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AIでマンガを制作 第2弾が完成しました

クルーズ旅行に出かけた3世代家族の物語を描きました


クルーズ旅行で知った、家族のこと 海の時間が、家族のきずなを深める
クルーズ旅行で知った、家族のこと 海の時間が、家族のきずなを深める

クルーズ旅行に出かけた一家の物語

今回のマンガは、クルーズ旅行に出かけた一家の物語となりました。以前から、クルーズ旅行に興味がありましたので、クルーズ船をマンガの舞台にしたいというアイデアがありました。夫の定年退職を機に夫婦で出かけるという設定も考えましたが、どうせなら一家そろって旅行に行かせようという思いから、3世代6人が一緒にクルーズ船に乗り込むという話になりました。

キャラクターを多くすると大変

今作で最も苦労したのは、キャラクターの管理です。一番の失敗が娘の美咲と、その母の香織のキャラクターを明確に分けなかったこと。むしろ似ている母子でいいかと思っていたのが大失敗。

Codexも明確に差別化できず、娘の美咲と母の香織を混同し続け、家族が5人になってしまったり、娘が母の心情やセリフを表現してしまうなどの混乱がありました。

さらに、家族6人に船内のスタッフや食堂のウェイターが加わると、なぜか家族の1人と入れ替わってしまうという現象も多発しました。このあたりは、現時点でのAIの限界を痛切に感じたところでした。

娘の美咲と母の香織
娘の美咲と母の香織
娘の美咲と母の香織を混同
娘の美咲と母の香織を混同
家族の1人と入れ替わってしまう
家族の1人と入れ替わってしまう

Codexが壊れた

マンガの制作にはCodexのデスクトップアプリを使用することが前提です。前回は何も問題がありませんでしたが、今回は次々にトラブルに見舞われました。

まず起こったのがCodexの暴走。40ページくらいまで生成して一度そこまでのページを修正する作業を行いました。何ページか出力されたところで、突然、教育用画像といわれるものが出力され始めました。再起動など試しましたが改善することなく、やむを得ず作業を止めました。幸いそのまま解消し、その後発生することはありませんでした。

教育用画像1
教育用画像1
教育用画像2
教育用画像2
教育用画像3
教育用画像

次に起こったのが、画像を生成しないという現象です。夜に、自動生成を仕掛けて寝たのですが、翌朝確認すると、修正に使った1コマの画像が2枚出力されているだけ。一旦再起動して実行すると回復しましたが、原因不明の不可解な現象でした。

異常はさらに続きます。生成を続けるうちに、突如キャラクターが別人になり始めます。キャラクターを設定したシートは参照しているはずなのですが、一部のキャラクターのみ全く違うキャラクターとして描かれました。キャラクターを再度確認させてしのぎましたが、気の重くなる現象でした。

映画俳優のよう
映画俳優のよう
映画俳優のよう
映画俳優のよう
また新たなキャラクター
また新たなキャラクター

画像が保存されない

もっとも参ったのが、画像生成ツールがローカルにファイルを保存してくれなくなる現象です。それまで何十枚も生成して、ローカルに保存されたものをCodexがプロジェクトフォルダにコピーしてくれていたのですが、急にそれができなくなりました。

チャット欄で画像は生成されていたので、Codexに相談すると手動で保存するしかないとのこと。色々手を尽くしましたが他に方法が見つかりませんでした。しかし、このあと何十枚も手動で保存し続けることは現実的ではありません。マンガづくりもここまでか、と断念するところでした。

Codex CLIで続行してみる

Codexデスクトップアプリを一回削除してインストールし直すことも考えましたが、作っている途中ですので、継続して同じ情報を扱えるのか不安がありました。

そこでCodexデスクトップアプリをあきらめ、Codex CLIに切り替えて続行することにしました。同じプロジェクトフォルダを使用しているものの、ストーリーは継続するのか、キャラクターは変わらずに描かれるのかという心配がありました。

実際に動かしてみると、元どおりプロジェクトフォルダに画像が集約され、途中で止まるようなこともなく画像の生成が進みました。しかし、恐れていた通りキャラクターが以前と微妙に変化する状況が起こりました。後半に差し掛かっていましたが、キャラクターを忠実に再現することを厳命して、ほとんどのページを再生成することで最後まで完成することができました。

それでも生成AIの進化を感じたところ

色々とトラブルはあったものの、助かったのが日本語の表現の確かさです。少し前までは文字がくずれたり、おかしな日本語になることが多くありましたが、今回はそれがほとんどありませんでした。100ページのうち、10コマでセリフを修正した程度。しかもそれはストーリーの流れを見てセリフを変えたもので、誤りを修正したのは半数以下でした。

キャラクターの保持というところではトラブル続きでしたが、キャラクター設定を再確認させて再生成したものは、しっかりと本来のキャラクターを演じてくれました。キャラクターの一貫性もさらにレベルが上がっていることを実感しました。

次から気を付けるべきところ

この記事を書くにあたって、プロジェクトの中であらためてCodexに作業時のことを振り返ってもらいインタビューしたのですが、次回に気を付けるべきことについてアドバイスをもらいました。


「次回は、画像生成に入る前に「キャラクター表現ルール」と「ページ別チェック項目」をもっと強く固定すると手戻りが減ります。

特に効く指示はこれです。

  • 家族6人が出るページでは、必ず6人の名前を列挙してから生成する

  • 美咲と香織、悠真と美咲、健と若い男性、誠一と写実老人を混同しないよう、ページごとに年齢・服・髪型を明記する

  • スマホ、書類、画面は人物の視線側に向ける

  • 文字は後入れしない前提なら、セリフを短く、ページごとに確定してから生成する

  • 「撮影許可」「非公開」「下書き」「削除」「投稿」をページごとに明示する

  • 生成後は、人物数、キャラ識別、セリフ、画面向き、ページ寸法を必ず確認する

今回はストーリーの精度は高かった一方で、画像生成段階でキャラクターの混同や人数欠けが多く、そこが手戻りの中心でした。」


といった指摘を受けました。作画の前のルールの徹底が大事だということを身にしみて感じました。

まとめ

色々とトラブルの事例をあげましたが、これは私の環境でCodexの調子が悪かったということで、販売していただいたりゅーさんのツールは非常に優秀なツールであったことは強調しておきます。

今作は100ページに渡る作品でした。修正したページを数えてみると62ページあり、繰り返し生成したこともあって、総数は140ページ近くありました。完成形のおよそ1.5倍生成し続けたことになり、とてもヘビーな仕事となりました。

Codexにも作品を評価してもらいました。

「完成した漫画は、完璧な作画品質というよりも、「AIと人間が試行錯誤しながら、100ページの家族漫画を一本の物語として成立させた」ことに価値がある作品になった。キャラクターの揺れや修正の多さは残ったが、その過程も含めて、AI漫画制作の現実と可能性がよく表れた。」

次回作の構想はまだ具体的では、教育的なものでキャラクター数もしぼって作れたらいいかなという希望をもっています。ただ今回は付きっきりになってSubstackも含めて何もできなくなり、ひたすら疲弊するばかりでしたので、少し休んでからになりそうです。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。


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