見出し画像

海外VTuberが椎名林檎の曲を歌うということ

さすがに予想してなかった。

ホロライブENの英語圏VTuberであるShioriが、配信中に椎名林檎の曲を歌うなんて。

Channel: 椎名林檎
Video Title: Hatsukoi Shoujo -"Firstlove" Singer-


事の発端は、先日まで行われていた、ホロライブENのロールプレイングイベント、「EN Reco」シーズン3で、Shioriがゲーム攻略のために懐かしい歌を歌うことをシステムに要求された場面。↓ (1:51:09~)

Channel: Shiori Novella Ch. hololive-EN
Stream Title: I Am But a Sister of the Cloth 【ENigmatic Recollection: Season 3】

ここで、Shioriが歌ったのが、椎名林檎の「ハツコイ娼女」だった。

Shioriのお歌、癒される。


椎名林檎や東京事変の曲は好きなんだけど、「ハツコイ娼女」のことは、今回Shioriが歌ってくれたことで初めて知ることができた。

まさか、EN勢から椎名林檎の曲を教えてもらうことになるとは。

ユニバーサルミュージックのサイト曰く、「ハツコイ娼女」は椎名林檎と、斎藤ネコというオーケストラアレンジや指揮などを手掛けている方のコラボアルバム「平成風俗」に収録されている楽曲とのこと。

アルバムの発売は2007年。20年近く前のアルバム。

シングルとしてはリリースされていないから、アルバム曲だね。

それなら余計に不思議じゃない?

「海外VTuberが椎名林檎の曲を聴いたことある」

これ自体はまだ分かる。

林檎嬢自身英語が使えるし、日本の音楽業界でもかなり存在感のあるアーティストだから。

ただ、驚いたのが、Shioriがアルバム曲である「ハツコイ娼女」を歌ったということ。

夜の高速道路で自分に酔いしれながら運転してるときに聴きたい曲ランキング1位の「丸の内サディスティック」や、同ランキング第2位の「長く短い祭り」などではなく、「ハツコイ娼女」を選んだということ。

「ハツコイ娼女」は素敵な曲だから、お気に入りの曲に入るのはわかる。

ただ、「アルバム曲を知っていた」というのが意外。

しかも、「nostalgicな曲」として選んだわけだから、「ハツコイ娼女」はShioriにとって思い入れがある曲ってことだ。

アーティストの曲を認知するとき、まず耳に入るのは有名な曲からだと思う。

街に行けば有名な曲がそこら中で流れてるし、音楽サブスクでも最初にお勧めされるのは、大衆によく聞かれている曲だろう。

Shioriも、そういう有名な曲から椎名林檎を知ったはず。

つまり、Shioriは椎名林檎の有名な曲をたくさん聴いたうえで、「ハツコイ娼女」を選んだという可能性が高い。

「椎名林檎については全然知らないけど、たまたま知ってた唯一の曲が『ハツコイ娼女』だった」なんてことあるか?

それは考えにくい。

椎名林檎の「本能」「丸の内サディスティック」をどこかで聞いて、そこから椎名林檎の曲を好きになり、他の曲を聴くようになった過程で「ハツコイ娼女」を知り、大好きになったというパターンが一番ありそう。

だから、Shioriは椎名林檎の曲を相当知ってるんだと思う。

このことから、Shioriがどうやって日本文化に触れているのかが気になった。

Shioriの日本文化の知識については、以前から不思議に思うことがあった。

例えば、「日本の学校給食で『コッペパン』というパンがある」ということを知っていること。

以前のVlogで、駄菓子バーでコッペパンを食べていたけど、その時にコッペパンがどういうものかを解説していた。(8:33~)

Channel: Shiori Novella Ch. hololive-EN
Video Title: Hololive EXPO 2026, Secret Izakaya, & Mini-Museum 【JAPAN VLOG】

「これを食べるのが楽しみだったんだ」って言ってたから、駄菓子屋に行って初めてコッペパンの存在に気付いたわけじゃなくて、駄菓子屋に行く前から存在を知っていたってことだよね。

事前にHenma (Shioriのマネージャー)か誰かに教えてもらった?

でも、コッペパンの話題なんて日常会話で出るか?

真相は分からないけど、「コッペパン」なんて、ちょっと日本を知ってる程度の海外勢が知っていることじゃない。

アニメとかで出てきたのかな。

そして、デビューしたての頃の配信では日本のVTuberについて語ってた。↓

Channel:Shiori Novella Ch. hololive-EN
Stream Title: Crash Course Vtuber Lesson

そのへんの日本人よりも詳しい解説。

どういう知識ドメインなんだろう。

配信では基本的に英語を話してるし(「なるほどねぇ」みたいなひと言くらいの日本語使うことはよくあるけど)、あんまり日本について語ることはない印象なんだけど、自分が思ってたよりもShioriは日本文化に詳しいらしい。

Shioriは以前どこかで、「日本語は学校で少しやってた」と言っていたはず。

だから、日本文化とかにも関心があるんじゃないかとは思う。

とはいえ、知識の持ち方が特殊な気がする。

Shioriはどうやって日本文化のことを学んでいるんだろう。

Shioriは何がきっかけで「ハツコイ娼女」を知ったんだろう。

「ハツコイ娼女」にどんな思い入れがあるんだろう。

あーShioriのことをもっと知りたい

ホロライブ大学EN学部Advent学科でShiori Novellaを専攻して博士号取りたい


Shioriへのリクエスト

Shioriさん、もしまた椎名林檎の曲を歌う機会があったら、
次は「いろはにほへと」を歌ってくれませんか?

「いろはにほへと」の妖艶な雰囲気とShioriさんが醸し出してる雰囲気、めちゃくちゃ合ってると思うんです。

Channel: 椎名林檎
Video Title: 椎名林檎 - いろはにほへと


次元を超える椎名林檎の影響

先日行われた、にじさんじの8th Anniversary LIVE、「CONCERTO」では、Day1で石神さんが、Day2ではShuが「メガホン」を使うパフォーマンスをしていた。

↑この投稿の左上の写真。


↑この投稿の右下の写真。


メガホンは、King Gnuの常田さんも「Tokyo Rendez-Vous」などで使ってるし、Eveさんも「デーモンダンストーキョー」のライブパフォーマンスで使ってる。

King Gnuにいたっては、「林檎嬢をゲストで迎え入れ、常田さんが林檎嬢の前でメガホンパフォーマンスをする」という、超常現象ライブをしていた。↓

Channel: King Gnu official YouTube channel
Video Title: King Gnu × 椎名林檎 - W●RK (King Gnu Dome Tour THE GREATEST UNKNOWN at TOKYO DOME)

00:40が林檎嬢登場シーン。でも最初から観た方が迫力がやべえ。

まじでさ、日本の音楽ライブ史上これを超えるゲスト登場シーン存在するの???

この熱狂を現地で体験してたら、正気を保ってられた自信がない。

映像の編集がうますぎて、動画越しでも超常現象味を感じる。

運動会のときの先生が使ってるイメージしかなかったあのメガホンをこんなにも熱狂できるパフォーマンスに落とし込めるアーティストの皆様へ心から感謝。

そして、メガホンのパフォーマンスで最も有名なパフォーマーの一人と言えば、「椎名林檎」だと思う。

少なくとも、自分にとっては間違いなく、

「メガホンと言えば椎名林檎」

っていうイメージが出来上がってる。

Channel: 東京事変
Video Title: 東京事変 - 「新しい文明開化」 from Discovery

さっきも書いたように、今やVTuberのライブでもメガホンパフォーマンスがされるようになっている。

林檎嬢のメガホンパフォーマンスが石神さんやShuのメガホンパフォーマンスに直接影響を与えていたかどうかは分からないけど、林檎嬢がメガホンパフォーマンスを世に知らしめたことは、絶対どこかでVTuberのライブパフォーマンスに影響を与えているはず。

林檎嬢がデビューしてから28年。もうすぐ30周年になるけど、今なお世界に影響を与え、熱狂を生み出し続けている。

Shioriが「ハツコイ娼女」を歌ったように、「EN VTuber」という「次元」と「言語」を超えた存在にすら影響を及ぼしている。

半端ない。


英語始めるの遅くて良かった

英語やるの遅くてよかった。ほんとに。

もしも、もっと早くに英語の面白さに気づいて、英語にのめり込んでいたら、日本の音楽に関心を持てなかったかもしれない。

椎名林檎のことを知らずに生きていたかもしれない。

もしそうなったら、今回の「Shioriが椎名林檎の『ハツコイ娼女』を歌った」ということに、ここまで興奮できなかった。

「あの日、友人とカラオケに行って、友人が『丸の内サディスティック』を歌ってくれたことがきっかけで椎名林檎の音楽を聴き始めた」

という事実すら存在せず、今にいたるまでずっと椎名林檎の音楽を知らないまま生きることになってたかもしれない。

あの日「丸の内サディスティック」を歌ってくれてありがとう。友人。

しかも、もし早期に英語に取り掛かって、2010年代に自分が納得いく英語レベルに到達してしまったら、

「英語はもういいかな。次は別の言語をやろう」

って考えていた可能性もある。

ホロライブEN一期生のMythがデビューしたのは2020年の9月。

つまり、

「早期に英語に取り掛かっていたら、EN VTuberにハマることはなかったかもしれない」

ってことだ。

今回のうれしさは「英語を始めたのが遅かった」からこそ体験できている。

遅く始めたからこそShioriに出会えて、Shioriが椎名林檎の曲を歌っていることに感動できている


「まだ間に合う!」って言葉がある。

これって、

「もっと早く始めた方がよかったけど、まだ大丈夫だよ」

っていうニュアンスがあるよね。

でもさ、そうじゃなくて、遅く始めたからこそ得られる喜びがあるんだよ。

その喜びは、早期に始めていたら手に入れられなかった喜び。

もちろん、単に英語の能力だけ見れば、早期にやった方がいいかもしれない。

でも、「早いうちから英語に取り組む」ということは、同時に「英語以外のことに使う時間が減る」ということでもある。

クリエイティブの塊みたいな日本のアーティストたちの音楽を聴く時間が減る。

マインクラフトやポケモンをプレイする時間が減る。

そんな状態で、EN VTuberの歌や配信を今以上に楽しむことができただろうか。

さっきも書いたように、自分の場合は早いうちから本格的に英語を開始していたわけじゃない。

代わりに、J-POPの歌を聴いたり、日本のゲーム実況を観たり、実際にゲームをプレイしたりすることに時間を使ってた。

だからこそ、EN VTuberがマイクラやってる配信がより楽しくなってる。

EN勢がライブで輝く瞬間に熱狂できている。

いやほんとね、自分がこれまでどっぷりハマってきた「アニメ」、「ゲーム」、「音楽」、そういったエンタメすべてを1つに結びつけてくれるのが「VTuber」なんですよ。

そして今、その「VTuber」と、これまで自分がずっと興味を持っていたものの、いまいちハマりきれていなかった「外国語」が結びついた「海外VTuber」が誕生している。

タイミングが完璧すぎる。すべてがつながった。

こういう背景があるから、死ぬ瞬間までを含めて長期的に観たら、

「外国語は、始めたそのときがベストタイミング」

になるんだと思わずにはいられない。

椎名林檎を知れたのも、Shioriを知れたのも、「Shioriが椎名林檎の曲を歌ってくれた!」という喜びを得られたのも、英語を開始するのが遅かったおかげだ。

「遅かった」と表現しているけど、正確に言うと遅かったわけじゃない。

「本当の意味では、外国語の開始に早いも遅いもない。始めたその時が結果的に最適なタイミングになる」

Shioriと椎名林檎のおかげで、これを身に染みて思った。


新しい考え方、価値観を得られるときってどんなときだろうか。

海外旅行に行ったとき?

本を読んだとき?

Shioriが「ハツコイ娼女」を配信で歌ってくれたときでしょ。

というわけでShiori、お願いだから「いろはにほへと」を歌ってくれ。





いいなと思ったら応援しよう!