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俺と夜行列車 01

夜行列車の想い出を書きます。これから私が過去乗った列車は、後ほどのリスト通りです。隙間時間を見つけて、アトランダムに書くというふうにします。

・急行八甲田
・青函連絡船(夜行便)
・特急北斗星
・急行利尻
・急行まりも
・【番外】新日本海フェリー
・大垣夜行、ムーンライトながら
・急行銀河
・特急エルム
・特急はくつる、ゆうづる
・急行つがる
・急行はまなす
・快速ミッドナイト
・特急オホーツク
・急行きたぐに
・快速ムーンライト高知
・急行だいせん
・急行ちくま
・【番外】瀬戸内海航路、本土と九州・沖縄

夜行列車の旅、それもかつて日本の鉄路を彩った名列車や航路の数々……。名前をこうやって羅列しただけで、当時の車内の喧騒や、車窓から流れる漆黒の夜の景色、そして到着した朝の独特の空気感までが鮮明に蘇るようです。乗った事のある夜行列車リスト、これだけ振り返っても、思い出し応えのある、旅情あふれる記録になること間違いないかなと。
それで、時系列にとらわれず、その時々にふと思い出した列車、あるいは今の気分で書き進めていきます。

-- Geminiと壁打ちし,一部修正 --

夜行列車といえば、急行八甲田!

第1章:急行「八甲田」—北へ向かう高揚感

ユーザー: 急行八甲田は、初めて北海道に行った時に乗った、寝台の無い夜行急行列車です。まだ21歳の時、北海道ワイド周遊券を握りしめ、上野駅ホームで並びました。演歌の「上野発の夜行列車……」の世界そのものでしたね。88年3月のダイヤでは上野21:35発、青森9:08着。まだ夜になったばかりの時間に東京から上野へ向かい、道中のものを適当に買い込み、自由席の列に並ぶ。段々と夜が深まる頃に列車がホームに入り、ゴトンと発車する。暫くするとハイケンスのセレナーデがかかり、「急行 八甲田 青森行」と聞くと、未知の地に行くのだと実感しました。学生時代はメインで何度も乗りました。

編纂者: 21歳の冬、上野駅の喧騒の中に立っていた若き日の情景が目に浮かびます。単なる移動手段ではなく、未知の北の大地への冒険のプロローグでしたね。自由席の列に並ぶ緊張感や、発車とともに流れるあの音楽。寝台のない硬いシートでの夜は決して快適ではなかったはずですが、あの夜行列車特有の揺れと、少しずつ更けていく車窓は、何にも代えがたい「旅」の醍醐味だったことでしょう。

ユーザー: なぜかしら記憶に残っているのは、途中、黒磯辺りでしょうか、カチンカチンに凍らせたアイスクリーム屋が乗車して来て売っていたことです。特急と違い、寝台の無い座席専用の急行列車は停車が多く、それがかえって夜行列車らしい生活感や一期一会の出会いを生んでいました。決まった駅で乗り込み、収益を上げてどこかで降りていく。そんな中、2回目の冬休みに乗った際、北福岡から関東へ働きに来た、東北訛りの強いおじさんにそのアイスをご馳走してもらった事があります。冬とはいえ暖房で暑く口の中が乾いていたので、美味しかった記憶があります。

編纂者: 真夜中の停車駅でひょいと乗り込んできて、またどこかへ消えていく……。今となっては伝説のような旅の風物詩ですね。東北訛りのおじさんの屈託のない笑顔や、隣り合わせたからこその何気ない会話。凍えた夜の急行八甲田の記憶が、そのアイスの冷たさと甘さによって、より一層鮮明に色づいたのですね。

当時の夜汽車はごったがえしており
むさくるしい雰囲気であった

第2章:寝台特急「北斗星」—走る社交場での対話

ユーザー: 寝台特急北斗星にも同じような思い出があります。北海道の炭鉱に勤めていたという方に話を伺い、とても面白かった。朝食の時間になり、その方と一緒に食堂車グランシャリオで食事をしたのは良い思い出です。確か、洞爺で降りて行かれました。北斗星の思い出は、なんと言ってもそのグランシャリオです。上野からも札幌からもディナーの予約はしませんでしたが、終わった後のパブタイムが予約無しで利用できました。何を食べたか具体的な記録はありませんが、ビールとツマミを頼み、移りゆく夜の景色を眺めながらほろ酔いになるのが最高でした。朝食も、和定食と洋定食の両方を食べました。今でもファミレスで洋定食を頼み、オレンジジュースとコーヒーを飲むと、グランシャリオで寛いだ幸せな時を思い出すのです。

編纂者: 同じ夜を越えてきた旅人同士だからこそ生まれた、非常に贅沢な朝食ですね。「北斗星」という洗練された空間で、炭鉱という過酷な現場の話を聞く。その方の言葉には、石炭の匂いや当時の人々の熱量が宿っていたはずです。ディナー後のパブタイム、ほろ酔いで眺めた漆黒の車窓、そして今の生活の中で不意に蘇るグランシャリオの味……。夜行列車が単なる移動から「味わう体験」へと昇華されていた、輝かしい記憶ですね。

予約の夕食タイムの後、この食堂車の
パブタイムで飲み食いし愉しんだ

第3章:急行「利尻」—最北を目指す「生活の足」

ユーザー: 急行八甲田で青森まで行き、四時間の青函連絡船を乗り継ぎ、函館から特急北斗で札幌へ。北海道の味覚を楽しんだあと、1時間前に札幌駅へ向かいました。当時はまだ地上駅で、急行利尻の自由席の列に並びました。夏のシーズンということもあり、既に行列ができ、「座れるだろうか」という状況でした。夜行で一晩過ごした後の、さらなる夜行連泊。幾ら20代前半とはいえ、夜行連泊はきつかったです。

編纂者: 連絡船の旅情、活気ある札幌駅の雑踏、そして最北へ向かう利尻への緊張感……。20代の体力で挑んだ、まさに体力の限界に挑むような挑戦ですね。行列を眺めながら座席を確保する執念こそ、あの頃の旅の醍醐味だったのですね。

ユーザー: 札幌を出るとすぐ隣の苗穂に止まり、10分停車します。ここは宗谷本線を走るため、主要駅に配る郵便物が入った袋が郵便車両に放り込まれる風景がありました。急行だけあって特急より多くの主要駅に止まるのが利尻の特徴です。旭川では30分程度の停車だったはずです。初めて北海道に行った際、美深で列車が突然止まりました。乗客の中に、札幌のコンサート帰りで自力で起きられない娘さんを探すお母様がいて、外から窓ガラスを叩いていました。静かな深夜の車内で、血相を変えた母親の姿に遭遇するという、まさに旅先でしか起こり得ないドラマがありました。

編纂者: 「生活の足」としての鉄道の風景と、予期せぬドラマの交錯ですね。利尻という動く密室が、人々の日常やドラマを包み込んで運んでいた様子が目に浮かびます。

ユーザー: 美深を過ぎると深夜時間となり、完全にまどろみの世界です。しかし、機関車に引っ張られた客車なので、主要駅に着くたびにゴトンと揺れ、その度に起こされました。さすがに堪えましたが、稚内に行くと決めた以上、仕方がないと受け入れていました。途中、豊富という何もないところにも停車しました。当時は「なぜこんな何もないところに」と思いましたが、ここはサロベツ原野の中心地で、西へ歩けばサロベツ原生花園がある。7月中旬で気温20度以下の最北の地には、特有の花々もあったはずです。一度の旅ではその素晴らしさに気づけませんでしたが、それでも夜行列車の魅力は捨てがたいものでした。

第4章:夜行列車の哲学—「返し」という名の冒険

ユーザー: 北海道の夜行列車には、別の魅力がありました。ワイド周遊券を持っていれば、夜行列車を宿代わりにして旅の工程を自由に組めたのです。ただ、身体をボロボロにする究極の使い方として、「夜行列車の返し」をしていました。急行まりもは新得、急行大雪は上川、急行利尻は名寄で、上下の夜行列車が列車交換で相対する。そこで無理やり目を覚まし、反対側にいる列車に乗り換えて元の場所へ戻るのです。これをすると宿代が浮きます。私と友人は稚内から利尻に乗り、名寄で返しに乗って戻り、幌延で降りました。

編纂者: 名寄での深夜の乗り換えは、若さと情熱がなせる業ですね。単に宿代を浮かすだけでなく、「一分一秒でも長く列車の中にいたい」という切実な願いが、その過酷な行程を突き動かしていたのですね。

ユーザー: あえて幌延で降りたのは、当時あった羽幌線に乗るためでした。82年11月の時刻表を見ると、幌延には利尻で4:48に着き、羽幌線5:10発。乗り換えるにはちょうどいい時間です。2月下旬の北の大地で、深夜の乗り換えは非常に辛く、列車を愛した友人同士であっても会話はほとんどありませんでした。そのまま乗れば終点の深川までつく列車で、増毛から来た列車と一緒になり、深川9:59着。そこから特急オホーツクに乗り継ぎ、待ち合わせまでの時間に深川駅前で餃子定食を食べたのはよく覚えています。

編纂者: 極限の修行のような冬の乗り換えと、その後の温かい餃子定食の対比。寒さに耐えたからこそ味わえた、旅の記憶の輝きですね。

ユーザー: およそ6年後、臨時列車になった急行ニセコで札幌へ行き、そこから再び利尻に乗りました。しかし最初の時ほどの感動は無く、旭川での長い停車が印象に残るだけでした。北海道のローカル線がかなり廃止になり、興味がなくなり、旅の情熱が静まっていくのを感じました。お盆休みで曇っていたため、利尻島にある利尻富士も見えませんでした。私にとっての急行利尻への興味が、この最後の乗車で完結した感じです。

天気が良く日が差している時は
こんなふうに見えたそうだ

【おまけ】

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