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blender 4.4 - ちょっとだけアートする

ここでは、シェーダーや、ジオメトリノードをすこしだけ工夫し、ちょっとだけアート風のレンダリングを行ってみました。


環境 Blender 4.4.1 , Mac Mini M1 OS 14.4



画像


以下の パターンでは、次の 2 種の画像を使用する。

入手元 左 : Pixabay Woman Model 右 : Pixabay Asian Girl Model



パターン 01


セットアップ

  • デフォルトの立方体(2 m)を追加。

必須ではないが、編集モード、⌘(Ctrl)+B で、薄くベベルを適用した。
  • シェーダーエディターで、次のノードを組む。

テクスチャ座標は「カメラ」から接続。画像テクスチャは上左画像を適用。
  • 真上からの視点とし、マテリアルプレビューで確認。

  • マッピングノードのスケールや位置の値を調整する。

おおよそ、上のような表示へ。後で微調整できるので、おおまかに。
ここでは、スケール X 0.6 Y 0.4 とした。
  • オブジェクトモードで、10分の1 に縮小。(0.2 m)

  • オブジェクト > 適用 > スケール を実行


ジオメトリノード

  • オブジェクトを選択したまま、Geometry Nodes タブをクリックし、ジオメトリノードワークスペースへ切り替える。

  • 下部のジオメトリノードエディター画面の「新規」をクリック。

ここでも、真上からの視点の、マテリアルプレビューとする。
  • ジオメトリノードエディターで、下のノードを組む。

Grid , Instance on Points
  • グリッドノードの値を変更。

立方体がタイル状に敷き詰められる。
  • シェーダーエディターを表示し、マッピングノードの値を微調整する。

視点の位置によってもみえかたが異なるので、おおよそ合わせる。
  • ジオメトリノードエディターに戻り、ランダム値ノードを追加。

Random Value  タイプは「ベクトル」最大 0.5 , 3.0 ,  0.0
各立方体がランダムに回転している。
  • 適宜、サンライト等の照明を設置し、レンダリング。

ここではレンダーエンジンは cycles (デフォルトの EEVEE でも問題ない)
視点を変更

立方体のマテリアルの「粗さ」は、0.2 程度とし、光の反射をやや強めている。


パターン 02


  • 下のような縦に細長い板状のオブジェクトを作成。

高さ 5 m
  • 上記と同じ手順で、上のオブジェクトにジオメトリノードを適用する。

横幅 3 m のグリッドに、オブジェクトを横に 40 配置する。
ほぼすきまなく、40 個のオブジェクトが並べられた。
  • ジオメトリノードを下のように追加、変更する。

数式(Math) > 乗算(Multiply) Combine XYZ

ここでは、波テクスチャからの半ランダムな値を、各オブジェクトの Z 軸の回転に適用している。回転の大きさは乗算ノードで調整を行う。

各オブジェクトが Z 軸に半ランダムに回転。

セットアップ

上と同じ画像を追加、、背後に配置した。

マテリアルプレビュー
背後の画像オブジェクトのマテリアル。放射で発光を加えた。
手前の板オブジェクトのマテリアル。伝播ウェイトを 1.0 とし、ガラスに。

ガラスマテリアルは EEVEE では正しく表現されないので、このパターンでは、レンダーエンジンに cycles を使用する。

 cycles レンダープレビュー。背後にベースカラー黒の平面オブジェクトを置いた。
  • レンダリング。

照明は、画像オブジェクトの放射(発光)によるもののみ。
視点や、板オブジェクトの回転を変え、バリエーションを。




パターン 03


シェーダーや、ジオメトリノードはほぼ同様。加工用の画像は、冒頭画像右を使用する。

  • デフォルトの立方体を変更し、三角形に。

横幅 2 m
  • シェーダーエディターで画像マテリアルを適用。

マテリアルプレビュー
これまでのパターン同様、テクスチャ座標「カメラ」から接続
  • これまでと同じ操作で、オブジェクトに下のジオメトリノードを適用。

Distribute Points on Faces
オブジェクト上に自身のオブジェクトが複数配置される。

ここでは、三角オブジェクト上に、ランダムな位置に複数のポイントを配置、ポイントに表示される「インスタンス」には、同オブジェクトを指定している。

  • インスタンスをランダムに縮小する。

ランダム値(Random Value)最小 0.1 最大 0.2 10%〜20%に縮小
  • さらに、インスタンスの位置をランダムに移動させる。

インスタンス移動(Translate Instances)を追加。

各インスタンスが、ランダム値(タイプ - ベクトル)の最大値の範囲で、ランダムに移動する。なお、インスタンスの数は、「面にポイント配置」ノードの「密度」の値で調整できる。

  • シェーダーノードで、マッピングノードの値を適宜、変更。

位置、スケールの値を、おおよそ、適当と思われる値に変更。
  • 別途、画像を貼った平面オブジェクトを追加。

  • 照明を設定し、レンダリング。

視点変更によるバリエーション


まとめ


ジオメトリノードというと、それだけでなにか複雑なモデリングのできるツールと思われがちですが、自由にカスタマイズが可能なオリジナル「モディファイア」でもあり、このように、さほど複雑ではないオブジェクトの配置などにスポット的にも使えて便利です。
すこし理屈ぽく、とっつきにくい面もありますが、下の「はじめてのGeometry Nodes」記事でも基本から紹介しています。ぜひお試しください。


秀逸なデザイン

記事を書いていてなんとなく思い出したのが、以前読んだサイバーパンク SF の旗手 ウィリアム・ギブソン「idoru」ペーパーバックの表紙です。普段、ほとんど SF は読まないのですが、かれと、フィリップ . K . ディックだけはなぜかほとんど読んでいます。

ちなみに角川書店版(なぜか早川書房では出てない)。
ひどい。90年代フジテレビドラマとプレイステーションだ。


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