料理・レシピにおいしい!と心からの自信が持てません。
あなたは、あなたの感じる「おいしい」に自信をもてますか?「おいしい」のひと言に対してどのくらいの責任をもてますか?
……いきなり重たい質問をしちゃって、すみません。でも、味覚に自信を持つのって、むずかしくないですか。
同じ人でも季節や体調、気分によって、嗜好が変わってくると思います。誰といつどこで食べるか?その場の雰囲気によっても、感じ方は変わるのではないでしょうか。
料理のお仕事をしていると、その味に「自信をもって!」といわれることがありました。でも、私のスタイルとしては、無理矢理「おいしい」に自信をもつということに対して、違和感があります……。だって、感じ方は人それぞれだしな……と。むしろ自信がないからこそ、正解がないからこそ、自分のレシピ・味を探究できるのでは?お仕事なら丁寧なヒアリングのうえで相手にぴったりの味が提供できるのでは?と思います。
「おいしい」よりうれしい言葉
おいしい・おいしくない、という曖昧なジャッチよりも。好きだなあと思った考え方があって。それは、「いつか思い出して、また食べたいと思うか。」というもの。どなたの言葉だったか、忘れてしまいましたが、素敵な表現ですよね。
「おいしい!」よりも、「また食べたい!」のほうがウソがつけないし、本音に聞こえる気がします。人に例えても同じで、「すてき!憧れる!」よりも「また会いたいか」「毎日一緒にいたいか」が大事ですよね。
レシピの本当の価値
前に、2〜3週間で考案するレシピと、何世代にも受け継がれるレシピ、どちらに価値があるのだろうと考えたことがありました。
2〜3週間の間に、「また食べたい」を判断するのは、なかなかむずかしい気がします。それよりも誰かが週イチ必ず食べている料理や、一年に一度の楽しみにしている味、夏になったら必ず作るものなど。まだまだ世にでていない、味・レシピがたくさんあるんじゃないかな。まるで未知の世界への入り口のようで、そちらに興味が向きます。
簡単・時短・アレンジレシピは必要?
簡単レシピ、時短レシピ、アレンジレシピなんかがあふれてますが、人は意外と一途に同じようなものを食べ続けているような気もします。
「レンチンでも作れるけど、私はせいろで蒸す時間が好き。」「炊飯器のほうが簡単だけど、私は土鍋ごはんが好き。」そういうのってありませんか。斬新さ・便利さより大切なものってありますよね。
食べ慣れた定番の市販菓子に、期間限定のメロン味がでて。買って食べてみたら……「やっぱりいつもの味がいい。」ってなるのと同じような感じとか。(これ伝わってほしい。笑)
つまり、本当に好きで安心する味というのは、そう簡単にはぶれないし、変わらないのかなと思います。
私自身もネットでレシピを見つけても、はじめから自分なりの作り方や調味料に変えてしまって。すべてをレシピ通りに作ることは少ないです。私がアップしているレシピも皆さん、自分なりの工夫を加えて作り、自由に楽しんでいる様子が伝わってきます。レシピの楽しみ方として、とても健全なあり方だなあと。つくれぽでの交流が私が大好きです!
もっと気軽でシンプルでいい
たぶん、「おいしい」「おいしくない」と、人にとやかく言われるのではなく、気軽に考案してこそ、レシピは魅力を発揮します。
それに、万人が共通に思う「おいしい」とは?それこそ幻想で、存在しないかもしれないし……。
何より日本にはおいしい食材がたくさん、スーパーでもコンビニでも手に入ります。おいしい食材って、めんどうな調理が必要ないんですよね。私もこれからもっと食材の味に、いい意味で頼って、シンプルイズベストな料理を作っていきたいです。
気になるエンタメレシピ
SNSのダイエットレシピで今まさにバズっている、ある若者をフォローしています。彼はとてもユニークで、サービス精神旺盛で。でも、紹介しているレシピを実際に作ったことがあるフォロワーはごく少数らしい……。彼はダイエットレシピをメインに投稿しているのに。レシピ云々よりも、人柄・個性が面白いからつい見てしまう。これってすごいことだと思います。
ダイエットレシピを、もはやエンタメにまで昇華させてしまったということですよね。
それにいざマネしようと思って見ると彼のレシピ、ちゃんとヘルシーだし、簡単だし、おいしそうなものが多い。まじめな彼の一面がレシピから垣間見れる。それもまた魅力なのかもしれません。レシピより人柄、発信方法が大事なのだと、彼から日々学んで(推して)ます。
個性のあるレシピを発信しよう
型にはまったレシピ、個性のないレシピは、ぶっちゃけつまらない……。考案する側がつまらないのに、受け取る側の心に響くことはあるのか。
なのでもし、お仕事のレシピで1週間の納期だとしても、コミュニケーションを怠らず、繰り返し作りたいレシピになるよう試作を重ね、それまでの知見をすべて反映させたレシピを生み出したいです。そのためにも日頃から、毎日を丁寧に生きることが必要になってくるのかな。
心を動かすプロフェッショナルな人たちは、ひたすら夢中に楽しく、お仕事してると思いたい。私もそういう大人になりたい。なんだか生意気なことを書きましたが(汗)これからも、自分の納得する考え方、生き方、レシピを大切にしていきたいと思います。
お仕事に関しての補足:
そのときのスケジュールにもよりますが、1〜3週間以内でのレシピ考案・撮影・納品が可能です!
お仕事もただテーマやフォーマットに沿って進めるのではなく、心を込めて、コミュニケーション(ヒアリング)を大切におこないます。限られた時間だからこそのひらめき、アイデアも楽しみのひとつです。短い納期でもがんばりますのでぜひ、ご依頼ください。
▼依頼用メールアドレス:小嶋絵美まで。
kojimaemi.nutritionist@gmail.com
