子どもが約束を守らないとき。ルールが多すぎるだけかもしれません【元小学校教師16年】
『30分って、言ったよね?』
……もう1時間半^^;
ゲームの時間。
宿題をやってから、の順番。
寝る時間。
「約束したでしょ」
「じゃあ、もう明日から禁止」
「なんで守れないの」
そして翌日、
また同じことが起きるんですよね😢
わたしは、35人にルールを守らせる仕事をしていました
わたしは元小学校教師です。
16年間、担任をしていました。
そして——
学級には、たくさんのルールがあります。
- 廊下は走らない
- 提出物は朝のうちに出す
- チャイムが鳴ったら席に着く
これを、35人に守らせる。
それが、担任の仕事でした。
そして、若いころ、
わたしはルールをたくさん作りました。
そして、学級は荒れました。
今日は、そこで分かったことを書きます✨️
ズバリ、守れない約束は、約束が悪いです
まず、いちばん大事なところです。
約束を守らない子を、性格の問題にしないでください。
約束の設計の問題です。
16年やってきて、はっきりそう思っています。
守られない約束には、共通点が3つあります。
① 数が多すぎる
② 期間が長すぎる
③ 本人が決めていない
この3つのどれかに、必ず当てはまります。
そして——
全部、大人の側で直せます💡
大丈夫です。
叱る回数を増やす必要は、ありません☺️
① 数が多すぎる
これが、いちばん多いです。
家のルールを、数えてみてください。
・ゲームは30分
・宿題をしてから遊ぶ
・9時に寝る
・帰ったらランドセルを片づける
・食べ終わったら食器を下げる
・お風呂は8時まで
6つ以上あったら、多すぎます。
理由は、はっきりしています。
子どもは、全部を同時に意識できません。
そして、守れないものが1つできると、
他のも守らなくなります。
(「どうせ怒られる」になるので)
⭕ やること
3つに減らしてください。
残す基準は、これです。
> 「これを破ると、誰かが困るか?」
・寝る時間 → 本人が翌日困る → 残す
・食器を下げる → 誰も困らない → いったん外す
教室でも、同じでした。
学級目標が5つある学級より、
1つの学級のほうが、まとまりました✨️
② 期間が長すぎる
「今日から毎日」は、長すぎます。
大人でも、続きません。
(わたしも続きません^^;)
⭕ 代わりに、こうしてください。
> 「今週の月曜から金曜だけ、やってみよう」
終わりを、決める。
そして、金曜に一度、話し合ってください。
> 「どうだった? このままでいい?」
見直す日を作る。
これで、その子は「試している」感覚になります。
押しつけられている感じが、なくなります💡
(教室でも、学期ごとにルールを見直していました)
③ 本人が決めていない
これが、いちばん効きます。
親が決めた約束は、守られません。
理由は簡単で、その子のものではないからです。
⭕ やること
数字を、本人に決めさせてください。
> 「ゲーム、何分ならやめられそう?」
⚠️ ここで、多めの数字が出ます。
「2時間」とか言います^^;
でも、そこで否定しないでください。
⭕ こう返します。
> 「じゃあ2時間でやってみて、
> 守れなかったら、次は一緒に考えよう」
一度、やらせる。
そして——
守れなかったときに、初めて交渉できます。
親「守れなかったね。どうする?」
子「……1時間にする」
自分で下げた数字は、守ります。
これが、いちばん強いです✨️
破ったときに、どうするか
ここが、いちばん大事です。
⚠️ 破ったあとに、罰を考えないでください。
その場で決めた罰は、必ず失敗します。
親「もう明日からゲーム禁止!」
(翌日)
親「……まあ、今日は特別ね」
これを1回やると、次から効きません😢
⭕ 先に、決めておいてください。
> 「守れなかったら、次の日はなし。それだけ」
約束と同時に、結果もセットで作る。
そして——
そのときは、必ず実行してください。
言い争わないでください。
> 「昨日、そう決めたよね」
これだけ言って、終わりにする。
説明も、説教もいりません。
(説明すると、交渉が始まります)
教室でも、まったく同じでした💡
それでも守れないときは
この場合を、書いておきます。
ルールを3つに減らして、
本人に決めさせて、
結果も先に決めた。
それでも、守れない。
このときは、別のことが起きています。
・その子が、いま余裕を失っている
・学校で、しんどいことがある
・やることが多すぎて、回っていない
・眠りが足りていない
約束が守れないのは、症状のほうです。
原因は、別にあります。
とくに——
急に守れなくなったときは、要注意です。
前は守れていたのに、ここ数週間で崩れた。
このときは、約束の話ではありません。
⭕ 聞いてください。
> 「最近、なんかしんどいことある?」
ルールの話をやめて、その子の話にする。
そこで、出てくることがあります☺️
元担任として、正直に書いておきます
若いころ、
わたしは学級のルールを、20個くらい作っていました。
掲示までしていました。
そして、誰も守りませんでした。
いま考えると、当たり前です。
20個を毎日意識できる小学生は、いません。
(わたしも無理です)
そして、
守らせようとして、1日中注意していました。
結果、わたしは「注意する人」になりました。
子どもは、
わたしの顔を見ると、身構えるようになりました。
あれは、しんどかったです。
それから、変えました。
学級のルールを、3つにしました。
そして、その3つを、子どもたちと決めました。
すると、守るようになりました。
不思議ですよね。
減らしたら、守られたんです。
理由は、たぶんこうです。
守れる量になったからです。
あくまでも私の考えですが、
約束を守らせるのに必要なのは
厳しさではありません。
守れる形に、こちらが直すことです。
そして、それは大人にしかできません☺️
守れなくて大丈夫です。
つい「もう禁止!」と言ってしまっても大丈夫です。
わたしなんて、35人にルールを守らせる仕事をしていたのに、
自分は毎年「今年こそ日記をつける」を守れませんから^^;
今日、1つだけやってみましょう。
家のルールを、紙に全部書き出す。
数えるだけです。3つより多かったら、そこが原因です☺️
今日はここまでです☺️✨️
【CTA・1つだけ】
約束がいちばん揉めるのが、ゲームとスマホです。
持たせる前に決めておくことを、学校で起きていることから書きました👇
スマホをいつ持たせるか(無料)
https://note.com/kish_bansou/n/na03259ff7199
