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【Fairly connecting】Chapter 1 採用前夜 ルビコン川を渡る

キシモトファンのみなさん、こんにちは。
Kindleで電子書籍を出版するという長年の夢を叶えるべく、ポチポチと原稿をしたためています。
今回は、Chapter 1 採用前夜から、ルビコン川を渡るをお送りします。

ルビコン川を渡る

業者から、申請が受理されたとの報告を受けた。

やっとか…。

ほっとしたと同時に、それはもう後戻りできない事を意味していた。

いままでの山積している課題が、一気に現実化する。

もう、賽は投げられたのだ。

古代ローマ時代に、ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が元老院の命令に反して、軍隊を解散せずにそのまま国境であるルビコン川を渡った。
それはすなわちローマへの反逆であり、もう後戻りできない事を意味する。

カエサルのように自らの命を賭してまでするのとは大違いだが、少なからずルビコン川を渡った感じがした。

覆水盆に返らず。
カレー屋で例えると、一度こぼしたカレーは元の皿に戻せない。

とにかくそんな感じだった。

オーナーと聞くと、人の上に立って偉そうにしているイメージを持つ人も少なくないかも知れないが、どう転ぶか全く見えないこの先の事について、いくつもの選択肢と多くの不確定要素がある中で、神経をすり減らしながら自らの責任でどれか一つに決断しなければならないのは、なかなかしんどいものだ。

神様か何かに決めてもらうことができるとすれば、どれほど気が楽になる事だろう。

たとえダメだったとしても、神様のせいに出来るのだから。

今回の特定技能外国人を雇用することが吉と出るか凶と出るかは、現時点では全くわからない。

ただ自分の決断を信じて、その道を突き進むしかない。

巷に溢れる本には、リスクを恐れずに決断しろとか、自分を信じればやがて道はひらけるとか、本当に無責任なことが書かれていると思う。

一度の失敗ですぐに転覆する小舟に乗っているような弱小企業の経営者にとって、リスクを覚悟で決断するという事がどういうことか、本当にわかっている人は、弱小企業の経営者以外にいないと思う。

ビルとビルの間にわたされた細いロープの上でジャンプしろと言われて、あなたはそれができるのか?
我々がリスクを取って決断するとは、そのようなことだ。

特定技能外国人を採用することが、経営を傾けるほど致命的な事になるとは思わないが、組織が崩れる危険性は十分にある。

「外国人と一緒に仕事をするのは無理です」と従業員に言われたら?
それは人種差別だと正論を振りかざすか?

「この店は外人しかいないのか」とお客様に思われたら、売上が下がるかも知れない。
それは人種差別だとお客様に注意するのか?

当時はまだまだ外国人従業員が一般的ではなかったので、どうなるかが全くわからない状況で、私の小舟は大海原に漕ぎだした。

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はじめに
【Fairly connecting】有料職業紹介事業のユニクロを目指す


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