blender 4.5 ライトプロパティ 新機能
バージョン 4.5 LTS では、ライトオブジェクトの設定にいくつかの変更がありました。ここでは、それらの新機能、設定についてまとめます。
環境 Blender 4.5.0 , Mac Mini M1 OS 14.4
4.5 ライトプロパティ
4.5 では、ライトのデータプロパティに、温度(Temperature)、露出(Exposure)、正規化(Normalize)の、新設定項目が加わった。

細かい点ではあるが、パワーの単位の W (ワット)が削除され、単位のない値となった。ワット相当があまり適当ではなくなったと判断されたのだろう。
Temperature - 温度
ライトのカラーに、色温度(単位は K ケルビン)が追加され、太陽光や電球等のより現実に近い色を設定しやすくなった。

これまでは、シェーダーエディターの、コンバーター > 黒体(Blackbody)ノードで設定を行う必要があった。


温度 ON の場合、チントカラーも設定できる。チントが補色関係にあると、たがいに打ち消し合う傾向があるようだ。
Exposure - 露出
光の強さを調整する点では、パワーと同じだが、露出では値の二乗で強さが増える。(値が 10 ならば、10 x 10 = 100)パワーよりも手早く強さを増やすことのできるサブスイッチと考えてもよいかもしれない。
Normalize - 正規化
正規化が ON (デフォルト)の場合、これまで通り、ライトのサイズ(ポイント、スポットでは「半径」、サンでは「角度」)に関係なく、光の強さが一定になるよう調整される。
正規化 ON

ライトのサイズは大きく変化しているが、総体的な光の強さ、照射範囲はほとんど変化がない。また、サイズが小さいほど影がシャープに、大きいほどソフトになるため、サイズはおもに影の様子の制御値として使える。
正規化 OFF

正規化 OFF の場合、中央のサイズ 1.0 を基準とすると、左はライトの面積が 1 / 4、右は 4 倍なので、強さもそれに応じて変化する。
Influence - 影響 (EEVEE)
ちなみに、「影響」は、 4.2 以降の EEVEE 用の新機能。

ディフィーズ、光沢、伝播、ボリューム散乱 それぞれの光の影響を制限できる。とくに、光沢(鏡面反射)の大きい金属マテリアルのオブジェクトの強すぎる光沢を抑える際などに有効だろう。
まとめ
おおきな変更ではありませんが、見慣れない項目が追加されていたのでまとめてみました。
現実にはやはりサイズの小さなライトは、その強さも弱いことが普通なので、とくに、「正規化」の ON OFF は、よりリアルなライティングセットアップに役立つことがありそうです。参考まで。
