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さいふ参りの御利益は・・・

体調絶不調だった3月。
原因が分からず、いくつも病院を受診することになり、
すっかり気分が萎えていた。
仮殿奉納公演「邂逅」に元気をもらってなんとかやり過ごし、
4月の終わり、思い立って宰府参りへ出かけてみることにした。

さいふまいり>
学問・文化の神として人々の信仰を集める太宰府天満宮に参詣し、太宰府周辺の名所旧跡をめぐること。(だざいふなびHPより)

心地池にかかる三つの太鼓橋。
過去・現在・未来、三世一念を表す。
仮殿で二礼二拍手一礼。
天神様に「体調が早く回復しますように」と祈願。
いやいや、学問・芸術の神様に健康祈願とは・・・。
心の中で自分にツッコミつつ。

九博で特別展を鑑賞し、おいしいうどんや梅ヶ枝餅を食べて、
奉納公演を脳内リプレイしながら境内を散策して過ごしているうちに
気づくと体調も少し楽になったような。これは天神様のご利益・・・!?

太宰府天満宮の敷地の一画にある九州国立博物館

会場内は写真撮影NG。撮影ができる会場だとつい写真を撮ることに気を取られてしまうので、ゆっくり鑑賞することができた。
私がとくに楽しみにしていたのは若冲の「糸瓜群虫図」。
蔓の細かな動きや枯れた部分も忠実に残す葉、糸瓜のあちらこちらに
留まっている生き物たちなどが生き生きと描かれて見ていて飽きない。

思いがけず、初めて本阿弥光悦と俵屋宗達の共作(作品)を見ることができたのもよかった。(「忍草下絵和歌色紙」)

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境内の奥にある小山田茶屋
店先でお茶を楽しむ人も多い。
うどん定食 950円
出汁がおいしいうどん。ここのうどんがお気に入り。
小鉢の総菜はどれもやさしい味付け。
ボリュームがありすぎて。うどんだけでも十分だったかも。
なんて言いながら、おいしさに最後まで箸はとまらず。
あみだくじになっている箸袋
辿った結果は次の写真に。
せっかくだから下を見る前に「運試し」をどうぞ♪
あみだくじ箸袋の裏。
今日の運勢はいかに?
「くわしくは言えないが」という絶妙な言い回しに、クスっと笑ってしまう。
小吉の身につけるラッキーアイテム「ししゃも」。ししゃも、って・・・!!
太宰府天満宮といえば、外せない梅ヶ枝餅。
パリッとした皮が香ばしい焼きたて。中は粒あんがたっぷり。
手を汚さないようペーパーをつけてくれる心遣いがうれしい。
梅ヶ枝餅を焼いている小山田さん。
「焼いているところ撮ってもいいですか?」と尋ねると、
焼きあがったところをこちらにむけて開けて見せてくれた。
天満宮の奥を散策。
新緑をまとう樹齢千年のくすの木
本殿の後ろにある夫婦樟
樹齢1000~1500年(推定)
大正11年に国指定天然記念物に指定
道真公に関する貴重な史料や、現代アーティストの個展を観覧できる。
五言絶句双幅(複製)
道真公が遠く離れた都をしのんで詠まれた漢詩。
離家三四月(家を離れて三四月)(右)
落涙百千行(落つる涙は百千行)(右)
萬事皆如夢   (万事皆夢如)(左)
時々迎彼蒼(時々彼の蒼を仰ぐ)(左)
鳥点(ちょうてん)筆法:鳥の姿に似た字体。
鳥のように飛んで都に帰りたいという道真公の気持ちを表しているとも言われている。
大宰府駅の近隣にある老舗の喫茶店(1978年~)
自家焙煎珈琲「蘭館」
落ち着いた外観
気品漂うシックな内観。
至るところにさりげなく花が飾られている。
木漏れ日ゆれる窓際に並ぶ置物たち
せっかくなので〝ほどよいコクとうまみ。マスターおすすめ〟と
メニュに―書いてある「道真ブレンド」をオーダー。
すっきりと飲みやすい味。
もしコーヒーを飲める時代に生きていたなら・・・。
道真公もほろ苦くて美味なるこの飲み物をたしなんでいただろうか。
仮殿(右)の上空にのびていく飛行機雲

自然・文化・芸術に癒されて。
おみくじは中吉だったけど、大吉な気分で宰府参りからの帰途に着く。

単純&食いしん坊な私には
〝おいしい、楽しい〟がいちばんの健康への近道、ということかな。

きっと宰府参りの御利益は、何も考えずにただ楽しく過ごした時間の中に
あるのだろう。

樹齢千年のくすの木の近くに鎮座する小さな牛




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