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長崎県 対馬 昆虫採集 【前編】

2023/2/1~2/4
長崎県 対馬



今年の4/1-4/2が土日だという事を知り、少し嬉しくなりました。
普通は1日が入社式になる為2日分お得。
大丈夫そうなら最後に東北方面に行きたいな(雪)。

今回の備忘録は長崎県 対馬。人生初の対馬。
どんな環境の島なのか。

基本的に遠出の遠征は格安で行けない限りパスします。いつの間にか"低コストで良い虫を採る"がモットーになっていました。

が、今回運良く知り合いから安く行ける採集遠征のお誘いがありました。知り合いは遠征の同行者を血眼で探していたらしく、私は最後の4人目。

お誘いが来たのと同時に即決。
というのも11月末までに申し込む必要があるANAの70周年セールが当時締切ギリギリ。
(あと2時間も経てば師走入り。笑)

全遠征費用は4万円弱でした。ANAを利用するのにも関わらず安い。全国旅行支援もあり即決して正解でした。

1/31夕方、羽田空港にて集合。
1人は以前高尾でお会いしたことのある知り合い。他の2人は初めましての方。その3人は大学のサークル仲間だそうです。2人は虫屋、1人は鳥屋で活動しているそう。
(圧倒的アウェー。肩身が狭い。)なんてことも無く対馬で採りたいものを話しながら出発。

ANAなんていつ以来か。


機内では"キングダム2"を堪能。
しかし、映画残り30分のタイミングで福岡空港へ到着。
後味悪いですが既に辺りは暗く、渡島前の高揚感が高鳴ります。

博多港へ行く前に晩飯。
同行者がラーメン通な事もあり、おすすめの博多ラーメン店へ案内して頂きました。

うめー。うまい。

博多 一双


一行は改めて博多港へ。
1時間ほど夜行フェリーを待ち、「フェリー筑紫」に乗船。

2等


対馬には早朝到着しましたが、7時まで船内で待機できる方を選び睡眠続行。

そして定刻のモーニングコールにより下船、辺りはまだ暗い。

東京より日の出が遅い


宿泊先やレンタカー屋での手続きを終わらせて9時頃出発。今回のポイントは主に下県。
情報誌や図鑑を見て適当に決めました。

今回はツシマカブリモドキ、ツシマオサムシ、キンオニクワガタ、ツシマヒラタクワガタ、チョウセンヒラタ、オオクワガタ、ネブト、マメ、その他クワガタ…
が採れれば良いなという感じ。 

2/1 1日目


初日の2/1は下県へ。

山がちで植林が多い。


環境を探りながら皆で林内へ。
カシやシイ、シデ類が多くて面白い。
フィールドへ入ると直ぐにマダニを確認。
やる気が…。姿を見るだけでイライラします。
萎える造形。絶滅して欲しい。

原生環境


赤枯れ材も多くネブトやその他赤枯れ種には最適な環境。一方ヒラタやオオクワが好むような材は少なそう。
途中歩いているとなんとも美味しそうな根返りを発見。

マッドな質感


がむしゃらに崩していくと。。

なにか落ちてきた


まさかの対馬に来て一発目はツシマカブリモドキでした。

ヤバい。感動。


さらに崩してみると…

危うく見逃す所

ツシマオサムシが出土。

完品


単なる根返りでも崩せば出てくるという訳では無く、石が詰まっている所は遠征中は1頭も出てきませんでした。(房総半島のアカオサムシは逆だが)

今回のは石がかなり詰まった根返りでしたが、数箇所だけは微粒子の土が固まり、その部分から出てきました。

本州のオサムシを採る感覚と同じで深く掘る必要はなく5~10cm程掘れば良い印象。
当根返りからはオサムシとカブリモドキそれぞれ1頭採集できました。

さらにフィールドを進むと照葉樹系の赤枯れ材を発見。

樹種は不明


割れば割るほど食痕が現れ、多数のマダラクワガタが出てきました。
マダラクワガタの小ささと照葉樹林帯の独特な暗さが相まって相当数ロストしたと思います。笑

小さい黒い点→マダラクワガタ


かなり小さいがクワガタらしい。笑

国内最小のクワガタ


同じ材の裏側(地面と接する面)からはネブトクワガタの幼虫も確認。

対馬産 ネブト

 
赤枯れ材を皆でシバキ倒しフィールドを進んでいく。
途中、沢沿いに大きな倒木が見え急斜面を私だけ降りていく。同行者はそのまま付近で材割り。

沢に倒れていた材はダメ材だったようで再び斜面を登ると既に同行者はオオクワガタの3令幼虫を採集していました。

まじかい。出した材を見せて頂きましたが小さな小さな白枯れ材。ラグビーボールとほぼ同じくらい。
恐らく隣にカシ系の大木がありその部分枯れが落下したのだと思います。その材からは3令♂幼虫を1匹得られた模様。

初めてオオクワガタを採集したそうで何よりおめでたい。初のオオが対馬オオなんて羨ましい。

さらに進むと再びカシ系の今にも倒れそうな立枯れを発見。高さもあったので割りやすいように倒し割っていく。

あら…


オオクワガタの食痕、、

割った瞬間から太く粗い食痕が見えたので勝ちを確信。食痕を追うと負けを確信。
蛹室を作り終え間もなく蛹化…という所で☆に。

前蛹かりんとう


この材はかりんとう1個のみの確認で終わりました。

また良い材を求めて歩きます。
ここからそれぞれ2人ずつの行動へ。
私は鳥屋の同行者と移動していたので何か申し訳なさを感じました。笑
(彼は何も割らず林内では歩くのみでした)

途中休憩


少し登ると大きい落ち枝(木)を発見。
外見は硬そうでしたが根元が地面に埋まりかけていたのでヒラタが居るかもと斧を出す。
材と地面との接地面に細かい食痕が溢れていたので何かが確定でいる。


太い



さらに、硬い材を闇雲に斧で削ると材中心部に穴を確認。

オオが出ても不思議では無い白枯れ


穴の中に3令幼虫が居たので細い枝先を噛ませて引き出す。

大きい


オオクワなのかヒラタなのか。
答えはヒラタの方でした。
15g程のツシマヒラタクワガタの♂幼虫でした。

顔とモーションがヒラタ


何材だったのか


同材からは5匹程ツシマヒラタの幼虫を回収。

付近の材からは対馬特産のキノコムシ。

標本にすると変色するやつ


そろそろ駐車場へ折り返す良い時刻になってきたので材を探しながら帰路へ。
別の2人には車で落ち合おうと連絡。

大自然chill


その帰り際にツシマカブリモドキを1匹追加。
この虫のカラーリングは最高。

比較的乾燥していた場所から


まじ綺麗


私が車の鍵を持っていたので先に車へ戻らねばと
焦り、道無き道で迷いつつ無事同行者と車へ。
残りの2人は…

1時間程後に車へ戻ってきました。

しかも最後の最後にオオクワガタの3令幼虫を1匹採ったと。
まぁ、、おめでとう!笑

確かにオオクワの3令。ついでに材の写真も見せて頂きました。
有り得ない位細いカワラ材でした。
例えるなら手首。 
しかもそれを割ろうと思ったのが強い。

対馬のオオはどこにでも産むのか。
全く分からん。

とはいえ、初日は計3本のオオクワ材を発見した事になり今後また採れるだろうと甘くみていました…

私は残りのキンオニとオオとチョウセンヒラタを狙います。

マダニだけは車に乗せまいと厳しいチェックをして帰路へ。

宿は何時でも出入り自由の居心地の良いゲストハウスでした。

島びより


2/2 虚無の2日目


結論から述べるとこの日は特に書くことがありません。
2日目はキンオニクワガタを狙いに上県の有名産地へ。そもそもキンオニがどんな幼虫でどんな環境で採れるのか、十分に知らなかった事も虚無になった原因でした。

登山(高尾山くらい)

その有名産地の山をただ登って降りてきただけの人達になってしまいました。笑

山頂

疲労大


登山道側の植生は厳しい感じでしたが、山頂付近に現れる登山道と反対側の斜面はとても良い環境に思えました。流石にこれを降りてまた登山口側へ戻るのは酷なのでやめました。

もしかして反対斜面なのか


下山時は皆疲れており周辺の林道で軽いオサ掘りへ移行。鳥屋の同行者は車で湿地帯へ。
3人揃って道脇の斜面を掘り進めていく訳だが全く当たらず。

同行者の1人がカブリモドキを1頭出していました。普通に上県産は羨ましい。
柳の葉のような植物(シダ系?)の根と柔らかい黒色の腐植土が混じりあった柔い所から出たと思います。上県でも本土と似たような環境で採れそう。(私は坊主でした笑)

あ、ルイスオオゴミムシだけ堀りで採集 ☆

1日虚無で何も嬉しくない


上県では他に何もやる事が無かったので寄り道をしつつ約2時間かけて宿へ。

韓国側の海岸


色々寄り道。

山々しい


宿へ戻る道中はネット上にあるキンオニ採集を読み幼虫判別も頭に叩き込みました。

夜飯は"あなぐらぁー"へ。

宿から徒歩10秒


らぁ麺と島とうがらし餃子を注文。

Good


これ美味い


虚無虚無しい2日目でした…


以上。前半終了。

後半へ。

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