️ 1学期の内容を、全部復習しないでください。
⭐ 2学期に効くのは、この2つだけです。
① 10までの「いくつといくつ」(算数)
② ひらがなを、読めること(国語)
この2つだけです。
⚠️ 理由を書きます。
① 「いくつといくつ」が、2学期の全部を決めます
2学期の算数で、いちばん大きい山が来ます。
⚠️ くり上がりのあるたし算です。
(8+5、9+4 など)
そして、これは「10のかたまり」を使って解きます。
8 + 5
/\
2 3 ← 5を「2」と「3」に分ける
8 + 2 = 10
ここで必要なのが、①です。
⭕ 家での確認は、これだけです。
> 「7といくつで、10?」
> 「6といくつで、10?」
2秒以内に言えるか。
・すぐ言える → ⭕ 2学期は大丈夫
・指を折る → ここをやってください
・止まる → 最優先です
1日1分で足ります。
ドリルは要りません。口だけでいいです💡
(くり上がりの記事に、詳しく書きました)
② ひらがなは「書く」より「読む」
書けない字があっても、あわてないでください。
2学期に効くのは、読めることのほうです。
理由は、はっきりしています。
・2学期は、教科書の文章が長くなる
・算数の文章題が始まる
・そして、読めないと、算数も止まる
とくに、3つ目です。
「計算はできるのに、文章題ができない」子の多くは、
読むほうで止まっています。
⭕ 家での確認は、これです。
> 教科書を、1ページ音読させる
・すらすら読める → ⭕ 大丈夫
・1文字ずつ拾って読む → 音読を毎日
・つまって止まる → ここを優先
音読は、夏休みの宿題に入っていることが多いです。
それを、ちゃんとやるだけで足ります✨️
(鏡文字・書けない字については、別記事に書きました)
家でやること、3つです
✅ 1. ドリルを、買い足さない
学校の宿題で、じゅうぶんです。
買い足すと、こうなります。
・宿題 + 買ったドリル で、量が2倍
・どちらも中途半端になる
・そして、勉強が嫌いになる
3つ目が、いちばん困ります。
小1で勉強を嫌いになると、あと5年、重くなります😢
⭕ どうしても何かやらせたいなら、1冊だけ。
そして、薄いものを選んでください。
終わる量かどうかが、すべてです💡
✅ 2. 「10分」で切る
夏休みだから、長くやらせようとしないでください。
小1の集中は、そんなにもちません。
⭕ 10分で、切ってください。
・タイマーを、10分にセット
・鳴ったら、途中でも終わり
・「もっとやりたい」と言っても、終わり
3つ目です。
「もっとやりたい」で終わると、明日もやります。
満腹まで食べさせないのと、同じです✨️
✅ 3. 8月の後半に、少しだけ戻す
これが、2学期にいちばん効きます。
8月20日ごろから、朝に10分だけ。
・音読を1ページ
・「7といくつで10?」を5問
これだけで、9月の入りがまったく違います。
40日ずっとやる必要は、ありません。
最後の10日だけです💡
(生活リズムの戻し方は、別記事に書きました)
「先取り」は、やらなくていいです
ここも、書いておきます。
2学期の内容を、先に教えないでください。
理由は、2つあります。
・家と学校で、やり方が違うと混乱する
・「もう知ってる」で、授業を聞かなくなる
とくに、2つ目です。
小1で「もう知ってる」を覚えると、
授業中に手が止まります。
そして、知らないところに来たときに、聞けなくなります。
(毎年、これで困る子がいました)
⭕ 先取りより、1学期の2つを固める。
そのほうが、確実に効きます✨️
何もやらなくても、大丈夫です
最後に、これを書いておきます。
夏休みに何もやらなかった子が、
2学期に困ったかというと——
ほとんど、困っていませんでした。
理由は、2学期の最初に、学校が復習するからです。
9月は、いきなり新しい単元には入りません。
1〜2週間かけて、戻します。
だから、焦らなくて大丈夫です。
とくに、小1は「学校が楽しい」が、いちばんの土台です。
勉強で40日つぶすより、
9月に学校へ行きたくなっているほうが、はるかに大事です☺️
元担任として、正直に書いておきます
9月に、
1学期の内容を確かめるプリントをやっていました。
そこで、毎年おどろいたことがあります。
夏休みに毎日ドリルをやっていた子が、
できていないことがありました。
逆に——
何もやっていない子が、まったく落ちていないこともありました。
差が出ていたのは、勉強量ではありませんでした。
ひらがなが読めるかどうか、それだけでした。
読める子は、何もやっていなくても、大丈夫でした。
読むのがしんどい子は、毎日やっていても、落ちました。
(読めないと、ドリルの問題文が読めないので)
そのとき、思いました。
夏休みにやることは、量ではなく、1か所だと。
あくまでも私の考えですが、
小1の夏休みに必要なのは
先取りでも、たくさんのドリルでもありません。
音読1ページと、「7といくつで10?」です。
それで、じゅうぶん足ります☺️
やらせなくて大丈夫です。
ドリルを買ってしまっても大丈夫です。
わたしなんて、16年勉強を教えてきたのに、
買った参考書の8割は最初の20ページで止まっていますから^^;
今日、30秒だけやってみましょう。
「7といくつで、10?」
すぐ答えられたら、夏休みの勉強はもう合格です☺️
今日はここまでです☺️✨️
【CTA・1つだけ】
「7といくつで10」が出てこない子は、2学期のくり上がりで止まります。
原因と、家でやることを書きました👇
小1の繰り上がりのあるたし算でつまずく子へ(無料)
https://note.com/kish_bansou/n/na134aedbb84a
