事情を知れば知恵が出る/事情を知らねば不満が出る
非効率な業務に対して「なぜこうなっているんだ」と感じる場面は少なからず遭遇したことがあるのではないでしょうか。
あるいは、建設的な議論をしたいのに感情が先立ってしまい、議論が堂々巡りになってしまうことってないでしょうか。
現代の社会や組織、人間関係はとても複雑化していて、具体的な施策について「これが正解」と言えることは少ないのです。恩恵を受ける人もいれば、恩恵を受けられない人もいます。恩恵を受けられない人からすれば「意味がわからない」という不満に繋がってしまいます。
不満は情報の非対称性から発生する傾向があります。上司と部下の関係で不満が出るのは、情報の非対称性からきていることが多いのです。上司は構造的に様々な情報が集まりやすく、それらの情報を総合的に分析して意思決定をするのですが、部下はそれらの情報の全てにはアクセスできず、上司の意思決定に対して理解が及ばないことが「不満」として表出します。逆に、現場から離れた上司に情報が不足していることもあり、その場合は上司側が不満を持つこともありますよね。現場の事情を知らない上司、のように揶揄されたりもします。
「透明化」というのは情報の非対称性をなくし、同じ情報を持てるようにすることです。しかしながら暗黙的な情報というのは共有するのが難しかったり時間がかかったりします。このため、不満が先立つこともあるでしょう。
このような時、まずは主題にあるように「事情を知れば知恵が出る/事情を知らねば不満が出る」という構造を思い出すようにしたいと思っています。
「意味がわからない」と言う前に事情を知るよう行動することで、新しい発見や建設的なアイデアに繋がるかもしれませんね。
