博士課程で地味に助けられた本とか
大学にトータル12年(学部4年・修士2年・博士6年)いた自分が、
どこかの名前も知らない後輩たちの研究生活に少しでも役立てばいいなと思って書く備忘録。
卒論でも、修論でも、ドク論でも、どこかで効いてくるはず。
紹介の前に、ちょっとだけ自己紹介。
地方のいわゆる駅弁大の理系。分野はざっくり生態学。
解析は主にR。英語は死ぬほど苦手な状態からスタート。
いわゆる「できる院生」ではなかった側の人間です。
論文書けない、英語できない、解析わからない。
だいぶ詰んでた側。
だからこそ、
「とりあえずこれ知っておけばなんとかなる」みたいなものを中心に書いていきます。
論文を書くのに役立った本
最初の1本を書くまでが一番しんどい。
というか、何を書けばいいのかがそもそもわからない。
そんな人は、たぶん多い。
自分もそうだったので、周りの博士の人に色々相談して、
最終的に思ったのは「書き方はちゃんと学んだ方が早い」ということ。
科学論文は、論理とパラグラフでできている。
ここが崩れると、どれだけデータが良くても読まれない。
論理を理解する
論理的に説明する技術
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そもそも「論理的」って何?を理解するための本。
論理的に読む技術
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上記を踏まえて、「じゃあどう書く?」に繋げる本。
これから論文を書く若者のために 最終完結版
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通称「これ論」。基礎は網羅してるけど、これ1冊で完成というよりは他と併用前提。
文章力を鍛える
明文術
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誤解されない文章の書き方。科学論文の土台。
どう書くか: 理科系のための論文作法
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読者を迷子にしない構成の作り方。
日本語の作文技術
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助詞や修飾の使い方など、日本語の基礎を見直せる。
考える技術・書く技術
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文章構造をきれいに組み立てたい人向け。
このあたりをつまみ食いしながら読んでた。
全部ちゃんと読む必要はないけど、
どの本も結局言ってることは同じで、
「論理」と「読みやすさ」。
あと、日本語書けないと英語も無理、は割と本当。
英語論文を書くのに役立った本
英語は本当に苦手だった。
でも論文は英語で書かないといけないので、諦めて慣れるしかない。
英語論文すぐに使える表現集
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とりあえずこれ。コピペして繋ぐところからスタート。
はじめての英語論文 引ける・使える パターン表現&文例
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表現のバリエーション補充。ただし分野違いには注意。
理科系のための 英語論文表現文例集
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上記の補強。個人的にはこれが一番使いやすかった。
理系英語論文を書くための類義語使い分けBOOK
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単語のニュアンス理解にかなり助かる。
英文校正会社が教える 英語論文のミス100
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気づきは多いけど、最終的には校閲に投げてもいい気はする。
理系英語のライティング Ver. 2
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書き方そのものを丁寧に解説。入門に良い。
総合英語 Evergreen
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大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】
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英語が苦手な人はここ。
科学英語は中学英語で十分(ただしそれが一番難しい)。
最初は「表現集コピペ」でOK。
そこに少しずつ自分の文章を混ぜていく。
基礎文法は、どこかでちゃんとやり直した方が絶対に楽になる。
解析とか(Rとか統計とか)
このへんは正直、一番時間を使ったところ。
そして、一番差がつくところ。
生物学を学ぶ人のための統計のはなし
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通称「ピンク本」。何をしてはいけないかを学べるのが強い。
フィールドデータによる統計モデリングとAIC
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AICの理解にはこれ。ただ後半は難しめ。
生態学: 個体から生態系へ
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生態学やるなら必読。
行動生態学 (シリーズ 現代の生態学 5)
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事例多めで読みやすい。
データ分析のためのデータ可視化入門
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超入門! Rでできるビジュアル統計学
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図の作り方はこの2冊。
コードはどうにでもなるけど、「何を描くか」は別スキル。
スライド・発表(パワポ)
発表は「中身+見せ方」。
伝わるデザインの基本
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参考サイト
https://tsutawarudesign.com/
これをちゃんとやるだけでかなり変わる。
ユニバーサルカラーの意識は本当に大事。
理系英語のプレゼンテーション Ver. 2
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英語発表と質疑対策。
スライドは「いかに削るか」がすべて。
盛るより削った方が伝わる。
最後に
とりあえず思いつく範囲で書いたので、合う合わないはあると思う。
ただひとつだけ言えるのは、
「なんとなくやる」より
「型を知ってやる」方が、圧倒的に楽になる。
たぶん。
あと、一番大事なのは体・心を壊さないこと。
自分の力でハンドリングできないことは仕方ないと割り切って、無理しすぎず頑張ってください(もちろん無理しないと行けない場合も多いんだけど)。
