5年後のスマホはどうなっているんでしょうね
時々noteからも漏れ出ていますが、私はガジェットと呼ばれるものが好きでスマホも常時5台くらいは使えるものを持っています。
今だと
Xperia 1 Ⅶ:メイン
Galaxy S25:サブ。端末サイズ的に文字が打ちやすい
POCO F7:ゲーム用
Xperia 5Ⅱ:家のスピーカーに常時つないでBGM再生用
OPPO Reno 5a:こまごました用途
Rakuten Hand 5G:時々起動したりしなかったり
をつかっています。これにタブレットも4枚持っているのでこういったガジェットは好きな方だと思います(もちろんもっとすごい人はたくさんいるのは知ったうえで)
2026年販売だとOPPO X9 Find Ultraを購入しようか少し迷っていたりする次第です。
さて、それくらいは好きなので5年後のスマートフォンは、どうなっているのかなぁみたいなことも考えたりします。
2031年。たった5年先の話ですが、2021年から2026年の5年間を振り返ると、生成AIの登場によって世界は激変しました。次の5年も、同じかそれ以上の変化が起きるとすれば、スマートフォンという概念そのものが今とは別物になっている可能性は十分にあります。
いくつかの方向性を、妄想込みで考えてみます。
まず、「アプリ」という概念が消えるかもしれません。
現在のスマートフォンは用途ごとにアプリをインストールして使います。天気を調べるアプリ、地図を見るアプリ、ニュースを読むアプリ、翻訳するアプリなどなどそれぞれが独立したソフトウェアとして存在し、それぞれが独自のインターフェースを持っています。
しかし、デバイス上で動作する生成AIの性能が十分に高くなれば、この構造が変わる可能性があります。
「明日の天気を教えて」と言えば、AIがリアルタイムに天気情報を取得し、あなたの予定に合わせた形で表示してくれる。「渋谷までの行き方」と言えば、今の交通状況を踏まえた最適なルートを、あなたが見やすい形で表示してくれる。
そこに「天気アプリ」や「地図アプリ」は存在しません。AIがその場で、あなたの要求に応じたインターフェースをリアルタイムに生成してくれます。
事前に設計されたUIではなく、あなたの質問に合わせて、その瞬間に最適化されたUIが生成されるとすれば「アプリ」という固定的なソフトウェアの概念が、「AIが都度生成するインターフェース」に置き換わる世界になります。
次に、「コンテンツ」の概念が変わるかもしれません。
現在、私たちが消費しているエンターテインメントは、すべて「誰かが事前に作ったもの」です。映画、音楽、小説、漫画、ゲーム。クリエイターが時間をかけて制作し、完成したものを私たちが受け取るという形で消費してきました。
しかし、生成AIがリアルタイムにコンテンツを生成できるようになったら、この構造は根底から変わります。
あなたの好みを学習したAIが、あなた専用の物語をリアルタイムに紡いでくれたり、あなたが好きなジャンル、好きな展開、好きなキャラクター像に合わせて、あなただけの小説や映画が生成されるみたいなことも考えられます。
「良い、悪い」は別としての話ですが、「話は面白いと聞くけれどこの絵柄はなんとなく好きではない」みたいな漫画の作品もあると思います。
もしかしたらリアルタイムにあなたの好みに合った絵柄で書き換えてくれるみたいな世界はきそうです。
「今日はちょっと切ない恋愛ものが見たい」と言えば、AIがその場であなた好みの恋愛映画を生成してくれたり、展開が気に入らなければ「もっとハッピーエンド寄りにして」と言えば物語が分岐するという事もできそうです。
2026年時点でもすでにそれなりに楽しめる小説をポンと出力することが出来ますし、これから5年後となると、まぁまぁありそう……と言うよりも、このまま伸びたら起こらないと考える方が難しそうです。
こうなると、既存のエンターテインメントの価値はどこに残るのか。
おそらく、「盛り上がり」と「ライブ感」だけになる気がします。
みんなが同じ作品を見て、同じ場面で感動し、SNSで語り合うという「共有体験」だけは、AIが個別に生成したコンテンツでは代替できません。
2026年の前半、私は「超かぐや姫!」をものすごく楽しみましたが、これは作品自体が素晴らしかったというのもありますが、SNSでみんなでわいわい盛り上がれたというのも非常に大きかったと思っています。
ワールドカップの試合を一人で1週間後に録画で見るのと、スタジアムで見たりSNSで盛り上がりながら見るのが違うように、コンテンツの価値は「何万人と同時に体験する」という点に集約されていくのかもしれません。
スマートフォンの「カメラ」も変わるかもしれません。
現在のスマートフォンメーカーは、カメラ性能の競争をしています。
センサーサイズ、レンズの数、光学ズーム、ナイトモードなどなどより美しい写真を「撮る」ために、ハードウェアを進化させ続けているます。
しかし、すでに現在のスマートフォンのカメラは、純粋に「撮った」写真を表示しているわけではありません。HDR合成、ノイズリダクション、ポートレートモードのボケ処理。撮影した瞬間に、ソフトウェアが画像を加工しています。望遠写真などはもっと露骨に補正していますよね。
この方向がさらに進んだら、どうなるか。
極端な話、カメラのセンサーは「概念」だけを捉えればよくなるかもしれません。被写体の形状、色の大まかな情報、構図。この最低限の情報をセンサーが取得し、あとは生成AIがリアルタイムに「写真らしきもの」を生成するようになるのかもしれません。
レンズの光学性能ではなく、AIの画像生成能力が「写真の質」を決める時代です。そうなると、カメラにレンズが何枚ついているかはもはや意味をなさなくなります。
以前のブログで「証明写真は何を証明しているのか」と書きましたが、5年後には「写真は何を撮っているのか」という問いすら成立しなくなっているかもしれません。
そして、最も大きな変化は「使い方」そのものかもしれません。
現在のスマートフォンの使い方は、大きく分けて「検索する」「SNSを見る」「アプリを使う」の三つです。
しかし、生成AIとの対話が日常になったら、「検索」という行為がなくなるかもしれません。
今は何かを知りたいとき、Google検索を開いてキーワードを入力し、検索結果の中から適切な記事を探し、記事を開いて必要な情報を見つけるというプロセスを踏んでいますがこの一連の作業を、AIに「教えて」と言うだけで済むようになります。
今でもすでに「検索する」と言う行為をしなくなった人も多いのではないでしょうか。私は一次情報を見るとき以外で検索することがほぼなくなりました。
SNSも変わるかもしれません。
他人の投稿を眺めて「いいね」を押す行為の代わりに、AIと会話をする。AIは自分の話を聞いてくれるし、自分に合わせた情報を提供してくれるし、自分を否定ません。以前のブログで書いた「理想の相手と会話できる」という話は、恋愛に限らず、日常的なコミュニケーション全般に拡張される可能性があります。
みんながAIと会話をする世界。検索もせず、SNSも開かず、スマートフォンに向かってただ話しかけている。傍から見ると異様な光景ですが、5年後にはそれが普通になっているかもしれません。
こうした変化が本当に起きるかどうかはわかりません。5年前に「全人類がAIと日常的に会話する時代が来る」と言っても、ほとんどの人は信じなかったでしょう。
当時は「OK Google」や「Hey Siri」の時代です。もう一気に変わりましたよね。
しかし、今それは現実になりつつあります。
確実に言えるのは、「今と同じスマートフォンの使い方」が5年後も続いている可能性は、かなり低い気がしています。
アプリストアでアプリを探してインストールする。
ブラウザを開いてキーワードで検索する。
SNSのタイムラインを上下にスクロールする。
カメラのシャッターボタンを押して写真を撮る。
などなど、これらの行為のすべてが、5年後には「あぁ、昔はそうやっていたよね」と懐かしく語られるものになっているかもしれません。
5年前のスマホ、例えばXperia 1 Ⅱは「5G」の時代だ!みたいな時代でした。
10年前はレンズが2つついたスマホなんて(ほぼ)ありませんでした。
15年前はスマホの保有率自体が14.6%でした。
https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/info/news_release/2011/05/16_00-1.pdf
docomoの2011年夏モデルラインアップとかも、今見るともうずいぶんと「歴史」を感じます。
5年後のスマートフォンはどうなっているのか、そもそも「スマホ」と言われているのか(「AIフォン」とかは言われてそう?)楽しみですね。
