見出し画像

FOODEX JAPAN 2026|フランスパビリオンで出会った珠玉のワインとフード&即興ペアリング




【全文無料公開】

はじめに


この度、東京ビッグサイトで開催された大イベント「FOODEX JAPAN 2026」に参加させていただき、多くの魅力あふれるワインをはじめとする飲料と出会いました。

その模様をこれまでにXやInstagramでも発信させていただきましたが、その中からいくつかをピックアップして、あらためてご紹介させていただきたいと思います。

今回、3日間にわたって回らせていただいたのは「フランスパビリオン」
今年もフランスパビリオンはワインをはじめフードも多彩で、非常に多くの方々が訪れていらっしゃり、常に賑やかで盛り上がりを見せていました。
これほど多くのフランスの飲料とフードが一堂に会することはなかなかないということで、今年も得意の「即興ペアリング」の提案もさせていただきました。

ということでFOODEX JAPAN 2026編の第一弾となる今回の記事では、ワインペアリングをメインテーマとしてご紹介してまいりたいと思います。


ワインの勉強を始めるきっかけとなったフランス料理とワイン

フランスはこれまでに8度訪問、パリでホームステイや語学研修、レストランでのサービスの仕事も経験しました。

ワインの勉強を始めるきっかけとなったのもフランスの料理とワインであり、長年ソムリエとして人生を過ごしてきた私にとって、フランスは特に思い入れのある国です。

今回の目標はなるべく多くのブースを巡り、未輸入のアイテムも含めて、フォロワー様にご紹介したい素敵な商品を発掘して発信すること。

日本ではまだあまり知られていないさまざまなワインや飲料、フードをテイスティングしながら、来日された皆様からいろいろなお話を伺い、多くの魅力的なアイテムに出会うことができました。



南西フランスの新感覚赤ワインとペアリング



まず最初はこちらへ。

フランスパビリオンの各ブースから集められた選りすぐりのアイテムが一堂に会していて、試飲もできるので、これからブースを巡っていくにあたり、気になる商品を先に把握することができます。


一際目立つラベルを発見


よく見るとブドウ品種はタナとカベルネ・ソーヴィニヨン、いずれもしっかりとしたタイプの赤ワインをつくる品種です。

早速ペアリング


こちらPLAIMONTが出展している南西フランスの赤ワイン「PAPAROC」が気になってまず最初にテイスティング。

ブドウ品種は先述したように、タナ&カベルネ・ソーヴィニヨンで、一般的には色調が濃く、黒系果実とスパイスのアロマ、しっかりとしたタンニンと凝縮した果実味をもつワインが生まれますが、こちらワインはそのイメージを覆すスタイルに仕上がっています。

赤い果実の豊かなアロマと果実味があって軽やかでジューシー、心地よいタンニンとしなやかな酸味との絶妙なバランス。
さっそくですが、ペアリングにトライしてみたくなりました。

ワインの産地と風味を意識して、Traiteur de Parisのバスクチーズケーキに赤い果実のジャムを添えて。
とてもよく合います。



チョコレートタルト×赤ワインの王道ペアリング


続いてはこちらへ。


70年の経験からプレミアムフローズンフードを生産する「オノレ」


ショーケースの中がとても華やかです。


リンゴのタルトも大好きなのでかなり気になる。


しかし、特にチョコレートとカヌレ好きとしては最上段がもっと気になるところ。


さらに近づくとやはりかなり美味しそう。

 
そして、


なんとチョコレートタルトを最初のウェルカムブースまでもってきてのペアリング。快くタルトをプレゼントしてくださり本当にありがとうございます。


オノレのチョコレートタルトに合わせたのは
「セリエ・デ・ドファン」のブースで発見した
南フランス ラストーのDomaine de Galuvalの赤ワイン。
ブドウ品種はムールヴェードル、シラー、グルナッシュで、黒系ベリーフルーツの風味とスパイス感、適度なタンニンと豊かなコクと果実味が、チョコレートタルトにとてもよく合います。



ロゼワインとオリーブオイルの華やかなマリアージュ


続いてはとても華やかな組み合わせのご紹介。

初日の最初に訪問したブースでいきなり気に入ったプロヴァンスのロゼワイン。


ファミーユ・マイエ
とても丁寧に解説していただきました。


続いてはこちらへ

アロリヴィエ
プロヴァンスつながりということで、ワインに続いてオリーブオイルをテイスティング。
なんとキャビア風味のオリーブオイルもあります。
どれもとても風味豊かで美味しさがあふれてきます。


そして、ペアリングを実践。

ワインとオリーブオイルのマリアージュ


プロヴァンスのロゼワイン「1860 ルイ マイエ」とアロリヴィエのオレガノ風味のオリーブオイル、そこにフランボワーズ風味のヴィネグレットを少し加えてペアリング。
土地、風味、色調、酸味、強弱、どの観点から見ても相性抜群です。




マカロンと白ワインの極上ペアリング



続いてはこちらのブースへ。


オリヴィエ・エム
色彩豊かなマカロンが並びます。見ているだけでポジティブな気持ちになれる。
まさにマカロン天国


オリヴィエ・エムは、10年以上にわたり、情熱と精緻さをもってフランス菓子を作り続けてきました。
マカロンからエクレア、ジェラートに至るまで、ひとつひとつのお菓子が繊細な味わい、洗練された食感、そして優雅な外観も含めて提供することを意識しています。
最高品質の素材のみを使用し、添加物は一切不使用で、職人が手がけるスイーツは、純粋で心に残る贅沢な美食体験を届けてくれます。



そして次はワインのテイスティングへ。


メゾン・マルレール


南西フランス ガスコーニュの白ワイン「ユヌ・ニュイ・デテ(夏の夜)」ブドウ品種グロ・マンサンから生まれた豊潤な香りと味わい。ユニークなラベルとネーミングにも惹かれます。


カオールの「キュヴェ ガストロノーム」が個人的にとても気に入りました。


C’est tellement bon, fais attention ! (すごく美味しいから気をつけてね!)と言われて飲んでみたら本当に美味しかった。まろやかで豊潤な味わいが、長い余韻として続いていきます。


ユーモアを交えながら楽しく的確な解説をしてくださり、ありがとうございます。



ということで、ペアリングにチャレンジ。


ワインとマカロンのペアリング。
南西フランスの白ワイン「ユヌ・ニュイ・デテ」ブドウ品種はグロ・マンサン。南国フルーツのアロマ、ほのかに甘さを感じる豊潤な味わいが魅力。
今回は、オリヴィエ・エムのマンゴー&パッションフルーツのマカロンとのペアリング。色調、アロマ、風味、テクスチャー共に相性抜群です。




ドライ白×マカロンの挑戦


それでは今回の記事の最後に、我ながらちょっとチャレンジングなペアリングに挑戦致しましたので、ご報告致します。

南西フランスの白ワイン「エリア プレモン コート ド ガスコーニュ」ブドウ品種はコロンバール。
レモンやハーブの香り、爽やかな酸味をもつドライな味わい。こちらにはオリヴィエ・エムのレモンマカロンをペアリング。 

通常スイーツとワインを合わせる時の最大のポイントが、甘味の度合いをそろえること。
フレッシュでドライな白ワインは主に、新鮮なシーフードや野菜を使った前菜などと合わせることが多く、アペリティフ的な役割を果たすことも多いですが、今回はその真逆とも言える、甘味をもつデザート的存在であるマカロンを合わせてみました。

もちろん勝算はあった上でのペアリングで、甘味の観点以外から見ると、ロジックは成立しています。
生産国、色調、アロマ、風味、酸味、テクスチャー、強弱などは全て理論的に合っているため、実際に合わせてみると、やはりその相性は抜群でした。
マカロンがワインの甘味を補うような働きも見せて、見事な調和を見せてくれたのが、とても印象的です。

田邉のInstagramでその模様の動画も公開していますので、合わせてご覧いただければ幸いです。



まとめ|今回の発見とこれから


今回のイベントで出会った魅力的なワインとフードの数々。あらためて多くの発見がありました。

このように素晴らしい機会をいただき心から感謝すると共に、フランスワインと料理がきっかけでこの世界に入り、育てていただいた者として、これからもフランスの飲と食の魅力を日本にシェアし続ける存在でありたいと思いました。

今回の記事では、ワインペアリングを中心としたご紹介となりましたが、他にも素晴らしいワインとのたくさんの出会いがありましたので、引き続き、ワインやフード、そしてノンアルコールワイン等もご紹介したいと考えています。

最後までご覧いただき誠にありがとうございました。また次回の記事でお会いできるのを楽しみにしています。


ワインディレクター・ソムリエ
田邉 公一






いいなと思ったら応援しよう!

田邉 公一 🍷 Wine director 最後までご覧いただき、心より感謝いたします🥂