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ウジェーヌ・ドラクロワ / メトロポリタン美術館
芥川龍之介 「鴉片エキス、ホミカ、ヴエロナアル」
御手紙ならびにオピアムありがたく頂戴仕り候。
[大正十五年十一月二十八日 斎藤茂吉様]
鴉片エキス、ホミカ、ヴエロナアル――薬を食つて生きてゐるやうだ。
[大正十五年十二月二日 佐佐木茂索宛]
註に「オピアム opium(英)。阿片。」とある。
送ったのか、斎藤茂吉!
そして「ホミカ 薬品名。未詳」とある。

番木髄
馬銭子
種子1個で致死量を含み、全身筋肉の強直性痙攣を引き起こすという他に例を見ない毒性を示します。
ホミカの特記すべき薬効として、顔面神経麻痺の治療と重症の筋無力症があります。
え?
これで死んだんちゃうん?
ヴエロナアルの過剰摂取でも青酸カリでもなくて、ホミカで死んだんちゃうん。種子一個でええんやで。
いや待てよ、ホミカは斎藤茂吉にはおねだりしとらんな。
誰にもろうたんやろ?
そのおねだりの手紙もないな。
誰や、ホミカ処方したんは?
