人材紹介をやると「会社を見る目」が養われる|転職市場の裏側を知る仕事
皆さんは、会社を選ぶ時に何を見ますか?
年収
休日
福利厚生
知名度
勤務地
おそらく多くの方が、こうした条件面から企業を見ると思います。
実際、転職活動をしている方からも、
「年収はどのくらいですか?」
「残業は多いですか?」
「年間休日は何日ですか?」
という質問をよくいただきます。
もちろん、それらは大切な情報です。
ただ、人材紹介の仕事を続けていると、会社を見るポイントが大きく変わります。
むしろ、
「条件より先に見るもの」
が増えてきます。
今回は、人材紹介の仕事をすることで身につく
『会社を見る目』
についてお話したいと思います。
求人票だけでは会社の良し悪しは分からない
人材紹介の仕事を始めて驚いたことの一つが、
求人票だけでは会社の実態はほとんど分からない
ということです。
例えば、
年収600万円
年間休日125日
残業月20時間
という求人があったとします。
条件だけ見れば魅力的です。
しかし実際に企業へ訪問し、経営者や採用担当者と話をすると、
会社ごとに全く違うことが分かります。
例えば、
社員同士の関係性
意思決定のスピード
経営者の考え方
評価制度の実態
将来性
などです。
同じ年収600万円でも、
「ここで働きたい」
と思う会社もあれば、
「自分には合わないかもしれない」
と思う会社もあります。
人材紹介をやると、
条件だけで会社を判断しなくなります。
良い会社は意外と有名ではない
転職市場では、
どうしても有名企業へ目が向きます。
しかし人材紹介をしていると、
「良い会社=有名企業」
ではないことがよく分かります。
特に広島には、
国内トップシェア
世界展開
ニッチトップ
のような企業が数多くあります。
それでも一般の知名度は高くありません。
実際、
転職活動を始めるまで会社名すら知らなかった
というケースも少なくありません。
しかし、
利益率が高い
財務が健全
離職率が低い
社員満足度が高い
という企業もたくさんあります。
人材紹介をしていると、
会社の価値は知名度だけでは測れない
ということを学びます。
採用活動を見ると会社の本質が見える
これは人材紹介ならではの視点かもしれません。
企業は採用活動をするとき、
本音が出ます。
例えば、
求職者への対応一つを見ても、
会社の姿勢が見えてきます。
面接の日程調整が早い
フィードバックが丁寧
候補者を大切にしている
そんな会社もあります。
一方で、
返事が遅い
面接官ごとに話が違う
採用基準が曖昧
という会社もあります。
採用活動は、
会社の文化や組織運営がそのまま表れやすい場面です。
人材紹介を続けていると、
採用対応を見るだけで、
ある程度その会社の特徴が見えるようになります。
成長する会社には共通点がある
多くの企業を見ていると、
成長する会社には共通点があります。
例えば、
変化を恐れない
若手へチャンスを与える
人材投資を惜しまない
経営者が学び続けている
などです。
逆に、
「昔からこうだから」
という考え方が強い会社は、採用でも苦戦しやすい傾向があります。
もちろん例外もあります。
ただ、企業を数多く見ていると、
どの会社が今後伸びそうか
という感覚が少しずつ養われていきます。
経営者と話すことで視野が広がる
人材紹介の魅力の一つは、
経営者と話す機会が多いことです。
20代で経営者と定期的に話す仕事はそれほど多くありません。
企業訪問をすると、
採用課題
組織課題
事業戦略
将来構想
などを聞くことがあります。
最初は難しく感じるかもしれません。
ただ、こうした経験を積むことで、
自然と経営視点が身についていきます。
そして、
会社を見る視点も大きく変わります。
転職市場の裏側が見える
人材紹介をしていると、
転職市場のリアルが見えてきます。
例えば、
求職者から人気が高い会社が、
必ずしも採用成功しているとは限りません。
逆に、
知名度は高くないのに、
採用が上手くいっている会社もあります。
その違いは何なのか。
どんな企業が人材に選ばれるのか。
そうしたことが見えてくるようになります。
つまり、
人材紹介は「求人を紹介する仕事」ではなく、
転職市場そのものを学べる仕事でもあります。
この経験は一生役に立つ
人材紹介をやっていて感じるのは、
「会社を見る目」
はどんな仕事をしても役立つということです。
例えば、
将来自分が転職する時。
管理職になる時。
経営に関わる時。
必ず活きてきます。
なぜなら、
働く上で最も重要な選択の一つが、
「どの会社で働くか」
だからです。
人材紹介は、
その判断力を鍛えられる仕事でもあります。
最後に
人材紹介の仕事を始める前は、
私自身も会社を見る基準はシンプルでした。
年収。
休日。
知名度。
しかし今は違います。
経営者はどんな人か
会社はどこへ向かっているのか
社員は生き生き働いているか
採用へ本気で向き合っているか
そんな視点で企業を見るようになりました。
人材紹介の仕事は、
人を見る力だけではなく、
会社を見る力も養われる仕事です。
そしてその力は、
どんなキャリアを歩む上でも大きな財産になると思っています。
