10年目は安定感を求めるに至った
たまには木谷の個人的に呟きのような投稿も。
投稿の最後に年末にかけての試飲直売、イベント告知もあります。
仕込みもだいぶと落ち着いてきました。
今年は生産量を絞り、またスタッフの増員を行いました。
その結果、これまでより段違いに細やかな醸造管理を行うことができました。
実は毎年この時期から夏場の過労で鬱状態に入るのですが今年はそこまで落ち込むことなく元気に過ごすことが出来ています。こんなに元気な11月はいつぶりだろうという感じです。
何故生産量を絞ろうと決断したかですが、日本ワイナリーアワードのJAL賞をいただき、その授賞式に行ったこと、久住ワイナリーの土持さんとお話したことがきっかけとしてあります(ちょっとエモい話です)
授賞式に参った際に5つ星のレジェンダリーな生産者の方々と直接関わることが出来ました。日本ワインを牽引する雲の上の存在のような方々です。詳細は伏せますが(すみません)彼らとの会話の内容から、日本ワイナリーアワードの評価基準から、「もっと安定した酒質のワインをつくりたい」と思うようになりました。
日本ワイナリーアワードはワインそのものではなくワイナリーを評価するという少し変わったものです。その中の評価項目として生産するワインの安定性というものがあります。5つ星の生産者のワインは安定感抜群。どのワインを飲んでも美味しいです。一方で私は特別賞はいただいたものの、通常の評価基準では3つ星にも満たないコニサーズというランクです。つまり弊社のワインは安定感が足りない(評価項目はそれだけではないですが)
また、私が親愛する久住ワイナリーの土持さんとお会いした際に、帰り際に「一緒に5つ星になろう。僕たちならなれる」と言って貰いました。実際に土持さんは数年前までコニサーズの評価だった久住ワイナリーの評価を4つ星にまで向上させています。実際に彼の作るワインはどれも安定して素晴らしく私もとても大好きです。そんな土持さんに「僕たち」という風に一緒に向上していく仲間として扱って頂けてとても嬉しく胸を熱くしてその日は帰路に着きました。会うと物静かですがインスタグラムの彼のストーリーを見て分かるように情熱的なところもギャップがあって良いですよね。
私は昔からあまり他人の評価とか、人と比べることにもともと興味がありません。負けず嫌いという感情なども湧いたことがありません。
だから賞とかにはあまり関心がありませんでした。
だけど昨日の自分を超えていたいという願望は強い方だと思います。また人に少しでも良い影響を与えたいという願望も強いと感じています。
今は昔と比べてありがたいことにだいぶと仲間が増えました。ワイナリーのスタッフや仕込みを手伝ってくださる皆様、酒販店、飲食店の皆様など沢山の方のおかげでこれまでやってこれました。そしてワイン業界10年目を無事終えられそうです(そう、もうじき10周年なのです)
彼らにもっと美味しいお酒を飲んで欲しい。
さらには彼らとワインを、少し高いところからの景色を分かち合いたい。
長くなりましたがその為に安定感を求めるに至りました。
まだまだ至らないところだらけですが、伸び代の多い木谷ワインをどうかこれからも宜しくお願い致します。
