他国の10倍の値段の価格の防弾板で調達が進まない陸自の最新型防弾ベスト
「月刊軍事研究」に掲載れた記事に加筆しました。陸自が新たに採用した18式防弾ベストに大きな欠点があることを報じて、これが国会でも取り上げられた結果、陸幕は18式の改善を決定、新たにプレートキャリアも開発されているようだ。またこのため2025年度の予算では18式は調達されず、旧型の3型改が調達されている。陸幕の調達当事者としての能力が疑われる好例だ。
満を持して導入されたはずの新型防弾ベストは欠点だらけ
防衛省は令和5年度から陸自の新型個人防弾システム、18式防弾ベストを導入した。これは普通科の新型の戦闘装着セットの構成品でもある。だがこれは完全に時代遅れの失敗作であると言わざるを得ない。それは防衛装備庁と陸幕の開発・調達当事者としての当事者意識と能力の欠如に起因している。
現在の防弾ベストは砲弾の破片を止めるソフト・アーマーと、小銃弾を止める防弾板を装備しており、これと併用してより軽量なプレートだけを搭載してバイタルパートを保護するプレート・キャリアを併用している。これは防弾ベストの重量が15キロを前後と重たく、また胸部全体を包むために高温の環境では著しく将兵の体力を奪うからである。
だが18式はソフト・アーマーの防弾ベストにブレーㇳ・キャリアを組み合わせているが、このプレート・キャリアは単体では使用できない代物である。そして防弾チョッキ3型改でも問題となった調達性の低さは全く改善されていないどころか悪化している。
陸自は米陸軍、海兵隊だけでなく、英仏豪軍その他の多くの軍隊と共同演習を行っている。また装備庁や陸幕は多数の海外の見本市に視察を出している一体何を見てきたのだろうか。
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