年賀状をやめて、やっと楽になった ──賛否両論の先で、私が選んだ心の断捨離
年賀状じまいという、心の断捨離
年賀状じまいについては、賛否両論があるのを承知している。
「一方的に関係を切られたようで寂しい」「冷たい」と感じる人がいることも、きっと事実なのだと思う。
それでも私は、来年の年賀状で年賀状じまいをすることに決めた。
今、私の元に届く年賀状は、仕事関係、親戚、そして友人からのものが中心だ。
けれど近年、仕事関係の多くの会社からは、すでに年賀状じまいのお知らせが届いている。
親しい友人たちに至っては、そもそも頻繁に顔を合わせているし、SNSでもつながっている。
年賀状の代わりに、年始の挨拶はSNSで交わす、という関係がすっかり定着していた。
「私は、どうしようかな」
そう迷っていた時、ふと思い出した出来事がある。
以前、年賀状だけの付き合いで、ほとんど会うことのない知人が、私の年賀状をその場の笑いのタネにしていた――そんな話を、偶然にも耳にしてしまったのだ。
いつも写真付きの年賀状にしていたのが、いけなかったのかもしれない。
本人に悪意はなかったのだろう。
それでも、胸の奥に残ったショックは、思った以上に大きかった。
その時、はっきりと思った。
「きっと、好かれてもいない人にまで、無理に年賀状を送る必要はない」
よく考えてみれば、本当に大切な人たちとは、日常の中でちゃんとつながっている。
会いたい時に会い、話したい時に話し、近況は自然と伝わってくる。
そういう関係があるのなら、年賀状をやめても、何も失わないのではないか。
そう思えた瞬間、まるで長い間まとっていた憑き物が、すっと落ちたような気がした。
心が驚くほど軽くなった。
これからの人生、私は「嫌だな」と感じることを我慢し続けて生きたくない。
年賀状じまいは、人によっては冷たく映るかもしれない。
けれど私にとっては、関係を断つことではなく、心を整えるための選択だった。
年賀状じまいは、私にとっての
“心の良い断捨離”。
新しい年は、より身軽な気持ちで迎えたいと思っている。
