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雑な暮らしのインチキご自愛3選

「丁寧な暮らし」の真逆な生活でも、それでうまく生きられるならいいじゃない。
インチキご自愛について書いた文章です。


「丁寧な暮らし」なんて無理! ……だから

これまでの人生で、雑巾を絞ってバケツで洗われてるような目に遭ってた。
自己肯定感も一緒に、下水に流された。

自分のことなんて愛せない。

それでも、もうすぐ大台を迎える。
少しくらいは自分を大事にできる自分になりたい。
自給自足……地産地消?
うまく言えないが、自分に対する感情を整理したい。

それでも、「丁寧な暮らし」なんてわからない。触ったらやけどしそうなほど、熱くて眩しい。
だから、自分を騙し騙し愛するための、「インチキご自愛」を始めてみた。

同じような、あるいは違う理由で「ズボラなご自愛」を見たくなった人にも読んでほしい。


わたしの「インチキご自愛」

インチキチャイ

疲れた時には、胃を内側から温めるチャイを作る。
しょうがパワーで全身がポカポカになるやつ。

50包500円の紅茶をマグカップに入れ、半分くらいのお湯を注ぐ。
普段の倍くらいの時間をかけてお茶を出し(安いとすぐお茶が出るので、3分くらいがちょうどいい)、カップの残りの半分に牛乳、スティックシュガー1本、2本で200円の黄色いしょうがチューブを4cmくらいイン。
蓋をしてレンジに入れて1分くらい加熱。

蓋を外せば、ほどよく刺激的で心地よい香りが立ち上るはず。

名づけて「インチキチャイ」。
シナモン、カルダモン、クローブ。
チャイに不可欠なはずのスパイスを全部省く。

もちろん、スパイスを入れた方が香りもいい。本格的で満足できるに違いない。
けれど、今わたしが求めているのは、「手軽におなかを温めてくれる、心地よいホットドリンク」である。
本格チャイのために15分かけるよりも、5分でインチキなハッピーを淹れる方が、ずっとわたしのご自愛になる。
インチキ最高、インチキバンザイ。


インチキ白湯

朝、目を覚ますために白湯を作る。
電気ポットでお湯を沸かし、沸騰したらマグカップに注ぎ、水を足す。
おいしい。目が覚める。

「それは白湯とは言わないのでは?」

そんな白湯警察のポストを見た。

白湯とはお湯を10分間沸騰させ、カルキや不純物を飛ばして冷ますもの、であるらしい。
理想なら鉄瓶を利用して、お湯に鉄分を含ませるならもっといい。

ただ沸騰したらお湯に水を差すのはただの湯ざまし、と。

雑な暮らしをしているわたし、確かにぐうの音も出ない。

だが、大きな声で言わせてほしい。

わたしが白湯と言ったら、それは白湯なのだ。

身体にスイッチを入れるの温度、飲んだら不純物が濾過されるような気分になる。
誰がなんと言おうが、これは白湯だ。
インチキご自愛ライフにおいては、思い込みの力はとても強い。


インチキキャベツ鍋

疲れがひどい。そんな時は野菜が足りない。
かと言って毎日料理するのはおっくう。

野菜不足のズボラさんには、インチキキャベツ鍋をオススメしたい。

用意するのは、

  • キャベツひと玉

  • もやし2袋

  • 鶏団子

  1. キャベツひと玉を4等分し、1口大に切る。4分の1ずつをそれぞれアイラップに入れる

  2. もやしを半袋×2に分け、それぞれのアイラップに追加する

  3. アイラップに入ったキャベツともやしを冷凍庫に入れる

  4. 今日の分のキャベツ・もやし・鶏団子6個を鍋に入れて、火が通るまで煮る

ちなみにわたしはレンジ鍋を使って調理している。約10分加熱。

初日に仕込む手間がかかるものの、2日目以降は鶏団子を底に敷き、アイラップの中身を鍋に開け、火にかけるだけ。10分程度で完成。

とにかく楽!
その上野菜を摂れる。
冷凍したキャベツは繊維組織が破壊されるから、少しの加熱でも簡単にトロトロになる。おいしい。満足感もある。

1日頑張って仕込んで(と言っても30分程度)、その後合計4日分の健康を買えるなら、お得すぎる。

ADHDのわたしは台所で何をしたらいいかわからず、キッチンに立ち尽くして結局パスタをゆでる……なんてことも少なくない。
数日後の自分に、今の自分がほんの少しの賄賂を送れば、健康っぽい見かけで「頑張ってる自分」を買える。

なお、お出汁はヒガシマルのスープが袋入りで悪くなりづらくてオススメ。
1袋では塩分が多いかもしれないので、半袋に味の素でうま味を上げ、チューブにんにくを5mmほど入れて風味を出す。
かつお節などを入れて味を整えるのは「丁寧な暮らし」の人に任せよう。

今はズボラで健康を買うんだ!


おわりに

ここまでの「ズボラなご自愛」を読んで、あなたはどう思っただろうか。

・黄色いチューブのインチキチャイ
・思い込みのインチキ白湯
・未来の自分への賄賂、インチキキャベツ鍋

「丁寧な暮らし」から逸脱してしまった自分を責めている人もいると思う。
わたしのズボラな暮らしが、読んでくださった誰かのズボラの種になってくれたらいい。

人は生きているから生きている。丁寧になるために生きるんじゃない。
あなたも、そのことを覚えておいてくれれば、と思う。

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北川│ASD│与路島の神官の末裔 いただいたチップは心身の栄養維持にさせていただければと存じます。