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最強の毒素 ボツリヌス菌とは??

先日、新潟市で「ボツリヌス食中毒」が発生したとニュースが話題になりました。
・女性は、現在入院中で、検査の結果「C型ボツリヌス毒素」が陽性となりました。
・女性は去年11月頃、市内の食料品店で、密封容器包装詰めで要冷蔵食品の総菜を購入し、自宅で常温で保管していました。その後、ことし1月20日の正午頃、1人で食べたところブルーチーズのようなにおいや味が確認されたといい、女性はその日の深夜に、眼のチカチカ感、口が渇く、嚥下(えんげ)困難、ろれつが回らないなどの症状があり、翌日午前5時ごろに医療機関を受診。その後、症状が悪化したため、病院へ救急搬送されました。

ボツリヌス菌(Clostridium botulinum)とは?

今日は、ボツリヌス菌について紹介できればと思います。
ボツリヌス菌は、嫌気性(酸素を嫌う)の細菌で、世界最強の毒素を生産することで知られています。この毒素は「ボツリヌストキシン」と呼ばれ、神経系に作用して麻痺を引き起こします。
*酸素があると増殖できないので、密封容器で増殖します
*環境が厳しくなると芽胞(休眠状態)を作り、100℃で数時間加熱しても死なないほど耐久性が高い特徴があります


ボツリヌストキシン(毒素)

  • 神経毒の一種で、神経と筋肉の接続を阻害し、筋肉を麻痺させる

  • 毒性が極めて強く、1gで100万人を殺せるほど強力(致死量は数ナノグラムレベル)

  • ただし、熱に弱く85℃以上で5分加熱すると分解される


ボツリヌス食中毒原因:真空パック食品、缶詰、はちみつなど、低酸素環境で増殖したボツリヌス菌が産生した毒素を摂取
症状
ものが二重に見える(複視)
口の渇き
しゃべりにくい、飲み込みにくい
全身の筋力低下(進行すると呼吸麻痺で死亡)
予防策:
食品を85℃以上で5分以上加熱する
真空パックや缶詰を膨張しているものは絶対に食べない


ボツリヌストキシンの医療・美容への応用

ただ、このボツリヌストキシンですが、医療や美容に応用されています。毒素をごく微量を使用して、筋弛緩作用を利用するのです。

① 医療用途

  1. 眼瞼けいれん(まぶたのけいれん)

  2. 斜視(目の向きがズレる症状)

  3. 脳卒中後の筋肉の硬直

  4. 多汗症(ワキ汗や手汗の治療)

  5. 片頭痛の治療(ボツリヌストキシンが痛みを和らげる効果がある)

② 美容用途

  1. シワ取り(表情筋の動きを抑えてシワを減らす)

  2. 小顔効果(咬筋に注射し、エラの張りを抑える)

  3. ふくらはぎ痩せ(ふくらはぎの筋肉を細くする)


本日もご覧頂きありがとうございました!😊😊引き続きよろしくお願いいたします。からすま


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