blender 5.0 - できますか? CAD モデリングチャレンジ 03
blender で CAD 風のモデリングにチャレンジしてみようと思います。課題は、CAD CAM COURSE のなかから選びました。ちょっと難問です。一緒にチャレンジしてみてください。
環境 Blender 5.0.0 , Mac Mini M1 OS 14.4
課題 03
モデリングのアプローチはいくつかあると思います。いちど、図面のみをみてモデリングを行ってみてください。わたしが辿り着いた解答の一例を紹介します。


なお、CAD での一般的な長さの単位は mm なので、あらかじめ、シーンプロパティ内、単位 > 長さを、ミリメートルに変更している。
解答例03
真上からの視点に変更し、Shift+A > メッシュ > 円を追加
画面左下のプロパティ画面を開き、半径を50mmに変更

編集モードに変更し、下のように下部の頂点を削除

Shift+A>メッシュ>平面を追加し、サイズを20mmに変更
上部の2頂点を削除し、下部の2頂点のみとする

Nキーでサイドパネルを開き、中点Yを -175mm に変更

左右の頂点をそれぞれ、E Y 5 0 キーで上へ50mm押し出す
それぞれの頂点と円の頂点を、F キーで接続

⌘(Ctrl)+ R キーで、左右の辺にそれぞれループカットを入れ、2分割
左右の頂点を選択し、S X キーで内側に寄せる

⌘(Ctrl)+ B キーを押し、いったんクリックで確定
プロパティ画面を表示し、影響を「頂点」、幅40mm、セグメント8に変更

Aキーを押し全選択、F キーで面を埋める
E Z Z 1 0 0 キーを押すか、E Z Z で押し出した後、プロパティ画面の移動Z を100mmと入力

オブジェクトモードに変更し、Shift+A > メッシュ > 円柱を追加、半径を35mmに変更

本体オブジェクトを選択し、生成 > ブーリアンモディファイアーを追加
「オブジェクト」には、Cylinder(円柱)を指定

Cylinder(円柱)オブジェクトは非表示に
ブーリアンモディファイアーを「適用」する

オブジェクト > 原点を設定 > 原点をジオメトリへ移動 を選択

Shift + Dキーを押して複製、R Y 9 0 キーでY軸に90°回転

R Z 1 8 0 キーでZ軸に180°回転、G Y キーで位置を合わせる

ブーリアンモディファイアーを追加、タイプは「交差」に変更
「オブジェクト」には、Circle(コピー元)を指定

Circleオブジェクトは非表示に
ブーリアンモディファイアーを「適用」


ただし、ブーリアンでの生成なので、トポロジーは荒れる。ここでは、あまり近い位置の頂点はマージさせるため、生成 > 溶接モディファイアーを追加(距離 2mm)した。

さらに、生成 > ベベルモディファイアーを追加、「量」は2mm

オブジェクト右クリック > 自動スムーズシェードを適用


まとめ
ブーリアンではトポロジーが荒れ、サブディビジョンサーフェスもかからないので、ブーリアンを使わないパターンも試みたのですが、あまりうまくいきませんでした。
やはりこのような形状は、CADソフトのパラメトリック・モデリングが適しているのかもしれません。細分化がこれ以上できないところが気になりますが、自動スムーズシェードでレンダリングにはほぼ問題がありませんし、STLにも変換できているので、このまま3Dプリントもできるものと思います。もっとスマートな方法があるようでしたらコメントしてください。
さっそくコメント(↓)いただきましたので、やってみました。左はコメントを参考に、あらかじめジオメトリを整えてブーリアンをかけた例。その右となりは、そういえばと、上解答例で追加している、円と円柱の頂点を16、と減らした例です。どちらもトポロジーはやや荒れるのですが、頂点のマージ、適宜ナイフカットなどのリトロポジー的なモデリング操作(すこし時間がかかりますが)が可能で、処理後は、すべて4面ポリゴンの右のトポロジーになります。もちろんサブディビジョンサーフェスもベベルもきれいにかかります。お試しください。

