主塔の完成は通過点 - 気になる社説 2026.6.21
今日注目する社説
バルセロナのサグラダ・ファミリアの主塔「イエス・キリストの塔」が完成しました。このことに触れた産経の社説に注目します。
ガウディの代表作である塔の工事は、1882年に着工しました。
ガウディ自身は1926年に亡くなるまで建築工事に取り組み、その後は弟子たちが遺志を引き継ぐ形で工事が続けられました。
途中、スペイン内戦などにより多くの資料が失われたり、資金難に襲われたりといった苦難を乗り越えて、主塔の完成にたどり着きました。
社説では、この建築工事に日本人も関わってきたことが紹介されています。彫刻家の外尾悦郎さんです。日本も関わっていた事実は初めて知りました。
今年はガウディ没後100年。その節目の年に、主となる建物が完成しました。
しかし、これで工事は終わりではなく、「栄光のファサード」と呼ばれる聖堂のメインとなる正面玄関や、それに続く巨大な階段を造る工事が残っているそうです。周辺の建物の取り壊しが必要、とのことで、工事だけでなく、用地買収や地元住民との調整に時間がかかりそうです。
2034年から2035年といわれる全体の完成。ちょうど高齢者の域に差し掛かるタイミングですが、完成した姿を直に見に行かれるよう、財力と体力をつけていきたい。そう思いながら今日の社説を読みました。
[抜粋]近年は技術の進歩で建設が飛躍的に進む一方、古い部分は修復が始まっている。世界を見れば今も戦禍で文化財が失われている。造ることは祈ることだ。自らは完成を見ずとも世代を超えて受け継がれるサグラダ・ファミリアは、未来を信じ託せる人の力の象徴である。↓
その他の各紙の社説
[抜粋]浮かび上がるのは、加速するAIの能力向上に、安全基準の策定や運用が追いつかない現実だ。悪用や誤用を防ぎながらAIを普及させる国際的な枠組みを早急に整える必要がある。↓
[抜粋]長い目でみれば、人間とクマとのすみ分けが重要であることは間違いない。人の手が入らなくなった里山を整備することで、クマが人里に近づきにくくなる。生息数を把握し、増えすぎないようにすることも欠かせない。↓
[抜粋]むろん国旗を損壊する行為に嫌悪感を抱く人は少なくないだろう。一方で政府への抗議を表明するために国旗を燃やすなどの行為は、近年の香港をはじめ洋の東西を問わず行われてきた。それを刑罰で抑え込もうとするのは、憲法が保障する表現の自由や思想・良心の自由の重みに照らしてまっとうなことではない。↓
[抜粋]トランプ氏が独立記念日の祝典を合衆国の祝福ではなく、大統領崇拝の機会と捉えているとの批判もある。「党派的だ」として大規模ロックコンサートに出演予定だったアーティストの辞退が相次ぎ、ホワイトハウスで開催された格闘技イベントは高額なチケット代金が問題視された。↓
[抜粋]対話型AIは肯定的に反応するよう設計されている。負の感情をぶつけ続ければ、それすらも肯定されてネガティブな思考に陥っていく危険がある。気分が沈んでいる時には使わない、友人や家族にも相談する、といった心がけが求められる。↓
[抜粋]大学の主役である学生の行動を職員組合が妨害した点も深刻だ。学生主体の学園祭は広い意味で「学問の自由」「大学の自治」に関わる。それらを、こともあろうに大学の職員組合が傷つけたのだから、常軌を逸している。↓
[抜粋]日比交渉について、中国が国連海洋法条約の原則に違反すると主張したことにはあきれる。この条約に基づく仲裁裁判所が16年に南シナ海の主権を巡る中国の主張を否定した際、判決を「紙くず」と切り捨てたのは中国自身だ。↓
[抜粋]事故調が一昨年、トレーナーと利用者の双方に行ったアンケートの結果によると、トレーナーの4割超は指導中に負荷をかけ過ぎたと思った経験があり、1割は安全対策を学んでいなかった。↓
