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イーロン・マスクの宿敵が2025年に顔を上げる

今の宇宙産業は、イーロン・マスク率いるSpaceXの独壇場に見える人もいるかもしれません。(全否定はしません)

ただ、イーロンには長年のライバルがおり、その人が2025年に顔を上げるかもしれません。

不用意に煽ってしまいましたが、Amazon創業者のジェフ・ベゾスです。
ベゾスは宇宙企業も興しており、過去にこんな書籍も発刊されています。

具体的には、2000年にベゾスはBlue Originという企業を立ち上げました。

その2年後にイーロンがSpaceXを創業します。今はバチバチの競合ですが、初期のころは情報交換をしていたようです。

そのBlue Originですが、主に下記事業を営んでいます。
1.ロケットの開発(他社向けエンジン開発も)
2.民間宇宙旅行サービス
3.宇宙ステーションの開発
4.衛星サービス

イーロンが火星移住を目指してるのに対して、ベゾスは地球保全のため周辺の衛星・惑星を活用しよう、というスタンスです。

そのなかで、事業の中核を担うのがロケット開発です。

既に民間宇宙旅行向け含めてサブオービタル(軌道に乗せずに行って帰る)までのロケット開発実績はあります。
その次世代ロケットにあたる「ニューグレン」が、ついに1/13 (現地時間。予定通りだと日本時間同日午後)初飛行が決まりました。

輸送ビジネスなので、その格納容量は重要な評価指標です。

下記によると、大体Falcon9の2倍で、しかもより幅広なので大規模構造物の輸送に向いているようです。

https://phys.org/news/2025-01-blue-giant-glenn-rocket.html

今回はテスト飛行ですが、商用化した時には既に、火星探索や商用通信衛星を積むことがほぼ確定しています。

特に後者はベゾス本人にとっても重要な意味を持ちます。

その通信衛星計画の名称はAmazon社の「カイパープロジェクト」。ようはSpaceXのStarlink通信衛星と同じく、インターネット環境を提供します。

丁度1年前にもこの件は投稿しましたので詳細はこちらで。

当時はまだロケットが未熟でSpaceXに頼らざるを得なかったのですが、ついに今回のテスト飛行に成功すれば、自社ロケットで「自社」衛星を打ち上げる準備が整ったことになります。

「自社」と書きましたが、
「あれ、もうベゾスってAmazon離れたよね?」
と思った方もいるかもしれません。

その通りですが、今でもベゾスはAmazonの最大株主として影響力を持っています。
ただ、段階的に株を売却しており今後は何とも言えません。(個人的にはBlue Originと共生する判断をすると読んでいます)

このカイパープロジェクトですが、まだ試作機2機のみ、つまり実質的には2025年がゼロスタートです。

一方Starlinkは約7000機が稼働していますが、現時点での計画では、
2026年夏までに約1000機、2029年夏までに3236機を打ち上げる予定です。(当局への申請時にそれで承認)

一見途方もない計画に聞こえますが、なにより莫大な資金を持つAmazonです。少なくとも2025年の成果を見るまでには一笑に付することはできません。

ということで、2025年はイーロン長年のライバル「ジェフ・ベゾス」に注目しています。

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