子育てのイライラが止まらないとき。原因は、性格ではありません【元小学校教師16年】
『……もう! 何回言えばわかるの!』
言ったあと、自分がいちばんつらい^^;
寝顔を見て、
「なんであんなに怒ったんだろう」
そして、翌日また同じことをする。
「わたし、母親に向いてないのかな」
「昔は、もっと穏やかだったのに」
「どうして毎日こうなるんだろう」
……この繰り返し、しんどいですよね😢
わたしは、35人を相手にしていました
わたしは元小学校教師です。
16年間、担任をしていました。
35人です。
言うことを聞かない子。
何度言っても同じことをする子。
けんかする子。
その中で、怒らずに動かす必要がありました。
(毎回怒っていたら、学級が成り立たないので)
そして、そのために
技術を覚えました。
今日は、その技術を、家庭サイズにして書きます✨️
ズバリ、イライラは性格ではありません
まず、いちばん大事なところです。
イライラしやすいのは、性格の問題ではありません。
条件の問題です。
これ、教室ではっきり分かりました。
わたしも、イライラしやすい日と、そうでない日がありました。
そして——
その差は、はっきりしていました。
・睡眠が足りていない日
・時間に追われている日
・体調が悪い日
・お腹が空いている日
・前の時間に、うまくいかなかった日
全部、自分の状態です。
子どもの行動ではありませんでした💡
つまり——
同じことをされても、
自分の状態が違えば、反応が変わる。
これが、答えです。
そして、イライラは時間帯で決まっています
これが、いちばん実用的です。
教室でも、家庭でも、
同じ時間帯に集中していました。
・朝(7:00〜8:00) ← 時間がない
・夕方(17:00〜19:00)← 疲れ+やることが多い
・寝る前(20:00〜21:00)← 早く寝てほしい
とくに夕方です。
「魔の夕方」とよく言われますが、
教室でも同じでした。
5〜6時間目は、教室が荒れます。
理由は、単純です。
全員、疲れているからです。
つまり——
イライラは、疲れの現れです。
子どもも、大人も😢
大丈夫です。
時間帯が分かれば、対策できます☺️
家でやること、3つです
✅ 1. イライラする「時間」を、記録する
まず、これです。
1週間だけ、メモしてください。
・何時ごろ
・何があったとき
・そのとき、自分はどういう状態だったか(疲れ/空腹/急いでいた)
書くのは、これだけです。
そして、1週間後に見返すと——
同じ時間に、集中しています。
そして、同じ理由で起きています。
⭕ 分かったら、その時間の設計を変える
・夕方にイライラする → その時間に、やることを減らす
・朝にイライラする → 前の晩にやることを移す
・寝る前にイライラする → 寝かしつけの目標時刻を、30分後ろにする
性格を変えるのではなく、時間割を変える。
これが、いちばん確実です💡
✅ 2. 「先に言っておく」を増やす
これが、教室で使っていた技術です。
35人を怒らずに動かす方法の、いちばん基本でした。
イライラの多くは、
「言ったのにやらない」から起きます。
でも、実は——
言ったタイミングが遅いんです。
❌ 遅い言い方
> 「もう7時40分だよ、早くして!」
⭕ 早い言い方
> 「あと10分で出るよ。いま、どこまでできてる?」
動く前に、見通しを渡す。
これ、教室では
「予告」と呼んでいました。
・「あと5分で終わりにします」
・「次は、算数のノートを出します」
・「このあと、片づけの時間があります」
先に言っておくと、子どもは動けます。
急に言われると、動けません。
(大人も同じです^^;)
予告を1つ増やすだけで、
怒る回数が明らかに減ります✨️
✅ 3. 「その場で言わない」を1つ作る
全部に反応しないでください。
これも、教室の技術です。
35人を見ていると、
注意したいことは、常に10個くらいあります。
でも、全部言うと、学級が崩れます。
(注意だらけの教室は、空気が悪くなります)
だから、優先順位をつけていました。
① 危ないこと → その場で、必ず止める
② 人を傷つけること → その場で、必ず止める
③ それ以外 → 見ないふりをする、またはあとで言う
③が、いちばん多いんです。
家でも、同じです。
⭕ 「あとで言う」に回していいこと
- 脱いだ服が落ちている
- 食べ方が汚い
- 宿題を始めるのが遅い
- 片づけていない
その場で言わなくても、困りません。
そして——
あとで言うと、たいてい言わなくて済みます。
(時間が経つと、どうでもよくなるので)
言うことを減らすと、
言ったことが効くようになります💡
怒鳴ってしまったあと、どうするか
これも、書いておきます。
怒鳴ることは、あります。
わたしも、教室でありました。
大事なのは、そのあとです。
⭕ やること
その日のうちに、1回だけ言ってください。
> 「さっきは、大きい声を出してごめん。
> ◯◯のことが心配で、あせっちゃった」
謝る+理由を言う。
これだけで、その子の中で終わります。
⚠️ ただし、条件が1つあります。
「あなたが◯◯したからだよ」を、つけないでください。
(それは、謝罪ではなく2回目の説教になります)
そして——
謝ったことで、なめられることはありません。
教室でも、そうでした。
謝る先生のほうが、子どもは話を聞きます✨️
いちばん効くのは、これでした
正直に書きます。
イライラを減らすいちばんの方法は、
技術ではありませんでした。
寝ることです。
教室でも、家でも、同じです。
寝ていない日は、必ず怒りっぽくなりました。
例外なく、です。
そして——
子育て中に「寝る」がいちばん難しいのも、分かっています。
だから、これだけ。
1日30分でいいので、
「何もしない時間」を作ってください。
- 子どもが寝たあと、スマホを見ない30分
- 朝、15分早く起きて、コーヒーを飲む
- 昼休みに、5分だけ目を閉じる
回復の時間がゼロだと、
どんな技術も効きません💡
元担任として、正直に書いておきます
若いころ、
わたしは怒る先生でした。
そして、学級はうまくいきませんでした。
怒れば怒るほど、
子どもは動かなくなりました。
そのとき、先輩に言われた言葉があります。
「怒るのは、こっちが準備できてないときだよ」
これ、当たっていました。
授業の準備が足りていない日。
段取りが悪い日。
疲れている日。
そういう日に、怒っていました。
子どもは、何も変わっていなかったんです。
そして、正直に書きます。
この構造は、家でも同じだと思います。
イライラしているとき、
子どもは、いつもと同じことをしています。
変わっているのは、こちらの状態です。
あくまでも私の考えですが、
子育てのイライラは
直すものではありません。
「今日は、こっちの調子が悪いな」
そう気づけるだけで、じゅうぶんです。
気づいた日は、少し声が小さくなります。
それで、いいんです☺️
怒鳴って大丈夫です。
自己嫌悪になっても大丈夫です。
わたしなんて、35人を相手にしていたのに、
家では自分の子にいちばん短気でしたから^^;
今日、1つだけやってみましょう。
「あと10分で出るよ」
急かす前に、予告を1つ入れてみてください☺️
今日はここまでです☺️✨️
【CTA・1つだけ】
イライラの中身は、たいてい「言ったのに伝わらない」です。
でも子どもは、隠しているのではなく答えられないだけでした。
その子の1日を全部見ていた立場から、聞き方を書きました👇
「今日どうだった?」に「べつに」しか返ってこない子へ(無料)
https://note.com/kish_bansou/n/n93a42b069f54
