夏休みの宿題が終わらない子の親へ。最後の3日に残るものは、7月のうちに決まっています【元小学校教師16年】
『まだ7月だし、大丈夫でしょ』
そう思っていた夏が、何回ありましたか^^;
わたしは、あります。
それも、何回もあります💦
8月29日の夜。
食卓の上に、牛乳パックと段ボールと絵の具が広がっていて、
そのすぐ横に、まっさらな原稿用紙が置いてある。
ドリルは、7月中にほとんど終わっていたんです。
そこは、ちゃんとやっていた。
なのに、この2つだけが残る。
そして最後は必ず、
「なんで今まで放っておいたの」と言ってしまうんですよね😢
白状すると、わたしも「回収する側」でした
わたしは元小学校教師です。
16年間、担任をしていました。
9月1日の朝、
教室の前に提出物を積み上げて、
子どもたちが持ってくるのを受け取る側にいたわけです。
その16回で、はっきり分かったことがあります。
最後の3日に残るものは、毎年ほぼ同じでした。
学校が違っても、学年が違っても、
その子が真面目でも、そうでなくても。
同じ3種類が残るんです。
これって、けっこう不思議じゃないですか🤔
サボりぐせが原因なら、
残るものは子どもによってバラバラになるはずですよね。
でも、そうならない。
ズバリ、宿題は「性格」ではなく「種類」で残ります
結論から言います。
最後の3日に残るのは、やる気がないからではありません。
残りやすい宿題が、最初から決まっているからです。
つまり、7月に配られたプリントを見た時点で、
何が最後まで残るかは、もう予測できるんです💡
ここが分かると、親のやることが一気に減ります。
全部を管理しなくていい。
残る3種類だけ、先に手を打てばいいんです^^
最後まで残る、3種類の宿題
① 「終わり」を自分で決めないといけない宿題
自由研究、工作、調べ学習。
これ、いつ終わりなのか、本人が判定できないんですよね。
ドリルなら「30ページやったら終わり」とはっきりしています。
でも自由研究に、そんな線はありません。
大人でも、
「いい感じの企画書を出しといて」と言われたら手が止まりますよね^^;
あれと同じことが、小学生に起きています。
② 「1行目」が重い宿題
読書感想文、ポスター、絵。
この手の宿題は、
やる時間がないのではなくて、最初の一手が分からないんです。
白い紙を前にして10分固まって、
「あとでやる」と言って離れる。
それを毎日くり返して、8月29日になります。
サボっているように見えて、
本人のなかでは毎日ちゃんと気にしているんですよね😢
ここ、誤解されやすいところです。
③ 積み残しが雪だるまになる宿題
ドリル、日記、音読カード、あさがおの観察。
「毎日ちょっとずつ」の設計になっているものです。
1日休むと、次の日は2日分。
3日休むと、3日分。
そして、たまった時点で開けなくなるんです。
これ、大人の家計簿やレシート整理とまったく同じ構造ですよね^^;
たまるほど、手をつけるのが怖くなる。
だから、8月29日に残るものは決まっている
もう一度まとめます。
- ① 終わりが分からない
- ② 始め方が分からない
- ③ たまると開けられない
この3つは、どれも本人のやる気の話ではありません。
「宿題の設計」の話です。
あくまでも私の考えですが、
ここを「うちの子は怠け者だから」で片づけてしまうのが、
いちばんもったいないと思っています。
だって、やる気は上げようがないですが、
設計なら、親が今日いじれるからです✨️
今日、親がやること3つ
30分もかかりません。
今夜、机の上でできることだけ書きますね👇
✅ 1. 全部を机に出して、2つの箱に分ける
まず、宿題を全部出してください。
プリント、ドリル、封筒の中身、全部です。
そして、こう分けます。
A:毎日やるもの(ドリル・日記・音読・観察)
B:1回で終わるもの(自由研究・感想文・工作・ポスター)
親がやるのは、これだけです。
教えなくていいし、やらせなくていい。
分けるだけでいいんです。
これをやると、だいたいのお子さんが
「Bって4つもあったんか」と自分でつぶやきます^^
見えていなかっただけなんですよね。
✅ 2. Bは「終わらせない」。今日は決めるだけ
ここが今日いちばんお伝えしたいところです💡
Bの宿題を、今日やらせようとしないでください。
やるのは、これだけ。
- 自由研究 → テーマだけ決める
- 読書感想文 → 本だけ決める
- 工作 → 何を作るかだけ決める
- ポスター → 何の絵を描くかだけ決める
10分で終わります。
「決めるだけで意味あるの?」と思いますよね🤔
あるんです。大丈夫です。
②の宿題が残る理由は、時間がないことではなく
「始め方が分からない」ことでした。
決めた瞬間に、それが消えます。
決まっていれば、
子どもは残り20日のどこかで勝手に手をつけます。
決まっていないと、20日あっても1ミリも進みません。
着手だけを、先に切り離す。
わたしが教室でやっていたのも、実はこれだけです^^
✅ 3. Aは日付を捨てて、ページで追う
Aの宿題は、カレンダーで管理すると失敗します。
「8月5日の分」が空欄になった瞬間、
罪悪感が乗って、開けなくなるからです。
なので、日付は見ません。
代わりに、これを紙に書いて貼ります。
残りページ ÷ 残り日数 = 1日あたり◯ページ
それだけ。
7ページ残っていて、あと14日なら「1日半ページ」です。
そう書いてあると、子どもは急に軽く見えるんですよね^^
遅れた分を「取り返す」のではなく、
残りを割り直すだけ。
これ、親の声かけも変わります。
「昨日サボったでしょ」ではなく、
「今日から1日半ページね」で済みますから✨️
元担任として、正直に書いておきます
ひとつだけ、書かせてください。
9月1日に提出物を集めていて、
最後の3日でやったものは、正直、見れば分かります。
日記の字がそろっていたり、
インクの色が全部同じだったり^^;
でも、それで評価を下げたことは一度もありません。
まわりの先生も、そうでした。
わたしたちが本当に気にしていたのは、別のことです。
「宿題が終わっていないから」という理由で、
9月1日に来られなくなる子。
これが、いちばん怖いんです😢
夏休み明けは、1年でいちばん子どもがしんどい時期だと言われます。
実際、教室の空気でそれは感じていました。
だから、あくまでも私の考えですが、
8月末に親が守るべき優先順位は、こうです。
1位:9月1日に、機嫌よく登校できること
2位:宿題が終わっていること
順番を逆にすると、たいてい両方失います。
終わらなかったら、
連絡帳に「◯◯は9月◯日に提出します」と一行書けば、
それで大丈夫です。
先生は、怒りません。本当に^^
完璧に終わらせなくて大丈夫です。
今年も残ってしまっても大丈夫です。
わたしなんて、16年やってきて自分の子の分は残しましたから^^;
今日、1つだけやってみましょう。
宿題を全部机に出して、AとBに分ける。
それだけで、この夏の終わり方が変わりますよ☺️
今日はここまでです☺️✨️
【CTA・1つだけ】
3つのうち、いちばん重いのはたぶん読書感想文ですよね^^;
親が読み上げるだけで子どもが喋り出す「12の質問」と、
1日で書き上がる伴走の手順をまとめました。
本を読んでいなくても使えます👇
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