blender 5.1 模写修行ふたたび 01
以前、「写真を模写する」という記事をいくつか書きましたが、その続きです。模写は地味ですが、大抵いつも新しい小さな発見を見出すことができます。今回は、ごくシンプルなお手本で、ライティングにすこし工夫を加えました。Cyclesでレンダリングを行います。
環境 Blender 5.1.0 , Mac Mini M1 OS 14.4
お手本
CGかもしれませんが、実写の可能性もあります。落ち着いたよい感じのライティングではないでしょうか。表示もありませんし、この雰囲気はAI生成ではありません。模写してみましょう。

モデリング
モデリングはごくシンプル。

撮影台オブジェクトとカメラを設置。カメラの焦点距離は100mm

マテリアルもシンプルに、ベースカラーと粗さ以外はデフォルト。キャラクターは粗さ0.3〜0.4、撮影台は、鏡面反射があまりないので、粗さ0.6とした。

ライティング
ちょっと工夫が必要なのがライティング。お手本の影をみると、メインのライトは右からやわらかめに、さらに、やや硬い感じの補助ライトが左から当たっている。

メインライトはエリアライト。パワー500、シェイプ「ディスク」、サイズ0.6m

シェイプはデフォルトの「正方形」と正直、あまり差はない。サイズは、ここでは、大きな差異はないが、サイズの値を増やし、やややわらかめに変更した。

左からの補助ライトは、パワーは200と抑え、お手本の反射に近づけるため、縦に細長い「長方形」エリアライトとした。


背景(環境)光を追加。HDRI画像は、PolyHavenからダウンロードしたbrown_photostudio_01を使用。強さはごく弱めの0.2。

全体の明るさを軽く補うためと、画像による背景光なので、キャラクターの表面の鏡面反射(光沢)にやや変化が生まれ、実写のようなリアルな雰囲気になりやすい。
レンダリング
レンダーエンジンはCycles。


上のレンダリング設定、こちらのPCで、736x900pxサイズ、レンダリング時間は約8秒
Photshopでわずかに明るさとコントラストを調整。

下はお手本。

まとめ
ほぼ再現できているのでは。お手本が、CGとしても、実写としても、おおよそ、今回のようなライティングを行っているはずです。
どちらにしても、ライトはガッツリと当てず控えめですが、光量と配置を丁寧に調整していることがわかります。
また、とくに手のこんだ造形、あるいはモデリングをしなくても、ちょっとしたアイデアだけでおもしろい作品もできるんですね。参考まで。
いつまでも模写してないで、なにかオリジナルなものはないの?といわれそうですが、前から薄々感じているように、わたしにはいわゆる創造性なるモノに乏しく、お手本がないと心もとないのです。模写の果てに、もしかしたらなにかがあるかもしれないという漠然とした、同様に心もとない期待が、ごくちょっとだけあるだけです。
