熱くなるな❣️台湾を今一度俯瞰して眺めてみる
台湾の屋台。私は台湾へは4、5回行ってますけど。夜の屋台にお出かけしたのは、1回だけ。賑わいもさることながら、美味しい屋台料理とカオスな熱気。それだけで、元気になっちゃうのよね。
そう、台湾といえば、ビンロウ。最近は台北あたりでは見かけなくなったと思いますが、怪しいお姉さんが道端で売っていることがある。ビンロウは、一種の麻薬。スモモみたいな中にそのお店のそれぞれの味付けをして、それを口の中でくちゃくちゃ噛む。長距離トラックの運転手さんが眠気覚ましに噛むことが多いとか。以前は、台北の空港で飛行機を待っていると、隣の青年が倒れてしまったのよ。周りの人が、ビンロウの取りすぎだろうって。
好奇心のある私は、1つだけ、試したことがあります。あのね。喉の奥が詰まった感じになって。口の中がずっと痺れている感じ。もう絶対に食べないと誓ったのを覚えてます(笑)
さて、今日は、台湾の魅力を伝えるnoteではなくて、もう少し国家レベルの話をしておきましょう。日本政府でも「台湾有事じゃ!!」と騒ぎ立てているし。テーマは「熱くなるな❣️台湾を今一度俯瞰して眺めてみる」です。
台湾は、この200年は本当に激動だった。しっかり歴史的なことを書いていきたいのだけど、数万字になるので、今日はアウトラインだけね。
まず、国家かどうか?そもそも、「国家承認」を台湾に与えている国はどれくらいでしょうか?
20カ国
実は、たったのこれだけなの。もちろん中国に忖度もあるかもしれませんが、でかい小さいは関係ないでしょ。これが事実。EUなどでは、台湾は、中国での「内紛問題」として捉えています。
「その汚い首は一瞬の躊躇もなく…」
高市発言を受けて、昨年の11月。大阪の中国総領事:薛剣氏の発信が物議を醸し出しました。
そもそも、日本が台湾を守るって、いうロジックがあるとすれば、現在の日本政府の対応は、「内政問題」に首を突っ込むということ。もちろん数の論理でのことですが。
少し話は変わりますが、台北には故宮博物院があります。その地下に刻まれている中華の歴史。そこには、夏という国から始まる8000年の華人の歴史が刻まれている。それもまた事実。それは何を意味するのか?
少しだけ、台湾の近代の歴史を記しておきますね。
・1683年 清による併合(以前はスペインやオランダなどに支配されたことあり)
・1895年 下関条約により、台湾は日本に併合されます。その間は、ダムや橋、病院などの生活インフラが整った反面、日本語教育や皇民化政策が採られ、台湾人からすれば、飴とムチの世界だったに違いありません。
・1945年 日本の敗戦と共に中国国民党へ引き渡されます。一時は祖国復帰と喜んだこともあったようですが、政府官僚の腐敗が進行。いわゆる悪政により、国民の不満が高まります。米不足、失業問題、旧日本が整えたインフラも劣化して、荒れていきました。
・1947年 二二八事件勃発。不満を募らせた国民は、密輸タバコを売っていた女性を政府職員が暴行。一気に国内がデモやストライキが広がります。それを、中国本土から国民党は軍隊を派遣。鎮圧に走ります。知識人をはじめ数千人から数万人が亡くなった台湾で最も大きな事件です。黒歴史ですね。
・1949年 国共内戦(国民党と共産党の戦い)。その戦いに敗れた蒋介石以下の国民党は100万人以上が台湾へ移ったと言われています。正確な数字は分かりません。
・1949年〜1987年 戒厳令
その後、共産党のスパイにビビっていた蒋介石は、長きにわたり戒厳令を敷きました。もちろん工業化など、良い面もあったのも事実です。つい最近まで戒厳令ですよ。日本はバブルでディスコで踊っていた時期までです。長いですね。
そもそも、台湾には原住民がいたわけで、その人たちからすれば、支配の歴史でしかないのも、また真実でしょう。
この台湾という土地は、このように一筋縄ではいかない歴史を持っている。もっというと、政治的には微妙だけど、経済は台湾から中国本土へ投資が進み、既に切ってもきれない関係。もっといえば、台湾企業のTSMCは、ファブレスメーカーであるエヌビディアの半導体を作っていますし。だから、軽々しく、国だとか、中国の一部だとか、外部が軽々しく口にする問題ではないのです。
ここからは、私見。
台湾にも友人がいます。マナーは中国本土よりも高いですが、文化や国民性も、非常によく似ています。やっぱり日本、日本人とは明らかに異なります。言語も中国語ですし、時が来たら、国家という意味では、1つになるだろうと思っています。戦争じゃなくてね。戦争して台湾を焼き払っても、誰もメリットがありません。所詮「戦争は、経済」ですから。だから、台湾有事はない。あってもパフォーマンスでしかないのです。
