日本人がオーナーとなったフィリピンの島、カオハガン島に行ったら21世紀型の国の経営について考えさせられた話
カオハガン島という島をご存知でしょうか。
「何もなくて豊かな島」と評されるセブ島からボートで40分程度のところにある小さな島になります。
以下、ウェブサイトからの写真を紹介します。


何と言ってもこの島の最大の特徴は日本人がオーナーであるという点です。
以下、ウェブサイトから引用してみます。
今から30年ほど前、崎山克彦は、南の海に浮かんでいた小さな島を買いました。
崎山は幼いころから海が大好きで、その海のかなたにある国々、そこに暮らしている人々にいつも惹かれていました。そして、偶然、夢のような美しい南の島に出会うことができ、そこで暮らすようになりました。神の采配としか思えない、うれしい出会いだったと言います。
豊かな海洋の自然に包まれて、その恵みをいただき、必要以上の量を採らず、それを皆で分かち合う。ゆったりと自然の時間に身を任せながら、その日を満ち足りて暮らす。そんな「何もなくて豊かな」日々を、崎山は島民たちと一緒になって過ごしてきました。
そんな暮らしに「今、私たちが学ぶことがたくさんある」と、崎山は強く感じていました。
今までにたくさんの方々がカオハガン島を訪れ、穏やかな風に吹かれて、ゆったりと楽しい日々を過ごしてくれました。あなたにも、ぜひカオハガンに来ていただいて、とにかく楽しんでいただき、そしてほんとうの自分を取り戻し、これからの暮らしについて考えてもらいたいと私たちは願っています。
島でお会いできるのを、心から楽しみにしています。
なんと素敵な文章でしょうか。
ウィキペディアによると、1991年に購入されたのだそう。
もともと購入した際には、人口は350人程度だったそうなんですが、そこから35年程度が経ち、今の人口は600人から、700人程度ではないかと聞かせてもらいました。
そこから、崎山さんがオーナーとなりもともとそこで生活する島の人々との共同生活が始まったということになります。
実は、2013年に私がセブに移住した時からこの島のことはすでに知られていました。私の周辺でセブにやってきた友人でも何人もの人がこの島を訪れていたのを覚えています。
ただ、私は三年のセブ島生活の中でも一度も訪れることがないまま帰国となりました。
今になって思っても、当時、何で行こうとしなかったのかよくわかりません。行こうと思いさえすれば、十分にいく機会はあったでしょうから。そこまで行きたいと思わない何かがあったのでしょう。
それが何の縁か、今回のセブ渡航でとうとう私もカオハガン島に上陸することができました。
誘ってくれた岡本さん曰く「崎山さんも、年齢とともに、カオハガンでの生活が難しくなってきていて、今は拠点を日本に移されています。カオハガンで崎山さんに会える機会もそう多くないと思うので、森本さんもこの機会にどうですか?」とのことでした。
35年前近くに仕事を引退する契機として島を購入されていたわけですから。引退から35年が経てば体調に変化が生まれるのは当たり前の話です。
私も、この機会を逃すともうお会いすることがないままにすぎてしまうかもと思い、スケジュールを調整して、参加させてもらうことになりました。
そして無事、カオハガン島の様子を見ることができたのとともに、オーナーの崎山さんともお話をすることができました。




そこで見ることができた様子は、想像していたものの何倍もの面白さでした。
なんで10年前に行っていなかったんだろう、、、という後悔も浮かんできましたが。たぶん、10年前の自分には今回行って感じた感覚のほとんどを感じることができなかったようにも思います。
そう言った意味では、今回の渡航はタイミングとして大正解だったのかもしれません。
ちなみに、私が感じたことは以下になります。
もしも自分がこの島のオーナーになったら、どうやってこの島を統治?しようとするだろうか?
どのような政治の仕組みを作ろうとするだろうか?
現地での人々のもともとの生活がある中で、どの程度の介入をしようとするだろうか?
この島での揉め事に対して、自分はどの程度の介入をしようとするだろうか?
セブ島からボートで40分という位置もあり、観光客が山ほどくる中で、どこまで、ビジネスをしようとする、させようとするだろうか?
この島で病気になる人が出てきた時に、現地の人はさほどのお金を持たない中で、自分はどのような支援や仕組みを作ろうとするだろうか?
大きなゴミ処理施設がない中で、この島で生活するゴミ処理をどのように行おうとするだろうか?
他の島々や日本、海外の人たちが興味をもってやってくる中で、どこまで交流を広げようとするか、また閉じようとするだろうか?
まさに、政治や経済、自治、税、医療、外交などなど、自治体や大きく言えば、国家の経営に非常に近い構造を持っているなと思ったのです。
もちろん、国といってもここはフィリピンという国にある、またラプラプシティという市にある1つの島という位置付けになります。国であるわけはありません。
ただ、島であるという点からすぐに隣の自治体の人が助けに来てくれるわけでもなく、リソースを調達できるわけでもなく。ある程度の部分は、(時にかなりの部分は)自分たちでなんとかする必要があります
そう考えると、多くの自治体の経営<カオハガン島の経営<国の経営という位置付けと捉えられるようにも思います。
実際、以前、この島を訪れた編集者さんも、私と同じようなことを感じたようです。下記の本では、
「カオハガンという島に「国づくり」のような面白さを強烈に感じました」という言葉が記されています。

そして、私やこの編集者さんが感じたような問いの1つの結果については、すでに崎山さんが自分の考えの元、この島の方々と関わり合い、35年近い時間が経って生まれた様子が目前に広がっています。
また素晴らしいなと思うのが、崎山さんがどのような想いや考えでこの島と関わり向き合ってきたのかについて、いくつもの本で語られ、残されている点にもあると感じました。
これは、もともと編集、出版関連の仕事をされていたという方が購入、実践してくれたからこそかもしれません。
また、崎山さんだけでなく、カオハガン島には日本人のメンバーがここに住み、現地の調査を行っては論文にまとめて発表されたものも用意されています。
その方は、今もカオハガン島で生活し、日々、調査しながら、次の論文にまとめようとされていました。
この現地の様子を生で見ることができるだけでなく、しっかりと実践の思考プロセスが残されているという点で、非常に面白い場所だなと思いました。


最近、AIの発達が凄まじく、ここから先に、人類がしていくべきものは何なのか?どういった力を伸ばしていけると良いのかという問いがあちこちで散見されますが。
ある程度の原始性の残っているこの島に滞在しながら、資本主義の良い点、悪い点についても盛り込みながら、自治体、国家の経営のあり方について考える機会というのは、経営やリベラルアーツについて学ぶという点で、最高の機会であり、教材だなということを思ったという話でございます。
これ以上ない、21世紀方のガチの経営シミュレーションになるのではないかと思います。
まとめ
今回のセブ島渡航で、親子共に、ガチで英語の勉強をするという親子留学の今後の可能性や。
自分の専門性を軸に、キャリアをグローバルに広げるための一歩目のチャレンジとしてのセブ留学の可能性をこの目にしました。
そこで、改めて、セブ島の価値について強く実感したのですが、このカオハガン島も素晴らしい学びの宝庫だなということを思いました。
これを機に、1つのビジネスアイデアが浮かんできたこともあり、今、クロスロードの岡本さんたちと、一緒に事業の立ち上げに向けてあれやこれやと話を始めています。
これもまたそう遠くない将来、テスト版をリリースできそうな気がしますので、興味を持ってくれた方はぜひご参加いただけると幸いです。
また、これを読んで自分もセブ島やカオハガン島でビジネスをしたい、乗っかってみたいと思ってた方は、ぜひ声をかけていただけると嬉しいです。
最後までお読みくださってどうもありがとうございました。
おまけ
現地で、いろいろな動画や写真をとってきました。
せっかくなので、簡単なレポートとしてお楽しみいただけたらと思います。
















みなさん、すごい真剣な表情。見てみたら、我々を除き、現地の女性は1人だけでした。人だかりがすごくて全然前が見えません苦笑









そして、以下は、カオハガン島でFPVドローンを飛ばして撮影した様子。
疾走感が素晴らしいですよね。これをゴーグルで味わえるんだから、FPVドローンは最高ですし、これを申請なく飛ばさせてくれるフィリピンの島は最高だなと思います。
見ていただければ、島の全体感や、いかにこの辺りの海が綺麗かが感じられるかと思います。
こちらはパラセーリングの様子。
ドローンでカメラとゴーグルを同期している時と違い、強風が吹いた時の揺れがダイレクトに体に伝わっていきます。落ちるんじゃないかと言う恐怖を味わいました。
これを経験して、生まれ変わったら鳥になりたいと思っていたこともあるんですが、鳥は鳥で大変なんだろうなーということを思いました苦笑
最後の動画は、崎山さんの瞑想シーンを撮影し、撮れ具合をチェックしている際の様子。
今、カオハガン島を舞台にしたドキュメンタリー作品を作成しているのだそうです。その作品の中で、崎山さんが朝、瞑想しているシーンを空撮して入れられないかと考え、空撮のチャレンジをしている時の様子を私が撮影しました。
しかし、岡本さん、すっかりドローンの空撮にハマっていて、私よりもはるかに上手くなっていってびっくりでした。
やっぱりセブに住んでいると、練習できる時間が桁違いだよなーと思い、ちょっとだけ悔しさを覚えたという話でございます笑
ドキュメンタリー作品ができた際に、シーンが入っていたとしたら、おそらくこの時のものだと思います。こちらも完成をお楽しみに。
ということで今日も素晴らしい学びの機会をどうもありがとうございました。
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