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映画観るならコナンかSAKAMOTO、就職するならスピ系

うっかりしてた。

ここのところ忙しく、

「あ、プラダ2始まるやん」

あわてて時間を作り、チケット取ろうとTOHOシネマズアプリ立ち上げたら
一番でかいシアター1、プレミアボックスシートだけではなく、全部真っ黒。


今日は無理でも明日、明後日はどうかな・・・

どの日も真っ黒。あちゃー、ここまで人気とは。

面白いのは、映画館のシアター、ハードウェアは同じだけど、当然ながら作品によって来場する観客が違う。さすがプラダを観る人たち、プレミアボックスシートから埋まっていく。

作品によっては、プレミアボックスシートはまったく埋まらないことがある。

これは「いい」「わるい」という話ではなくて、観客の選択の基準が見えるということで、マーケティングの勉強になる。

TOHOシネマズうめだのシアター1は音がいいから「プラダ2」には最適なんだけど、仕方ない、同じく音響がいいTジョイを見てみよう・・・ここも一杯だ。

人混みの中で映画観るの、あまり好きじゃない。

ほかに何かやってないか・・・あ、これいいかも。SAKAMOTO DAYS

オレの名前やん。場合によっては舞台挨拶もできるスタイリッシュな服装で行った。

面白かったーーー。舞台挨拶は頼まれなかったけど(当然だ)、上戸彩が「SAKAMOTO」姓なのも気持ちよかった。

「さかもと」「さかさん」「さかもとさん」など、大スクリーンで自分の名前が何度も呼ばれるのは人生初体験で、大変気持ちの良いことでした。

文句なく、これぞエンタメ。

ぼくは原作マンガ読んでないし、配信やってるアニメも観てない。
ただ「めめ(目黒蓮)」が出てるっていうので大ファンの妻も賛成してくれたから行っただけなんだ。

つまり、エコーチェンバー論でいうと、「SAKAMOTO DAYS村」の外から村へ入ったということになる。

これは映画『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』でも同じで、ぼくは10年前にコナン映画を観、登場するキャラクターの関係や歴史がわかってないと理解できないエピソードだったこともあり、ちんぷんかんぷんだった。だって「はいばら」がどういう位置づけのキャラかさえ、理解してなかったんだから。

以来、コナン映画は敬遠していたんだけど、今年エコーチェンバーをテーマにマーケティング本を書くにあたり、必要だと思ったので観た。すごく面白かった。ぼくが映画に望むエンタメは、とにかく日常を上書きしてくれるような理屈ぬきの面白さ。だから「人生の意味」とかヘチマやチョーチンは要らない。ただ、終わったあと「面白かったねー」と笑顔を交わせるような、そんなカタルシスが欲しい。

ただ、今年のコナンに関しては、古いコナン村住民の中には「不満」を言ってる人もいる。映画評で見た。いわく、キャラクターがキャラクターとして生きてない。「らしくない言い回しをさせられている。なぜそうなったかというと、制作サイドが作った筋書きが優先され、不自然な行動、らしくないセリフ回しを強要されているから」というのだが、外から来た新人村人のぼくからすれば「まー、まー、かたいこと言わずに(笑)」。

この体験から、ぼくの中で、「エンタメ映画観るならコナン、SAKAMOTOは続編出たら速攻で観る」という、「決断フリー」ブランドになった。探す必要ない。選択しなくていい。脳内エネルギーの省エネ。


話は変わる。いや、変わらない。

若い創業者(1999年生まれの27歳)率いる燈(あかり)

が面白い。


AIテクノロジーを基盤とするIT企業なのだけど、全員出社が義務。

19時の退勤時間にやる夕礼では社員一人ひとりが「今日の燈道(あかりどう)エピソード」をみんなの前で発表する。

燈道とは、「日本を照らす燈となる」という使命のもとにある、5つの行動指針。

これ、当日、ランダムに指名されるから、本当に行動していないと話せない。

企業理念やミッション、ビジョンはお題目で終わることが多いけど、日々の行動に落とし組むためには最高の方法だ。

そして、一番注目したいのは、この会社がいわゆる体育会的に熱いこと。

人によっては「スピ系」「宗教的」と言う。

それが若い人たちを惹き付けている。東大卒とか、学歴すごい人ばかり。

なぜか。

選択フリー、決断フリーだから。

燈道に従って行動すればいい。自分では悩まなくていい。

「働き方改革」は、「職場の人間関係(上司部下など)を希薄化」した。

1人ひとりが「自分1人で」悩み、考え、意思決定するということだ。

30代以下の年齢の会社員は二人に1人が転職したか、予備軍という。

つまり、「転職」という「決断」を迫られていることになる。

しんどいよね?

「会社の言う通りやればいいんだ」というザ・昭和な世界観はめちゃくちゃ合理的といえる。

映画観るならコナンかSAKAMOTO、就職するならスピ系。

これも、現代の決断フリーが求められる社会が生み出した現象だね。


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