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予算と理想のあいだで|初回提案で共有すべき建築の現実


予算を超える要望に対して、予算内で成立する建築案を提示しても、理解してもらうことは簡単ではない

しかし一方で、クライアントの満足を優先し、予算を超える提案をそのまま受け入れて進めてしまえば、その先に待っているのは、ほとんどの場合“調整の連続”か、あるいは“計画の破綻”だ。


建築は、どこかで必ず現実に引き戻される。

だからこそ、初回提案の段階で、
「この予算の中で、どこまで実現できるのか」
「何を優先し、何を手放すのか」

その前提を共有できるかどうかが、すべてを左右する。


ここが曖昧なまま進んだ計画は、
途中で必ず歪みが生まれる。

逆に、この段階で合意できれば、
限られた条件の中でも、建築は豊かに成立する。

建築は夢を形にする仕事ではあるが、現実と切り離された夢は、決して美しく着地しないね


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