フィルタリングの結果、残ったのは牛丼。
麻辣湯を専門とする飲食店が急増している。
ChatGPTで作ったかのようなわかりやすく可愛いキャラクターがメインビジュアルだったり、飲食店なのに店内照明が真っ白なLED蛍光灯だったり、レシートが日本語じゃない場合があったりすることは気になるが、そもそも行ったことがないのでそれ以上は気にならない。
バーミヤンと丸源の麻辣湯であれば味見をしたことがある。すまん、僕の好みではなかった。そこを否定するつもりはない。好みだから。
いわゆる麻辣湯屋の客層を、信号待ちでぼーっと見ることがある。ワイワイキャッキャ具を集め、フルカスタム料理を作る過程の写真や動画を撮影し、SNSにポストする。楽しそうだ。
そういう時代だよなーと漠然と思う。
結果がいくらになるかリザルトでしか確認できない方式の課金コンテンツは、常に残高を気にするタイプの僕には非対応である。
それが楽しめる経済的な余裕とメンタリティは見習いたいものだ。
で、あなた方、「麻辣湯」が好きなの?
もし手元にスマホが無い場合、麻辣湯食べる?
麻辣湯が流行ってない世界でも、麻辣湯食べる?
いや別に、麻辣湯屋に行って麻辣湯食うのは何も構わない。味や体験が好きな人もいるだろうから。
何かが爆発的に流行るたびに「それ、本心で好きなのかな」というのが気になる。極めて個人的な意思や好みをどこまで内包している感情でそれを食ってるんだろうなと。
いわゆる麻辣湯店って、そういう心理を上手に解釈して、人の心を掴み、顧客を集めてるんだろうなと主観的には感じる。カスタマイズって面白いもんね。
一定の制約の中で何かを選んでいくスタイルのカスタムは『〇〇って人がやってたカスタム』みたいなことも出来るし、尖った個性派カスタムも出来る。とはいっても具を選ぶだけなので、それら全てに再現性もある。
つまりSNSでシェアしやすい。お店に何度も足を運ぶ理由ができる。とても賢い商売である。
SNSが無い世界線だったら、行動は大きく変わっていたかもしれない。僕だってそうだ。
承認欲求は人の行動を良くも悪くも変える。SNSが無くても本当に好きと思えるもの、僕はいくつ持っているだろう。
結果的に今好きなものだとしても、きっかけはSNS的承認欲求かもしれない。それらを外した時、一個人としての本質的な部分が残る。
僕に残るのは牛丼かもしれない。
以上、コッチーでした。
